コモロ諸島の武器図コイン
こんにちは。コインコレクターズクラブです。
この記事では密かに人気を集めているフランス保護領だったコモロ諸島の武器図コインについてご紹介いたします。
コインの概要
このコインは1890の発行で通常貨が2050枚、その他銅貨の銀メッキ、裏面が鉄板の2種類の試鋳貨が発行されています。フランスの保護領だったコモロ諸島ではイスラム圏であったため、デザインがアラビアを代表する武器となっており、絵柄の美しさも相まって大変人気を集めています。
また一部では銀のプルーフ貨も存在しているとされ、こちらも高価格で取引されているようです。
コインの種類
試鋳貨について裏面が鉄板の2種類の試鋳貨はデザインは基本的なデザインは変わりませんが、銅貨の銀メッキの試鋳貨についてはミントマークの”A”の刻印がありません。いずれも発行枚数が不明で通常貨と比べて圧倒的に下回るとされています。もちろん鑑定にだされたコインは試鋳貨の証でEssaiの文字がラベルに記されています。
コインの規格
・発行年:1890年(単年発行)
・銀本位:0.9000
・発行枚数:2,050枚
・表面:アラビアンナイフ、弓矢、剣、銃、大砲などの武器
・裏面:R・F (Republique Française)のフランスの旗とコモロの旗 、オークとオリーブの枝
市場の価格について
最近では特に値上がりが目立っており、国内のオークションMS62が約80万、MS65が約130万ほどで落札されております。また試鋳貨はSP61で約150万ほどの価格で落札されています。2017年は銅貨の試鋳貨はSP66で約60万円ほどだったため、4年でかなり値上がりが見受けられます。
今回は密かに人気を集めているコモロ諸島のコインのご紹介でした。
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