#3 Collective Intelligence [椎茸祭/美容系プラットフォームの人/国際政治学の人/暗号資産の人/苔の人] 4min Knowledge Sharing
開催日:2020.05.16 19:00~19:50
参加人数:12人
企画趣旨
オンライン化が進み異業種の交流の機会が減少しています。一方で未曾有の危機に瀕した今だからこそ知の共有が必要なっていると感じます。
この企画は、異なる業種につく六人をあつめ3つの質問の答えを4分間で話してもらいナレッジシェアを行うことで異なる視座を見つける企画です。
運営方法
各業界、各当事者が
「1 何が変化し」
「2 どういった対応を取り」
「3 何が新たな課題/好機として現れたか」
の3点を中心に4分間でナレッジシェア。
共有していただいたナレッジは、終了後に公開可能な形に編集していただき、noteに公開していきます。
本日のナレッジシェア
[椎茸祭]
法人向けほぼ売上ゼロ
展示、空間は全滅
4月ごろから展示復活傾向
しいたけ出汁のEC販売は30%売上アップ
給付金、補助金取得に時間をかけている
またそれを原資にweb広告をAI運用へ、ターゲティングしていく。
今後リターンがどれだけ出るか。
レシピ、カスタマーケア、流通の仕組みを改善。
複合型の事業であることで事業ダメージを分散できている。その価値を痛感している。
展示+食品 など、お互いに直接関係のなさそうな事業領域を両立させることで、潰れにくい会社になるんだなと思った。
[美容系プラットフォームの人]
リテールは一時期全店閉店に至ったが、EC売上が上昇している。
これまで美容商材は他のカテゴリと比較して圧倒的にEC化が遅れていた。
大きな要因の1つはカウンセリング商材(美容部員からカウンセリングを受けないと買えない商材)これが店舗が閉じて売れなくなってしまった。
今回の影響を受け、強制的にオンラインの門戸が開けた。大手メーカーの商材が期間限定でEC解禁された。化粧品は実際の使用感(タッチアップ・試せること)が購買の意思決定に重要なため、「購入できること」が重要なのではなく、いかにオフラインの体験をオンラインで実現できるかが次の課題。一時的なEC売上上昇に留まらず、この機会をチャンスと捉え、オフラインと変わらないサービスレベル、それ以上の価値を実現することが重要。
[国際政治学の人]
オンライン授業、3~4割がPC持ってない。
大学よりも前にオンライン対応が必要。大学はコミュニティづくりの場でもある。
大学に何を求めているか、が今、問われている。
withコロナ、国際社会、会議、会合のあり方が変わってきた。政治はアナログ。直接会うことが非常に意味を持っていたが、今後随分と変わってくるのでは。
民主主義、独裁国家の政治体制によって対応の差があった。デジタル権威主義と言われる中国はコロナ対応が強力な一方、民主主義とよばれる諸国はコロナへの対処が難しかった。感染症に対する民主主義の脆弱性があらわになった。
米中間でいまどちらが世界をリードをするかが注目されている。フェイクニュースであっても多くの人がそれを受け入れてしまうことも、コロナによって明らかになった民主主義の脆弱性であろう。
日本国内の政治
オンラインを制するものが今後の日本のリーダーシップを取っていくのでは。
自民党の一党優位体制は後援会組織があったために続いてきたが、これがどんどんと崩壊していくのでは。それによって長期政権も不安定化するかもしれない。
[暗号資産の人]
金融業界の業務はITとはかけ離れている。
証券会社が在宅勤務を取り入れた時、他社は仕事ができないのではないかと疑っていたが、1~2年続くかもとなって、仕事のやり方を変えないといけないと意識が変わった。まだ一定割合で出社しなければいけない人がいる。このコロナ前後で組織変化を果たした会社とそうでない会社に大きくわかれた印象がある。
今週はカンファレンスの週だった、オンラインカンファレンスのモデレーターがうまくて学び多かった。質問もアクティブにできる。個人的にスライドをあとでシェアしてもらった。モチベーションの差がはっきり出る結果となった。また今後は自ら選ぶ付き合いたい人と、そうでない人がはっきりと分かれるようになるのでは。付き合いたい人を自ら選ぶ時代に。
プライバシー
個人情報をどう考えるかが重要になってきた。
個人情報が政府に握られるのではないかといった議論がZOOM問題から出てきた。
新しい課題
変化を求めない安住を求める9割の人たちと、より進む国境をもたない1割のサイバーノマドに二極化するのではないか。ただし富はひっくり返りサイバーノマド側に9割、安住の人たちが1割になるのでは。
[苔の人]
1.農業
・野菜を学校給食用に出荷している人は厳しい状況。
コロナによる休校のため給食に回る食材が大量に余り、廃棄分が増加。結果として当該農業者は大きな痛手。
スーパー等に出荷している農業者はほとんどダメージがない。
もともと通販に舵を切っていた農家は売上が増加している(セット野菜等)。
実店舗型や観光農園は売上低下。そもそも開店できない所がほとんど。観光農園向けに出荷していた農業者はダメージが大きい。
2.苔について
食べ物ではないので購入層は趣味として購入している。
趣味のものは売上がさがると想定していたが、むしろ家の中で楽しめるものとして普及。
コロナでむしろECは売上増加。
特にインテリア類(テラリウム等)の売上増加が顕著。
今後
アフターコロナを見越してお客様に直接アプローチする必要性を感じている。
[相互質問&感想共有]
栽培キットがnote経由でPV数が増えた。(noteおすすめ記事になった)最後に紹介していた出汁がすごく売れた。
顧客ニーズ変わってきている。コロナ後も続くのか。続いたら本当のニーズだと思う。
移動がなくなったので、自国意識が強くなっていくかも。グローバル化への疑い。コロナが後押しした?
グローバルでいくのか、ローカルでいくのか。どちらにいくのかわからない。グローバルにはいかないんじゃないか。と予想している。
ユーザーの体験設計は純粋に変えるというわけではない。
オフライン以上の価値をオンラインだからこそ体験できるように設計することが良いのでは。オフラインとオンラインでそれぞれの価値があるように。
オンラインの価値をあげるには?DMでのコミュニケーションを増やす?
繊細な悩み、メイクの映え。
メイクは盛れるし、時間をかけられるのでお金をかけている方もいる。
店舗でのコスメ販売がEC化にならなかったのは、試せるところが価値だったから。
苔のEC化は難しい。上から見たらただの緑。
小さいものなので、どう魅力を伝えていけば良いか。違いがわからない。
手に取らないとわからないものに対して。
どうやってオンラインで売る?
口コミの再来が来るのでは。あの人はこう言っていた。それが信頼性が持つ。
テレビ、ネットでの情報よりもクローズドな情報
終わりに
本日も貴重な知見の共有をありがとうございました!時代の変化をキャッチアップする良い機会となりました。
次回は明日、5月16日(木)19:00~19:45 です。明日も引き続きnoteの更新をしていきます。
ぜひ、フォローもよろしくお願いします!
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