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疲労故の腰痛
痛みを脳へ伝えるのは神経です。神経が興奮しなければ痛みは起きません。
例えば腰痛。
筋々膜性の腰痛であっても、椎間関節性の腰痛であっても、腰部の脊髄神経後枝の興奮によって引き起こされます。
筋々筋膜性腰痛であれば筋や筋膜の疲労や損傷、椎間関節性腰痛なら椎間関節の不適合からくる炎症によって、その近くの神経が興奮します。
ちなみに坐骨神経痛なら、坐骨神経(仙骨神経叢からの前枝が収束されたもの)の興奮です。
一部の例外を除いて、神経が興奮することなしに痛みが起こることはありません。
つまり腰痛を抑えるためには、神経の興奮を鎮めなければならない。
では、なぜ筋や筋膜の損傷や椎間関節の不適合が起きるのかといえば、疲れているから。腰の局所疲労、全身疲労、どちらにしても疲れていることに変わりはありません。
疲れの溜まった筋肉は、伸びるべき時に伸びず、伸張ストレスが掛かった時に微小断裂を起こします。また疲れていると、椎間関節部に正常時では掛からないはずの過度な負担が掛かります。
読んでくれてありがとうございます。
鍼治療は神経の興奮を抑え、同時に過緊張の状態にある筋肉を緩めることもできます。
日ごろから、腰の疲労、全身の疲労を取り除いて、腰痛を遠ざけましょう。