わたしについて①
1978年に父と母の間に生まれた第一子。
物心ついたときから、両親は常に喧嘩をしていた。
父高知県出身28歳陸上自衛官、母徳島県出身20歳元、陸上自衛官。
喧嘩をする大きな声が怖い、母が殴られるのが怖い、かわいそう。
父不在時に父の悪口を聞かされる。父は悪者。
母を守るべく喧嘩の間に入れば自分も髪の毛を捕まれ投げ飛ばされる、
「お前なんか生まれてこなければよかったのに」と何度も何度も言われて育ってきた。
私には2つ下の妹がいて、5つ下の弟がいる。
妹は容姿も父似でかわいく、運動神経もよかった。弟は男の子というだけで大切にされていた。
私は母を守るため、マイペースなため、父からは嫌われていた。
離婚してほしい、と中学生に頃母に伝えたことがある。
こんなに殴られたり、言葉でひどいことを言われるために帰宅しているのではない。家庭に安心がない。辛い。とその時の思いを伝えた。
「子供3人を一人でそだてていけるだけの経済力はないから我慢して」と言われた。我慢した。
高校の進路説明会で、私は保育士になりたいので短大に行きたいと担任の先生と母の前で話した。
「女だからいかなくていい、弟の学費においておく」
と却下された。
そんな中、私が結婚するまで24歳まで実家で父の暴力を受け続けた。
その都度、消えてなくなりたいと思った。
つづく