森林破壊とその再生について考えてみる#1|数値でみる現状
国際食糧農業機関の推定によれば、1990年から2020年の間で、 森林面積にして約4億2000万ヘクタールが消失したそうだ(あるいは、植林や森林面積の拡大などの朗報も考慮すれば、実質1億7800万ヘクタールと算段できる)。事実、年間の森林破壊加速率は緩和してきているが、2015年から2020年の間では年間1000万ヘクタールの森林破壊が確認されている。
森林破壊に対して、森林再生に関して以下のようなスタンスで要約されるシーンが多い。つまりは、生物物理学的に地球温暖化と密接に関わっているからという説明である。
下図を参考に、2022年の森林破壊面積は、6.6Mhaである(ちなみに、こうした森林破壊のほとんど(96%) が熱帯地域で起こっている)。これを2030年までに実質ゼロにするわけである。あと6年少しで成し遂げようと、どんな施策と取り組みが行われているんだろうか?そうした疑問が次に湧いてきます。
ただ、国際的なNGOやシンクタンクなどは、「世界的に森林回復の規模が拡大している一方で、世界中の森林を回復するための官民の取り組みや進捗状況が不透明のため、追跡がスムーズに進んでいない」と(Forest Declaration Assessment 2023のレポート中)報告している。
まだまだ掘り下げてみたい問いは続々と浮かび上がってくる中(森林破壊はどうして続くのか、森林破壊による影響とはどんなことがあるのか、など)、
次回以降の記事で、それらの問いを一つ一つテーマにまとめていきたいと思います。
今回は一旦ここまで。
最後まで読んでくださりありがとうございます!
よかったら続編もまた覗きに来て下さいね♪
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