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“最も強いチーム”と“最も凄いチーム”は違うんじゃないか? 

B.LEAGUEにわかファンの私があらためて公式ホームページを読み込んでいるシリーズ、今回は「順位」のページを見ていて思ったことです。


「順位」ページ

Bリーグの歴史は16-17シーズンからとまだわずかに8年。徐々にアーカイブがたまってきている状態です。
ページにはこれまでのレギュラーシーズンとプレーオフの結果が掲載されています。

数字の羅列ではありますが様々なドラマが繰り広げられてきただろうことは容易に想像がつきます。

そこで感じたことなのですが、B.LEAGUEはプレーオフで下位チームが勝ち上がっていることが目立つようです。
シーズンを通し最も強かったチームが一発勝負では下位チームに破れてしまっています。”強さ”と”凄さ”と言い換えるのは少し乱暴かもしれませんが、いずれにしても“安定的な強さ”と“一発勝負の強さ”は違った能力が関わっているように思えます。

過去の数字

過去3シーズンをさかのぼってみると次のような数字となります。
23-24シーズン Q.ファイナル上位勝ち上がり1/4、ファイナルは西#3広島over西#2琉球
22-23シーズン Q.ファイナル上位勝ち上がり2/4、ファイナルは西#1琉球over東#1千葉
21-22シーズン Q.ファイナル上位勝ち上がり3/4、ファイナルは東#3宇都宮over西#1琉球
緒戦で上位チームの50%が破れています・・・。

実際に私はそれほど多くの分母で調べた数字の裏付けを取っているわけでなくほぼ主観レベルですが、プレーオフには何らかの変数が関係している印象を受けます。

バスケットは番狂わせが多いスポーツ?

ちょっと本題から外れますが、実際にバスケットは番狂わせが起きやすいスポーツなのでしょうか?私が中学生くらいのころはサッカーや野球の方が起きやすいと漠然と考えていました。アメリカの大学バスケットは番狂わせが頻発しますが、そちらが特殊と思っていましたが、B.LEAGUEの数字を見るとそうとも言えないようです。
いずれにしても数字上B.LEAGUEは観戦者にとって楽しめるリーグだといえます。

プロ野球は?


NPB.JPより


ついでなので国内プロスポーツの大先輩にあたる野球と比較してみると・・・。
日本シリーズ前のプレーオフにあたるクライマックスシリーズは過去33回の内、#1の日本シリーズ進出は81.8%です。同じ数字でB.LEAGUEは64.2%なので大きな差があります。
この点からもB.LEAGUEはより競争が激しいリーグといえます。これは同時にコンペとして魅力が高いことを意味しているといってよいと思います。

余談になりますがプロ野球にクライマックスシリーズが導入される際、否定的な空気もありました。落合監督のような理知的な方でも、レギュラーシーズンの意味がなくなるという理由で反対されていたように記憶しています。
この点から、野球はプロスポーツとして独自の文化を持っているなと思います。
単純な興行とは違った価値が含まれているスポーツと言えるかもしれません(これは“プロ”ではなく“野球”が持つものかもしれませんが)。

まとめ

ホームページの24-25シーズンの欄はまだ数字が入っておらず白紙の状態です。ここから8ヶ月間に渡り約60試合が行われます。どんなシーズンになるのでしょうか?シーズン中やオフにこのページを見て一喜一憂するのが楽しみです。


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