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16、水戸・サザコーヒー
やっと涼しくなり秋を感じているタッザです。
今回の記録は2023年の4月、水戸駅構内にあるサザコーヒーで飲んだ1杯です。
常磐線の車窓から景色を眺めたり、持参した文庫本を読みながら私は、快適にひとりの時間を過ごしていた。
気づくと終点である水戸駅のアナウンスが車内に響いた。
帰宅するには水戸駅から乗り換えが必要だったが、水戸でコーヒーを飲むために次に乗る電車は1時間後に決めた。
初めての水戸で散歩しながらコーヒー店を見つけることに私は、心弾ませていた。
改札を出て間もなく、水戸駅直結のビル(エクセルみなみ)の3階にサザコーヒーを発見。
改札を出てからあまりにも近く、簡単にコーヒー店を見つけてしまい、戸惑ったが入店した。
店内は席数が多く、2人席やカウンター、屋外の席もあり、誰でも落ち着いてコーヒーが飲める空間だった。
定員さんからのおすすめは、「渋沢栄一仏蘭西珈琲物語」
その名前からどんなコーヒーなのか想像ができなかった私は、
豆の産地を訊くと、豆はイエメンとエチオピアのブレンド、との説明を受けた。
渋沢栄一とフランスとイエメンとエチオピア。
どんな関係があるのかと思いながら、そのおすすめを注文した。
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コーヒー記録
渋沢栄一仏蘭西珈琲物語(ブレンドコーヒー)
産地:イエメン、エチオピア
品種:モカ
価格:730円
香りは芳醇、フローラルの香りが広がるので香りも楽しめる1杯。
口当たり良く、後味は軽やかですっきりとしている。
味は甘さが強い。心地よい酸味もある。苦味はあまり感じない。
レジの左横には、コーヒー豆を販売しているコーナーがあり、豆の種類も多かったです。
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コーヒーを飲みながら、1番気になっていた「渋沢栄一仏蘭西珈琲物語」の由来を調べた。
1867年に渋沢栄一はパリ万国博覧会に参加するため渡仏し、渋沢の日記「航西日記」など当時の文献から推定したという。
日本人初は誰なのか
その勢いで私は、日本人で初めてコーヒーを飲んだのは、誰で、いつなのか、も調べた。
・日本人で初めてコーヒーを飲んだと言われている人物は大田南畝(おおたなんぽ)。別号は蜀山人(しょくさんじん)の名でも知られる文化人。
・彼がコーヒー飲用体験を残したのが1804年。
・コーヒーの味は、口には合わなかったと文献に残っている。
※参考:コーヒーの歴史 / UCC上島コーヒー
私は予定した電車の時間まで少し余裕があったので、水戸駅周辺を散歩しました。
水戸黄門誕生の地は、水戸駅から徒歩3分。
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助さん格さんは隣にいませんが、あのセリフが聞こえてきそうだった。
「この紋所が目に入らぬか!」
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ひれ伏しそうになりながら時計を見ると電車の時間が迫っていた。
私は水戸黄門像から逃げるように水戸駅まで走っていき、
駅の階段を必死に駆け降り、予定の電車になんとか間に合った。
私は呼吸を整え、席に座ると
景色を眺めることもせず、帰りは熟睡した。
読んでいただきありがとうございました。