コイン・コレクターズ・クラブ
アンティークコインの記事を定期配信いたします。
各国造幣局で新しく発行されたコインの紹介をします！
テレビでも報道されていますが、約70年ぶりである英国の新たなる君主を祝う戴冠式が開催されます。ロイヤルミント(英国造幣局)では新たなる君主チャールズ3世の戴冠を祝して、チャールズ3世の戴冠記念コインが発行されました。本記事ではチャールズ3世の生涯や功績、新たに発行されたコインのデザインや規格についてご紹介いたします。 チャールズ3世の生涯と功績について生い立ちと教育: チャールズ3世（本名: チャールズ・フィリップ・アーサー・ジョージ）は1948年11月14日に生まれました
こんにちは。コインコレクターズクラブです。 この記事では密かに人気を集めているフランス保護領だったコモロ諸島の武器図コインについてご紹介いたします。 コインの概要 このコインは1890の発行で通常貨が2050枚、その他銅貨の銀メッキ、裏面が鉄板の2種類の試鋳貨が発行されています。フランスの保護領だったコモロ諸島ではイスラム圏であったため、デザインがアラビアを代表する武器となっており、絵柄の美しさも相まって大変人気を集めています。 また一部では銀のプルーフ貨も存在していると
こんにちは。コインコレクターズクラブです。 この記事では情熱の国スペインで発行された女神座像 ペセタコインについてご紹介いたします。 このコインは1869年、1870年の2年間のみの発行となり、1869年はなんと100枚しか発行されていない特年コインとなります。また1869年の中に稀にプルーフコインが存在し、通常貨の5倍～10倍以上の価格帯となっています。 コインの種類について また1868年にほぼ同デザインのメダル版のメダルも発行しています。1868年も発行枚数不明で
イングランド女子サッカーチームであるライオネスに捧げられた特別なプライド オブ イングランド コインが新たにリリースされました。彼女らの驚異的な活躍を祝いましょう。 イギリス女子サッカーの歴史 イギリス女子サッカーの歴史は、男子サッカーよりも長い歴史を持っていますが、長い間男子サッカーに比べて注目度が低かった時期もありました。以下に、イギリス女子サッカーの主な節目をいくつか紹介します。 19世紀後半から20世紀初頭にかけて、イギリスで女子サッカーが始まりました。当時は女
イギリス造幣局から新たなコインが発行されました。英国の君主コレクション「チャールズ1世」のコインです。本コインはヘンリー7世、ジェームズ1世、ジョージ1世、エドワード7世、ヘンリー8世、チャールズ1世に続く6番目のコインコレクションです。 本コインのデザインはトリプルユナイトなど数々著名コインのデザインで採用されているニコラス・ブリオのデザインが採用されております。 チャールズ1世の生涯 チャールズ1世は、1625年から1649年までイングランド、スコットランド、および
イギリス造幣局から新たなコインが発行されました。英国の君主コレクション「チャールズ2世」の復刻コインです。本コインはヘンリー7世、ジェームズ1世、ジョージ1世、エドワード7世、ヘンリー8世、チャールズ1世に続く7番目の英国の君主コインコレクションです。 本コインのデザインは5ギニーのデザインで採用されているジョン・ロティエのデザインが採用されております。 チャールズ2世デザインのコインはトーマス・サイモンデザインのコインも発行されております。こちらもぜひご覧ください。
こんにちは。コインコレクターズクラブです。英国女王エリザベス2世 生誕記念コインはご存じでしょうか。コイン好きな方であれば、一度はお目にかかったことがあるかもしれません。本記事では英国女王エリザベス2世 生誕記念コインについてご紹介いたします。 「生誕記念コイン」はその名の通り、女王の生誕を記念して発行されたコインで1952年に即位し、崩御した2022年までに合計4枚発行されました。最初に発行されたコインは1996年に発行され、その年から10年周期で発行されました。2021
こんにちは。コインコレクターズクラブです。英国女王エリザベス2世 ジュビリー記念コインはご存じでしょうか。エリザベス女王が亡くなる直前に発行されたコインであり、昔から人気なデザインが多く発行されているシリーズであるため、一度はお目にかかったことがあるかもしれません。本記事では英国女王エリザベス2世 過去から今までに発行されたジュビリー記念コインについてご紹介いたします。 ジュビリー記念コインとは女王即位を記念して、英国で祝われるコインのことで祝われる年によって、それぞれシル
