回想療法と明けない夜は無い
繰り返しの毎日で行き場の無い気持ちのMV動画を見ていたら、関連動画で懐かしいアイドルソングが目に泊まった。
「信じる事が全て、明けない夜は無いよ」という言葉を聞いて色々考えることがあった。
個人因子を工夫して、日常生活や社会参加を楽しむことが如何に大変であるのかを痛感する日々を過ごしている人達が多いはずだ。
「昭和、平成、令和」の動画を見ていると、日本という国は本当に少子高齢社会となり元気が無くなっているように感じる。
日本という国そのものの「身体機能、精神機能、認知機能」が低下して個人因子と環境因子が不安定になっているように感じる。
「平成感がたまらない」というコメントが沢山あり、平成はもはやレトロ認識だという気持ちになった。
7年前までは平成時代で天皇が変わらなければ、今も平成であったはずだ。
「平成が懐かしい、平成感最高」という言葉は、20~30年前の平成初期から平成中期のことを示しているように感じる。
令和を楽しく生きている人達ももちろん沢山いるはずだが、「平成に戻りたい」というコメントが多かった。
「平成感という言葉だけで、泣きそう」というコメントを見ると、平成にはやはりエネルギーがあったように思う。
バブル崩壊と共に始まった平成であったが、やはりエネルギーがあったように思う。
更に前の1960~1980年代は高度経済成長期で、日本人口が増加して活気があったように感じる。
「昭和レトロで泣きそう、平成レトロで泣きそう」という言葉を見ると、人の心を動かすのは共感要素あるように感じた。
「昭和感覚、平成感覚」という言葉で、一人一人が様々な想い出と懐かしさを共感して心が動くのだと思う。
スティーブジョブズのiPod発明によって、音楽ダウンロード販売やサブスクリプションになった令和という時代。
令和は令和の楽しさがあると思うし、TikTokでダンス動画をアップロードして楽しそうにしてきる女子高生達がいる時代を非難するつもりはない。
男子高生が自分の顔を女性加工アプリで女性に変えて見せ合って、「女子が絶滅しても、アプリ加工で男性生理現象を解消できる永久機関が完成」と馬鹿な事を言いながら笑っている2024年でも良い。
令和を楽しむことはとても良い大切であるが、「平成や昭和に戻りたい、あの時代は良かった」と素直に思うなら気持ちに正直になっても良い。
「昔を懐かしむようになったら、オジサンやオバサン確定」という言葉もあるが、気にする必要はない。
懐かしいものや楽しかった回想療法がセラピーになるなら、後ろを振り返る作業は立派な「精神、認知、身体、個人因子、環境因子」のケアである。
自分の気持ちに正直になって、心の疲れを癒やして欲しい。