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文フリで買った本全部レビューする
日記パート埃まみれのアカウントを引っ張りだして書いています。
文学フリマに足を運んだ。最後に行ったのは2017年か18年か、それくらいの頃。たまたま2024年5月19日の時間が空いていたから以上の意味を敢えて持たせず、浜松町から東京モノレールで流通センターへ向かった。
中学生の一時期、隔週で地元札幌から東京へ行く用事があり、物珍しさから好んで東京モノレールに乗っていた。北海道には私鉄も無いので
平成13年のベースボール
小さなドーム球場。僕たちは、県内の各市から集められた。
レペゼンホワイトストーン。僕は、ファーストを守ることになった。ばっちこい。
今日のピッチャーは、新山か。隣の市のチームでエース。新山、苦手なんだよな。なんか目がギョロっとしてて、心臓を掴まれそうな感じ。でもあいつも、結構ビビってるのかも。そりゃそうだ。相手は火星人。火星でいうところの、福島県あたりの代表選手らしい。
「一番 ライト 01011
もやしはあしがはやい
もやしは足がはやい。50mなら5.2秒で走る。
親友が昨日、不動産業界から足を洗った。水虫がひどいらしい。
あいつが担当してたプロジェクトで、足が出たらしいよ。進捗の遅延を責められて、逆ギレしたらしい。
取引先に謝罪に行く部長の足が重い。中学生の時、俺も足首につけてたな。
(了)
それではまた。
カンショウテキニナール
今日は雨らしい。憂鬱だ。(※1)
あの人に会えない寂しさを、なんとか紛らわしたい。(※2)
スマホを手に取る。ゲームアプリもまとめブログも2分と持たず(※3)閉じてしまった。
LINEをすればいいじゃないかって?(※4)そんな簡単に送れるなら、とっくに送ってるつーの。
それでもなんとなく、あの人とのトーク画面(※5)だけは開きっぱなしにしてみる。
すると突然、あの人から連絡が。「いまな
歯学部出身のタクシー運転手
「すいません、池袋駅まで。」
タクシーに乗り込んだ。運転手が扉を閉める。運転手はチラチラとバックミラーを見ている。見ているのは私ではない気がする。車は目白通りを直進している。
「お客さん、歯磨きしてます?」
「はい?」
通常、タクシー車内で聞くことのない問いかけに、少し驚いてしまった。
「歯磨き」
とタクシー運転手はもう一度言って、右の手でブラッシングする真似をした。歯磨きを知らない
人混みで歩けない実家
三年ぶりに地元に帰ってきた。この辺りも変わらないな、駅前の居酒屋がドーナツ屋になってたのは驚いたけど。
実家に着く。戸建て。二階建て。5LDK。鍵が開いていたのでドアを開ける。開けると、人がいる。いる。一人や二人ではなく、たくさんいる。ぎゅうぎゅうで入れない。たしかに、ここは実家のはず。表札を見返す。沢田。確かに。
「か、母さん?父さん?いる?ねえ、母さん?」
呼びかけると、居間の方か