今年もロイヤルミントから新たにブリタニアコインが発行されました。ブリタニアシリーズコインは毎年、ブリタニアの物語に自分たちの章を加えようとするアーティストたちによって、デザインが再考されております。本記事では2023年に新たに発行されたコインのデザインや規格についてご紹介いたします。 ブリタニアコインの歴史は以下の記事もご参照ください。 2023年のブリタニアコインのデザインはデザイナーのジョナサン・オリフが手掛けています。ジョナサンのデザインは海から出撃するかのごとく、
本記事ではロイヤルミントの中でも人気シリーズの一つであるブリタニアシリーズコインについてご紹介いたします。 ブリタニア像の象徴とデザイン ブリタニア像はイギリスの国家的な象徴であり、古代ローマ時代からイギリスの歴史と文化を代表する存在とされています。ブリタニアは、女性の人物像で描かれることが一般的で、その姿はイギリスの力や統一を表現しています。 ブリタニア像は、兜をかぶり、盾や槍を持っている姿で描かれます。兜は古代ローマの軍団兵士に由来し、イギリスの歴史と権威を象徴してい
ペティションクラウンは、1663年にイングランドで発行された非常に希少な銀貨です。このコインの名前は、トマス・サイモン（Thomas Simon）が発行を求めるためにチャールズ2世に対して請願書（petition）を提出したことから来ています。 トマス・サイモンは、イングランド王室造幣局の彫刻家で、彼はイングランド復古後の新しいコインデザインを作成することを任されました。彼は、高い技術と芸術性を持つ新しいコインデザインを作成し、これをペティションクラウンとして提案しました。
ジョージ3世（1738-1820）は、イギリスの国王で、1760年から1820年までの60年間にわたって在位しました。彼はハノーファー朝の君主であり、その治世はアメリカ独立戦争、フランス革命、ナポレオン戦争など、多くの重要な歴史的出来事が起こった時期にあたります。 ジョージ3世は、当時の植民地であったアメリカとの対立が激化した時期に王位につきました。彼は植民地に対する厳しい統制政策を支持し、アメリカ独立戦争（1775-1783）が勃発する原因の一部となりました。戦争はイギリ
エリザベス1世（1533年 - 1603年）は、イングランドとアイルランドの女王であり、1558年から1603年までの約45年間在位しました。彼女は、イングランド王ヘンリー8世と、その2番目の妻アン・ブーリンの娘であり、テューダー朝の5代目の君主です。彼女の治世は「エリザベス朝」と呼ばれ、イングランドの黄金時代とされています。 エリザベス1世の治世は、イングランドの政治・宗教・文化面で大きな発展があった時代でした。彼女は、カトリックとプロテスタントの対立を抑え、国内の宗教的
エリザベス1世（1533年 - 1603年、在位：1558年 - 1603年）は、イングランドとアイルランドの女王であり、テューダー朝の最後の君主でした。彼女の治世は、イングランドの経済的繁栄、文化的発展、海外への進出によって特徴付けられるため、一般的に「黄金時代」と呼ばれています。そのため、彼女をモチーフにしたコインは非常に人気があり、歴史的価値があるとされています。 エリザベス1世の功績と生涯の詳細は以下のページをご参照ください。 エリザベス1世の治世のコインは、さま
イギリス造幣局から新たなコインが発行されました。アーサー王伝説に登場する伝説的な魔術師「アーサー王」のコインです。本コインはロイヤルミントの神話と伝説シリーズ 最初の記念コインになります。 アーサー王伝説は、6世紀から7世紀のイギリスを舞台に繰り広げられる一連の物語で、アーサー王と彼が率いる円卓の騎士団を中心に、数々の冒険と奇跡が描かれています。物語の根幹を成すのは、アーサー王が悪と戦い、正義を守る姿です。魔術師マーリン、女王グィネヴィア、騎士ランスロットなど、個性豊かな登
イギリス造幣局から新たなコインが発行されました。アーサー王伝説に登場する伝説的な魔術師「マーリン」のコインです。 本コインはロイヤルミントのアーサー王に続く、神話と伝説シリーズ 2 番目の記念コインになります。 マーリンはその人気からいくつかの映画やアニメのモチーフとなっています。代表的な作品は以下になります。 映画『エクスカリバー』(1981年) ジョン・ブアマン監督によるこの映画は、アーサー王伝説を題材にしており、マーリンはニコル・ウィリアムソンによって演じられました
