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【イタリア旅行記🇮🇹6日目:フィレンツェ②】ウッフィツィ美術館の個人的必見作品と教えたくないけど自慢したい最高ランチ

*3週間のイタリア周遊記の6日目です。6泊するフィレンツェの初日でフィレンツェ市内で観光します。

前回の投稿はこちらから▼

ウッフィツィ美術館 後半戦

ちょっと休憩後の後半戦からスタートです。
まだまだ見るものが目白押しだから気合い入れねば!

美術館の窓からはフィレンツェの名所も望めます
予報では午後から晴れるらしい
晴れるのか?
後ろに団体さんの圧を感じながらも
先はまだ空いてます!
旅の神様、ヘルメスことメルクリウス
どこにでもいるよね
引き続きいい旅になるようにお祈り

レオナルド・ダ・ヴィンチ ゾーン

きましたーこちらも念願の作品群!
この部屋も混雑マックスの部屋で、案の定ちょっと混み混みしてきた。
絵の前を1人で独占というのはさすがに無理ですね…

ヴェロッキオとレオナルド・ダ・ヴィンチ《キリストの洗礼》
師匠だったヴェロッキオが筆を絶ったともいわれているこの作品
左の天使や背景をレオナルドが描いたといわれています。
いわれてみれば天使の布地は滑らかで、
背景もレオナルドらしい自然な表現な気が。
ちなみに風景画を初めてそれとして絵にしたのは
レオナルドが最初ともいわれています
レオナルド・ダ・ヴィンチ《マギの礼拝》
これも有名な仕上がらなかった作品
最初の構想から構図も変えてだいぶ試行錯誤してます。
左側には後から画面を足してもいたり。
仕上げる約束をしたにも関わらず、そのままになってしまった迷作です。
レオナルド・ダ・ヴィンチ《受胎告知》
レオナルドの若かりし頃の作品(工房所属時)
遠近法だけとればレオナルドらしからぬ辻褄の合わなさがあるけど、
正面じゃなくて右から見る絵なのではともいわれてます。
この時期からレオナルド特有の表現スフマート(ボカシ技法)も

ミケランジェロとラファエロ ゾーン

有名どころの部屋はそれなりに混んできた
でもまだ目の前で独占できる余裕はあります〜

ミケランジェロといえば彫刻家とカテゴライズされることが多いけど、
ルネサンスの時代にそんな小さなカテゴリーだけでおさまる天才たちはあまりいません!
ミケランジェロの絵画といえばバチカンのシステーナ礼拝堂が有名だけど、
この作品も時代を変えた名作なので楽しみだった作品のひとつ。

ミケランジェロ《聖家族》
フィレンツェで見られる唯一のミケランジェロの絵画
キリストの父ヨハネの扱い方は常に物議の的であり、
そして後ろにはキリスト教らしからぬ裸の群衆もなかなかの挑戦的絵画。
こんだけ描けるのに、自分は画家ではないって言うんだから
ミケランジェロの才能は恐ろしいよね。
ラファエロ《ひわの聖母》
ラファエロの若かりし頃の作品。
ラファエロを好きじゃなかったミケランジェロと
同じ部屋に飾られてるのも皮肉だよね。

廊下も気を抜けない

相変わらず廊下に出るとちょっと休憩気分になるんだけど、
ここに並んでるものたちも日本の美術館に来日したら
並んで見るようなすごいものばかりなんだよね。
イタリアにくるとその感覚がおかしくなる。

廊下でひと休憩といいつつ
実は名作ぞろい

そしてここにも個人的にテンションの上がる作品が。

ラオコーンの複製
16世紀に出土したギリシャ彫刻の名作、本物じゃなくて複製です!
本物はバチカン美術館にあります。
こちらは16世紀のフランス王フランソワ1世に
戦利品としてラオコーンを要求された時にコピーして渡そうとしたもの。
結果「コピーなんていらない」と突き返され、ここにあります。
そのエピソードが好きでこの像も個人的には必見ポイントです。

メディチ家 ゾーン

フィレンツェといえばこの貴族、メディチ家。
彼らのおかげ(?)で今こうして美しい芸術作品を堪能できてるから
今の時代からしたらありがたい一族ですね。
フィレンツェを堪能するなら知るに越したことない面々の肖像画こちら。

メディチ家のみなさん
右は祖国の父と言われるコジモ
真ん中は豪華王と言われたロレンツォ
左に見切れてるのが、この美術館をつくったコジモ1世
ブロンズィーノ《エレオノーラ・ディ・トレドとその息子の肖像》
この美術館をつくったコジモ1世の奥さんがこの人
ブロンズィーノはこの頃の宮廷画家

クラナッハある!

