誰もが「おいしい」と感じるために必要なこと
飲食店経営をしていると食べながら常に考え、意見を言う習慣ができる。
どうしたらもっと美味しくなるのかを考えてしまう。
どの分野も美味しい表現にするにはどうしたら良いか共通する特徴があると思う。
美味しいとは何を1番感じて食べて欲しいのか伝わるかが大切だ。
素材の味なのかフルーツの美味しさなのかそれは様々であり、作り手の思いがそこにのってくる。
その通り美味しければまた来たいお店になる要素の一つになるだろう。
そこは実力勝負になってくる。
安くて美味しいものはたくさんあるが、こだわって思いが乗っている美味しさはチェーン店だと出しにくいのではないか。
そこが中小や個人が勝負できるポイントである。
きちんと美味しいものを出すには素材にこだわる必要がある。
余計な足し算をしすぎないことが素材の美味しさを感じてもらうために必要だ。
例えば、フランスパンにチーズとハムのサンドイッチがあったとする。
1番食べて欲しいところはフランスパンの小麦の味わいなのか、チーズの香りなのか、またはハムのジューシーさなのか。
全体を食べてどう感じるかも大切だがその中で特に楽しんでもらうところを決めた方が良い。
例えば、噛めば噛むほどしっかりと小麦の味を感じる部分が売りならば、小麦にこだわり、それを販売員さんがお客様に伝えた方が良い。
また余計な味付けがない方が良い。
例えばそこにチーズがかなり強かったりすると小麦の味わいを消してしまうのだ。
せっかく食べて欲しいところが足し算をしすぎることで消えてしまう。
これは勿体無い。
その組み合わせのパターンをしっかりと作ることが美味しい商品を並べるコツだと思う。
①主役を明確に
②味の強弱
③二層の味わい
この3つが美味しいと感じさせるポイントになる。
色々なものを食べながら常に意見を自分で見つけることで自社でも美味しいものが出せるようになるはず。
特に美味しくないと感じた時なぜそう思うのか追求すると良い。
「美味しい」は人によると見せかけて共通してこうやれば良いという方程式がある。
引き続き味の探究も続けていきたい。