好きな色は最高のモチベーションUPツールだ -「攻略本だけが正解じゃない」とわかった私の経験談
本日は、
「モチベーションの上がらない仕事を、
好きな色で解決する方法」
をご紹介します。
だれにでも、前向きに取り組めない仕事があると思います。
上司から押し付けられた資料作成、苦手な相手先との交渉事など。
このようなイヤな仕事に立ち向かうには、「好きな色」を取り入れることがポイントです。
デスクに好きな色のコップや文房具を置く、ということではありません。
今回ご紹介するのは、内発的な動機付けを高めることで解決する方法です。
実際、私自身が担当した仕事に前向きに取り組めていなかったとき、この方法を思いつき、自分の気持ちを切り替えることができました。
・イヤな仕事はいつも後回ししてしまう
・何ごともセオリーどおり進めがち
・仕事に情熱を注げない
1つでもあてはまる方は、ぜひご覧ください。
ある経験談
私は人の作った資料でプレゼンするのが苦手です。というか、できません。
たとえ前任が作ってきた立派なものがあっても、作り直します。
なぜか?
自分の気持ちがまったく乗らないからです。まるで棒読みな説明しかできません。
以前、ある事業者向けのセミナーで一度だけ、人の資料でプレゼンしなければならないケースがありました。
開催まで1週間しかなく、すべての資料を作り直す時間がなかったのです。
しかし、どうしてもスライドの作り方や色使いが気になってしまいました。
このままだと絶対にうまくいかないことがわかっていたので、限られた時間でできることを考え、配色を若干変えることにしました。
資料のアクセントとなる部分を、自分の好きな色(黄色、紺色)に変えたのです。
すると、本番では熱を込めて、自分の言葉でプレゼンすることができました。結果的にそのセミナーは無事成功し、100人ほどの参加者からは満足のお声をいただきました。
あのとき資料に何も手を入れずにいたら、このような結果にはならなかったと思います。
そこから得た気づき
「好きな色」は自分の心理状態や性格を表す、と言われています。
いわば、自分を映し出す鏡です。
あのときの私は、好きな色をプレゼン資料に使うことで、「この資料は自分が作ったものだ」という感覚を自然と持てるようになっていました。
人が作った資料と自分が作った資料、どちらがより気持ちを込めてプレゼンできる?と聞かれたら、99%の人が「自分の作った資料」と答えるでしょう。
たしかに、その場しのぎで手を入れた資料は、配色のセオリーには則っていなかったかもしれません。
しかし、セオリーどおりにやることが最高の結果につながるとは限りません。
「自分ごと」にすることこそ、その仕事に前向きに取り組み、結果を出すために必要なのです。
自分ごとにできれば、「内的な動機付け」でアクションできます。内的な動機付けとは、自分の内面から沸き起こるものです。対義語は「外的な動機付け」で、外部の評価や賞罰などによるものです。
内的な動機付けのほうが成果が上がりやすく、困難が起きても前向きに立ち向かうことができます。
この意味で、私が好きな色をアクセントカラーとして使ったことは、
・全体の色みは変えなくて済むと同時に
・資料が好きな色によって「自分ごと」になった
という点で非常に効果的なものでした。
好きな色は内発的動機付けを高める最高のツールだ
人の書いた攻略本があれば、ゲームはクリアできます。
しかし、人生はそうではないと思います。
ときにセオリーから外れたり、本に書いてないことであったとしても、自分の気持ちが前向きになれて、そこに情熱を注げるのであれば、一度やってみるべきだと思います。
イヤなことも少しずつ「自分ごと」にしていけば、いつか本気で取り組みたくなることに変わります。
好きな色は自分を映す鏡であり、また自分の心や性格を可視化できる数少ない方法です。だからこそ、色はコストをかけずに「自分ごと」にできる最高のツールなのです。好きな色によって、内発的な動機付けが高まります。
もしかしたら、資料作成は会社指定のフォームがあって自由が利かない、という方もいると思います。
そのときは、いきなり対外的な資料はダメでも、社内の資料であれば融通が効くかもしれません。できるところから始めるのが大事だと思います。
本日は、好きな色によってイヤな仕事に立ち向かう方法をご紹介しました。
緊急事態宣言が解除されました。これまでの在宅ワークから、再び電車通勤の日々が復活する人も多いと思います。
在宅仕様のワークスタイルが出来上がりつつあったなか、もう一度軌道修正しなければなりません。
無意識にもストレスがかかる状況ではありますが、自分自身の好きな色を使って、この状況を乗り越えていきましょう。
▲今日は28日目
最後までお読みいただき、ありがとうございました!