こんなところにクラナッハのルター!
想像以上に狭い廊下みたいな部屋に質素に展示されすぎてて
本物?と疑うレベルですが、クラナッハ作品が他にもあるしきっと本物。

クラナッハ(父)《マルティン・ルターとカタリナ・フォン・ボラの肖像》
思ってたよりもなんか綺麗
宗教改革のルターがこのフィレンツェにいるのも不思議な感覚です

ティツィアーノ ゾーン

ティツィアーノはヴェネツィアで見るものと思ってたから
これもここで見るのが不思議な感じ。
そして美術館も終盤のゾーンになってきて、満腹感と疲れと。
すごい名作なのに、ありがたみを感じる自分の機能がくるってきてる状態でのティツィアーノのです。

ティツィアーノ《ウルビーノのビーナス》
マネがこの作品を模して《オランピア》を描いた事でも有名。
この後の美術界にいろいろな物議をもたらした歴史的な絵画ですね。
このあたりまでくるとみんなだいぶ疲れてくるから
名作も素通り
みんなの歩くスピードあがりすぎてて、必然的に空いてる状態
廊下に出ると、晴れてきた〜
わーい

カラバッジョ ゾーン

ここまでくるとさすがに、、、どんなに絵画好きでも名作酔いしてくるよね。
もうフィレンツェゆかりの作品でもないから違和感もあるし。
でもあとちょっと、貴重なのは確かだから後悔ないように観ます!

カラバッジョ《バッカス》
少し前に西洋美術館に来てて見たから、2度目の対面
あんなに日本で混んでたのに、独占状態
カラバッジョ《メドゥーサ》
これは見れてとても嬉しい!
この怪物の顔はカラバッジョ本人の自画像といわれてます。
気象の荒い天才らしい、インパクトある自画像
絶対カラバッジョとは友達になれない

見学終了〜

やっと!全部見終わったー
とにかく達成感と空腹と疲れと。
ずっと憧れてた美術館だから感無量です。
楽しみにしてたレオ10世の肖像だけ見当たらなかったのが心残りだけど、
「また来いよ」とメディチ家に言われてると思って、おとなしく退館。

あとでもう一度立ち寄った時の写真だけど、こちらがウフィツィ美術館
見学終了後は裏に出ちゃうから写真何も撮ってなさすぎて
一応、ここが有名なエントランスゾーン

ランチ

とにかく疲れたのもあるから
ウッフィツィ美術館のそばですぐにでもお昼が食べたい!
という理由で行ってみたかったお店リストを開き、
今いる場所から1番近いお店へ。

ということで徒歩3分、到着!笑

La Prosciutteria Firenze

このお店の隣の有名パニーノ店(街中に座って食べるタイプのやつ)は激混みだったけどここはすんなり入れた〜

最初にカウンターで注文してから中に入るんだけど、
ちゃんと下調べしてないから何頼んでいいのか謎すぎて、
とりあえずみんな頼んでる盛り合わせなるものを注文。

けど正直、最高のあたりなお店だった。

ワイン好きにはたまらないこのてんこ盛りセット
1人10€の盛り合わせプレートと3.5€のワイン
これでめちゃウマだから、コスパがすごい
ワインはこのお姉さんのカウンターで別注文
ちょっと冷たいから頼めたのか謎だったけど
ちゃんと来た
お会計もこのお姉さんに何頼んだか言うとしてくれる
店内は狭め
いろんなものが釣られてる
トイレも普通に借りれたから、
ある時に入っておくことも忘れずに
食べ終わって出た頃には並びの列が
12時ちょっと前に入ったの正解
次行った時に激混みで入れないのは悲しいから嫌だけど
絶対おすすめのお店

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お腹も満足したし、すごい気持ちのいい晴れ空になったし
気が付けば絶好のフィレンツェ街歩き日和。
今日はこのあとはドゥオモに登る予約が待ってるので
のんびり散歩しながらそっち方面に向かいます〜

ヴェッキオ宮がチラリ
イタリア〜満喫〜

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