#11 Collective Intelligence [シェアオフィス運営/客室乗務員/コロナ起業家/大手IT企業事業企画/研究員] 4min Knowledge Sharing
開催日: 2020.06.03 19:00~19:45
参加人数:9人
企画趣旨
オンライン化が進み異業種の交流の機会が減少している。一方で未曾有の危機に瀕した今だからこそ知の共有が必要なっている。
この企画は、異なる業種につく六人をあつめ3つの質問の答えを4分間で話してもらいナレッジシェアを行うことで異なる視座を見つける企画です。
運営方法
各業界、各当事者が
「1 何が変化し」
「2 どういった対応を取り」
「3 何が新たな課題/好機として現れたか」の3点を中心に5分間でナレッジシェア。
【ナレッジシェア】
[シェアオフィス運営の人]
永田町GRIDの管理人(シェアオフィス)
個人で月額定額で全国の家住放題サービスADDressや、オンライン就活支援をやっている。
・コロナ前後でなにが変わったか
ビル一棟丸々シェアしている。
イベントスペースレンタルとシェアオフィス・コワーキング事業
イベント予約は閑古鳥状態。
シェアオフィスも契約席数減らす企業ありで打撃。
一方で、シェアオフィスは問い合わせが増えた。
昨年対比で、2~2.5倍。オンライン内覧は行っているものの実際見てから入居したいという声が多く、緊急事態宣言下では動けなかった。どうオフィス価値を提供するかが課題。
イベントスペースは動画配信サービスをスタート。
オンライン株式総会や記者会見等、開催する必要のあるイベントで早速予約が入った。今後、需要が高まる想定。
・新たなチャンス/課題
オフラインよりオンラインのほうが集客しやすいターゲットがある。いまはオンライン発信を社内からだしていて、共感者を増やすタイミングと認識。
[客室乗務員の人]
・コロナ前後でなにが変わったか
運行数が減少。半分以下に。
フライト出勤日数17日から2日へ。。。
アンケート結果によると、お客様の満足度は高まっている。
リモートmtg、テレワークで仕事を進めている。
ビニールの代わりにダンボールを仕切りに使っている。
役員報酬やボーナスがなくなった。
・新たなチャンス/課題
航空チケット収入以外も模索中。コスト面も下げていく取り組みも。
主な取り組み→インフライトサーバー
・・・機内のスマホで注文可能へ。スマホで自社提供のメディア音楽も楽しめる。(紙の削減へ!)
[コロナ起業家の人]
不動産IT企業で営業経験
今は、「不動産版メルカリ」事業を中心に人材・観光・食・芸能の会社運営
「きっかけ基地」という20代限定のコミュニティを運営
・コロナ前後でなにが変わったか
コロナと同時に起業。
今は、コミュニティ運営と貯金で生活。
お金を使わなくなった。→食費くらい。
オンライン化によって、地方の人とのコミュニケーションは盛んに。
オフラインでやっていたイベントもオンライン化したことによって、地方の人も参加できるようになった。
・新たなチャンス/課題
オフラインのつながりもオンラインと分けて大切にしていきたい。
アフターコロナはどう変わるんだろう。
[大手IT企業事業企画の人]
大手IT企業の営業企画
・コロナ前後でなにが変わったか
結論:「そんなに変わってない。」
もともと会社近く、チームメンバーが遠方のため、WebMTGも毎日していたため特に変化なし。
しかし、空気を読んで話しかけにいくことはできなくなったため、MTG方法を変えた。
雑談促進のために、議題と関係の無い話をするようにしたり、報告事項を減らして議論を中心にしたりしている。
・新たなチャンス/課題
コロナは歴史の教科書にのるような出来事。
オリンピックに向けてインバウンドを期待し、1点集中の大きな投資をしていた会社は1年回収が後ろ押しになってしまった。
今後も何が起きるか誰も予想できない。
→1つのことに特化するのではなく、いろんな事業に投資することが重要だとあらためて感じた。
[研究員の人]
再生医療関係の研究開発
・コロナ前後でなにが変わったか
研究所で動物を活用して研究していたが、ほぼ閉鎖。研究は一旦停止。
今は、動物サルなどの世話など止められないもののみ例外的に出所対応している。
6月から段階的に元に戻していくが、研究自体は後ろ倒しになっているものが大半。
学会は延期またはweb開催になった。
管理側は影響が少ないが、実験を伴う研究員は実験実務が実施できないため、仕事ができない(やる雰囲気でもない)。
・新たなチャンス/課題
普段会えない人たちと情報交換をする時間が取れていることでいい機会にはなっているが、実務が進まないのは研究自体の進捗が減速するため芳しい状況とは言い難い。
これまでにいかに不必要な会議が多かったかを思い知らされる...
会議がなくなる減ることで意外と時間活用が上手く進んだ。
【質疑応答】
Q.多拠点生活の需要は?
A.すごく前向きな追い風。リモートが推進され全国どこでも住みやすい仕事が出てきている。また、早期リタイア層の多拠点生活への期待も増えている。
Q.安価航空会社は今からどこを削減するの?
A.オフィスで使っているコピーの枚数など小さいところを削っている。大きいとこはどこを削るんだろうか把握していない。
Q.他目的で、客室乗務員など従業員活用をしている?
A.キャンペーンで、地方にを送ったり。(訓練中の人のみ。)
Q.研究員の日付分散など対応はどうなっている?
A.研究内容によって様々。実験が連続でやらないといけないものは無理。サンプル調整、企画、評価など役割が分担していて、そこの調整次第。
Q.今のままの自粛モードが続き、自宅にどのくらいいないといけないと思っている?情報源はどこ?
A.答えがでるまで。こうなれば治るetc。
フランスでは約7000万円ってコストを決めているが、日本は決めてないので”空気”でしか変わらない。
日本でのこの数値は異常なため、そこが判別されてから。
オフライン事業者からしたら、一刻も早く治したいので、WHOなど発表した瞬間に、大丈夫な空気が出たらすぐ乗っかっていく。
全員がかかるまで(笑)
ワクチンがかかるまで待てないので、大丈夫な雰囲気があれば乗っかりたい。外出自体が怖いではなく感染自体が緩かったという認識に変わる。
Q.専門家と一般の方の認識の違いは?
A.「安全」と「安心」の違い。
ワクチンや治療薬はその効果が示されることが重要であり、その評価が出るまである程度時間がかかる。
感染するしないは自分では完全にコントロールできない。情勢が急激に好転する期待を持つことより「with>>after」をどのように生活/仕事していくかを考えるべき。そのために情報に流されないように正確な情報を取り入れることを心掛けられるとベター(信頼おける専門家に聞くもあり)。
シンガポールでは外出を政府が止めに行く動きをしている(外出ポイントを購入...)。
終わりに
本日も貴重な知見の共有をありがとうございました!
こちらのノートでも引き続き発信していきますので、フォローよろしくおねがいいたします。
次回以降の予定
6/4(木) 19:00~19:45
6/5(金) 19:00~1945 スペシャルセッション(テーマ: 睡眠)
6/9(火) 19:00~19:45
6/11(木) 19:00~19:45
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?