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【緊急提言】2022年2月以降の舞台公演の感染対策について
(以下の文章は、2022年2月2日にtwitter spacesでお話しした内容です。あくまでもその時点での情報からの提言であることを予めご了承の上お読みください。)
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そもそも日本人の防疫意識の高さはマスクの着用率などで従来から知られているものでした。もちろん個人差はありますし、感情的には色々な意見はあると思いますが、そうい
3月に「オリンピック選手村を首都圏の新型コロナウイルス軽症無症状患者収容施設として開放せよ」と言っていたわけを説明します。
3月にTwitterから何度か「オリンピック選手村を首都圏の新型コロナウイルス軽症無症状患者収容施設として開放せよ」という発信をしました。賛同する声もいただけた他方で、何を狂ったことを言っているのかというように感じられた人もおられたようです。10ヶ月ほどの時間が流れて今、日本中がある程度の感染症の知識をつけた状況と、まさに医療体制が崩壊しようとしている状況の中で、あの時どうしてそういうことを言った
もっとみる劇場の入場規制体温は37.5度でよいのか
いま上演されている舞台作品の感染対策マニュアルを確認するとほぼすべての作品で体温が37.5度以上の方のご入場をお断りする旨のことが書かれています。
実際には受付で体温計やサーモグラフィーなどでチェックをして、37.5度以上の人にお声かけをしてその方の平熱や直前の行動などを確認しながら対応しているところも多いでしょう。
そもそも体温には個人差がありますし、特に夏場は開演時間ギリギリになって劇場に駆け
現代社会においてヒポクラテスの誓いは医師だけに必要なものなのか
今日の話は舞台からは少し離れます。
でもむしろすべての人に知って欲しいことでもあります。
そして決して舞台からそんなに遠い話でもありません。
医学・薬学を学ぶ時には必ず最初に「ヒポクラテスの誓い」というものを習います。
医療を司る者の倫理やその任務についての宣誓文で、紀元前古代ギリシャでヒポクラテスらによって書かれたとされている文書です。
これは医学教育には500年以上前から採り入れられている
稽古の場所から(2) 「明日で全部が終わるから今までにした最悪なことの話をしようランド」
毎年10月はKYOTO EXPERIMENTのために京都を訪れることがお決まりの年中行事になっています。
今回この期間中に京都芸術センターでakakilikeの「明日で全部が終わるから今までにした最悪なことの話をしようランド」の稽古場にお邪魔して来ました。
まずタイトルが長くておもしろいですよね。
そしてただおもしろいというだけでなく、akakilikeの作品を観る時にこれに注目することはとても
稽古の場所から(1)「boat」
今年の夏は海に行きましたか?
私は行けませんでした。
その代わりと言うわけではないのですが、calmoプロデュース「boat」の稽古場にお邪魔してきました。
8人の役者が極小のセットの上でせめぎ合う超高密度な演劇作品です。
今回上演するのは、2003年・2013年に劇団ブラジルによって上演された傑作「性病はなによりの証拠」のタイトルを変更しての改訂版再演になります。
陸ひとつ見えない大海に浮