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冷たいのに、あったかいんだから

大型連休初日、岐阜県へ遊びに来て、大垣市に立ち寄った。大垣市は国内でも有数の地下水が豊富な土地で、「水の都」と呼ばれている。
水の恩恵を受けた名産品は様々あるが、中でも有名なのが、「水まんじゅう」。

農林水産省HPよりお借りしました

「水まんじゅう」は、くず粉とわらび粉で作られた生地であんを包み、井戸水で冷やしたまんじゅうである。

農林水産省/うちの郷土料理

市内には、自慢の井戸水で冷やした水まんじゅうを提供している和菓子屋さんがいくつかあり、そのうちのひとつを訪れてみた。土曜の午後3時、さすが大型連休だけあって、店先までお客さんが溢れている。

水まんじゅうはイートインできるようで、さっそく入ってみた。私たちの他にも数組のお客さんが水まんじゅうを注文して待っている。

店内では、J-POPお琴アレンジver.のようなBGMが流れている。「和食さと」なんかで流れていそうな雰囲気のあれ。

昔から店のBGMが気になってしまうタイプで、相手の話もそこそこに、BGMの方に意識を向けて、脳内曲当てクイズをしていることもある。
今回の選曲は、2000年〜2010年代に流行っていたものが多いようだ。スピッツとか、福山雅治とか。

そんなことを考えているうちに、水まんじゅうが運ばれてきた。ガラスの器には、氷水に浮かぶ、半透明の水まんじゅうがふたつ。早速頂いてみると、ひんやりもっちり、優しい甘さでとても美味しい。


ここで、BGMが変わった。
これも聞いたことある、何ていう曲だっけ…
こう、冬っぽい、あったかい感じの曲…


これだ。

そうそう、たしか芸人さんだったっけ。
あったかいんだからぁ〜っていうフレーズ、流行ってた。

さ、思い出したところで水まんじゅうを食べよう。




もうひとくち。





き、気が散る〜!!!


冷たいものを食べているのに、頭の中には「あったかいんだからぁ〜」が流れている矛盾。ビジュアルも思い出してしまったので、余計集中できない。(クマムシさんに罪はない)

水まんじゅうは大変美味しかったです。

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