映画「嘘を愛する女」
映画「嘘を愛する女」を観た。
まず、キャストがとても素敵。
イライラすると余計なことを言ってしまう長澤まさみ、耳が弱いと知っていながら攻める高橋一生、雑な優しさ吉田鋼太郎、長澤まさみに真っ向勝負かけた川栄李奈、途中まで気がつかなかったDAIGO、脇を固める黒木瞳、奥貫薫、
すべてがずっと素敵だった。
映画は、2011年3月11日
混乱の中、体調が悪くなりホームでしゃがみこむ川原由加利(長澤まさみ)に、小出桔平(高橋一生)が迷いながらも優しく声をかけるシーンから始まる。
運命の出会いから5年、一緒に暮らしご飯を食べたり、朝まで抱き合ったり、ケンカして家を出て行ったり、ブランコで未来の話をしたりした。由加利は桔平に親に会ってくれないかとお願いするが、珍しく桔平は返事を渋る。結局、親との食事会には顔を見せなかった桔平。
由加利は行き場のない気持ちを連れて帰宅。
『ピーンポーン』彼が帰ってきた。ドアを開けると2人の警官が立っていた。突然のことで何も頭には入らないが、言われるがままに病室のドアを開ける。そこには、たくさんの管につながれた桔平がいた。そして警察から衝撃の事実を伝えられる。
「偽造されています。
住所以外すべてデタラメでした。」
その後、由加利は彼の真実を探しに行く。
劇中にこんなセリフがある。
私は彼の何を知りたいんだろう?
由加利は彼の名前や素性、過去を探している。それらはそんなに大切なことなんだろうか。彼の名前を知ったら、素性を知ったら、過去を知ったら彼への愛はなくなるのだろうか。由加利は彼と自分が過ごした時間、日々の営み、2人で育んだ愛が本物だったのか、それさえも嘘だったのかを確かめたかったんじゃないかと思う。
愛さえも、嘘ですか?
由加利が追い求めてきた疑問への答えは
彼が書いた小説によって明らかにされる。
話は変わるが、先日南海キャンディーズの山里亮太と蒼井優が結婚し、話題になった。
会見で、ひとつ印象に残ったやり取りがある。
女性リポーター「蒼井優さんは芸能界一のモテ女優とずっと言われていて(略)」
というコメントに対して山里は、
「みなさんの目の前にいる蒼井さんと違う蒼井さんを僕は見せていただいたいると思うんで。本当に純粋で、楽しいときには笑って、美味しいものを食べてるときには本当ころころ笑って、泣きたいときにはすごい泣くっていう。魔性って言葉を使ってるけど、僕はそんな人間じゃないっていうのを一緒にいてずっと見ていたんで。みなさんが思う魔性から発生する心配は一切ございません」
さまざまな嘘に溢れている世の中で、自分の目の前にいる愛する人を、2人で過ごしてきた時間を信じきる勇気と愛情を持っていたい。
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はじめての映画感想文はむずかしい。
ネタバレしないようにと思えど、
なにがネタバレなのか。
頭の中の想いを綺麗に書こうとして
ちっとも想いを溢れだせない。
溢れる想いをそのまま
なぐり書ける人間になりたい。