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ドイツ企業の社員さんと交流。いろんなテーマで意見交換!#12

こんにちは。岡田真奈です。2023年度日独勤労青年交流事業の参加者で、このプログラムの良さを知ってもらえるように体験をシェアしています。

12月に入り一段と寒くなりましたね。もう年末…!この事業に応募したのが4月末で、そこから7ヶ月は本当にあっという間でした。
私のデスクには先月の日独合宿セミナーでドイツ団員から貰ったアドベントカレンダーを飾りました。クリスマスまで一日一日楽しみに過ごしたいと思います。

今回はエアフルトで4日間に渡って行われた企業研修の様子をご紹介します。業種・業界や規模も異なる全6団体を訪問。”ワークライフバランス”について意見交換をしたり、オフィス見学もさせていただきました。全て紹介しきれないので写真でさらっと。様子や雰囲気が伝わりますように。

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ドイツ企業を訪問〜6団体〜

ドイツ・エアフルトに到着した翌日からスタート。訪問先では①~⑤の流れで研修を受けました。

①企業(事業)説明
②質疑応答
③ワークライフバランスに関する自社の取り組みについて
④質疑応答&意見交換
⑤フリートーク

午前と午後で1日2社。最初は少し緊張もありましたが、どの企業もアットホームな雰囲気で迎えてくださり、ざっくばらんにお話することができました!

1)青少年団体「テューリンゲン州青少年連合」

まず始めに訪問したのは、州内にある26の青少年団体を統括している連合協議会です。興味深かったのは、団体が提供している「テューリンゲン・イヤー」という活動。就業経験のない16〜22歳の青年が社会人として必要な知識を得られるように、学校や福祉施設などの派遣先で1年間補佐業務に勤められるそうです。実践的な知識を現場で習得できるので、職業選択をする上でもとても良い経験になります。人手不足が問題視されている福祉職が対象になっており、派遣先は人手確保につながるのでwin-win。そのまま派遣先企業に就職する人もいるそうです。

2)製造会社「TMP 窓・ドア」

2社目は窓ガラスやドアを製造販売している企業へ。
広くて綺麗なオフィスで、製造現場も見学させてもらいました。説明をしてくれた22歳の男性はマイスターの資格を取得済みで、若手ながら既にリーダーポジションでした。職業訓練でスキルを磨いた上で就業しているため、自分の実力次第で出世も早く叶うのでしょう。帰り際には、会社のオリジナルグッズを沢山いただきました!(ロゴ入りの靴下やテープ、なぜかハエ叩き)

3)工務店「クリークホフ工務店」

3社目は住宅の建設や修繕を行なっている工務店。家族経営で従業員数は少なく、作業場や木材置き場の隣にはご自宅がありました。職業訓練中の訓練生もいて、職業訓練制度やマイスター制度について職人さんから直にお話が聞けました。

4)障害者福祉施設

続いて訪れたのは、障害を持った方が働く作業所です。ワイン贈答用の木箱や車の部品の製作、裁縫や洗濯、商品の仕分け作業など、全8部門もありました。「障害者だからと特別扱いはせず、個々人を見て対応している」と施設所長さんはお話しされていて、活き活きと働く皆さんの様子を見て、とても素敵な考えに感じました。障害者への支援が充実しているように思い、日本の遅れが気になってしまいました。

5)青少年保護団体「テューリンゲン州子ども・若者保護協議会」

子どもが”感情”を学ぶためのツール
いろんな感情があることを認識してもらえるように使用するそうです

5社目は、虐待や犯罪から青少年を守るために支援を行っている団体・個人を取りまとめる協議会を訪問しました。「子どもとメディア」の課題についてたっぷり意見交換。情報リテラシーの教育を受ける前にメディアに触れてしまう今、メディア教育をどのように家庭・学校で行うべきか。日本も直面している問題のため、みんな関心が高かったようです。

6)テレビ局「中部ドイツ放送」

最後に訪問したのは、ドイツの地方局である中部ドイツ放送です。実際に使用している報道スタジオを見学。カメラの台数に驚きました…!

研修では人事部の方が対応してくださり、社員の方のワークライフバランスについてお話いただきました。テレビ局は労働時間が長くて休暇も取りにくそうなイメージがありますが、年間休日は150日近くもあるそう。他にも制度面のお話など伺い、社員の”ライフ”を尊重する考えがあるように感じました。

終わりには社員食堂でお昼ごはん。ドイツ料理をいただきながら、社員さんと交流できました。

次回の更新について

最後までご覧いただきありがとうございました!日独勤労青年交流事業の企業訪問の様子が少しでも伝われば嬉しいです。現地企業で働く皆さんと、ワークライフバランスや他にも色んなテーマに意見交換ができて楽しかったです。貴重な経験になりました。

次回は1週間お休みして、12月17日(日)更新予定です。またページを開いていただけますように。

〜おまけ〜
私たちと別グループの4人はベイカリーを訪問して、プレッツェルとタルト作りを体験。お土産で私たちの分を持って帰ってきてくれて、ハード系や塩気の効いたドイツパンが大好きな私は、仲間が一生懸命作っただろうプレッツェルが食べれて嬉しかったです。タルトも美味しかった!

団員手作りのベリータルト

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