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とりあえず、掃除からはじめてみる

前回の投稿(下記参照)で決意表明はしたものの、何からはじめればいいのか分からず、何かやりたい気持ちと何をしたらいいのか分からないジレンマに襲われて、相変わらず悶々とした日々が続いていた。


何から手をつければいいのやら。
・・・とりあえず、何か資格でも取るか?
その「何か」が決まらないので却下。
じゃあ、オンラインサロンでも入会して、意識高い系の仲間入り?
まだ、そこまで意識を高めれていないしなぁ。却下。

みんな何からはじめてるんだろ。
変わりたい気持ちはある。新しい自分を構成していきたい。
その為には何からすべきか。
ただただ、気持ちだけが空回りして焦る。



何かに置き換えてイメージするという事

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Photo by Pixabay.com

そこで、今の気持ちを別のものに置き換えて整理してみることにした。

今回は、部屋に置き換えてみると、自分の今やるべき事が見えてきた。
『今の自分=今の自分の部屋』だとすると、新しい部屋にするためにリフォームやDIY、または模様替えで理想の部屋に近付けなければいけない。

リフォームが一番理想の部屋に近付けやすいが、その分コストがかかる。
自分に置き換えてみると、部屋のリフォームはスクーリングや専門学校と言ったところ。

次にDIY。DIYはリフォームよりはコストがかからないが、材料の買い出しから何から、その分すべて自分で調達してこなければいけない。こちらは、自分に置き換えたら、通信講座やオンラインセミナーといったところかな。

最後は一番手軽な模様替え。手軽な分、リフォームやDIYと違ってあまり大きな変化を感じにくい。だけど、コストがかからないと言ったメリットも大きい。模様替えを自分の事に置き換えるなら、読書やネット検索といったところかな。

やはり、効果が大きいほど確実性は増してくる。その分コストがかかる。
ごくごく当たり前の事なんだけどさ。

よりリアルにイメージしていくと、ある事に気付く。
どれをはじめるにしても、まず「部屋の掃除」からはじめなければ、何もはじめられない事に気付く。



部屋の掃除=部屋の掃除

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photo by keresi72


部屋の事を自分の事に置き換えて、リフォームはスクーリング、DIYは通信講座、模様替えは読書などと考えてみたけれど、じゃあその前に行う掃除は一体何になるんだろう?

部屋の掃除と言えば、いらなくなったものを処分したり、あまり使わなくなったものをしまったりする作業。これって、自分の事に置き換えなおしても、掃除になるんではないだろうか。

そう思い立って、僕は掃除をはじめた。
実際に掃除をする際に気を付けたこと、そして掃除して気付いた事がたくさんあった。正直、掃除にこんなにもパワーがあったなんて思いもよらなかった。今までは、ただ部屋をきれいにする事がゴールだと思っていたけど、掃除の奥は深かった。そして、掃除の先に見えたものは、とてつもない光に包まれた世界だった事に気付かされた。

掃除、マジやべぇ。マジリスペクトっすわー。


掃除の先に見えたもの

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Photo by Pixabay.com

掃除するにあたって気を付けた事がある。それは、

1.毎日どこか1ヵ所を必ず掃除する。

2.掃除した事を記録する。

3.家族にアピールをしない。

毎日どこか1ヵ所を必ず掃除する。これは、自分で毎日設定します。どんなところでもいいし、部屋毎の単位じゃなくていい。「今日は部屋のこの部分」「今日は冷蔵庫の中」とか、そんなんでいいと思う。
ちなみに僕は、「今日は机の上」や「今日は引き出しの中」「ベッドのヘッドボードの上」など、5〜10分程度でできるものや、時には「ルンバをかける」という、もはや掃除といってもいいのか分からないレベルの設定をしています。

これは、超超スモールステップでもいいので、とにかく
「やるべきことを明確にして、それを達成する」という、ごくごく当たり前の事をやっているのだ。
このごくごく当たり前の事が、段々と日々の生活に追われていく内に、様々な作業を「こなす」だけになってしまい、自分のやるべき事も明確にしないまま、ただ漠然と日々を過ごし、寝る前にYouTubeを見ながら寝落ちするという日々をただリピートするだけの状態になってしまうのだ。はい、それは僕です。
あ、それ自分にも思い当たるな・・・なんて思った方、それはもう、メンタルのリハビリが必要なんです。「え?自分はこんな事もできなくなっていたの?」って自覚する事からはじめましょう。
大丈夫です。僕も同じなので。僕もつい最近はじめましたから。今からでもお付き合いいただければ、きっと変化を感じる事ができる(はず)。

そのリハビリの第1段階、いや0段階と言うべきか。最初のうちは超超スモールステップでいいと思う。だってできないんだもん。
最初から大きな部屋の片付けやったら、モチベーションが毎日は続かないんですもん。
あくまで、「目標を立てて、それを達成する」という事が大切なんです。

また、掃除を予定していた場所を変更してもOK。朝、出かける前は「帰ってきたらあそこの棚の上を片付けよう」って考えてても、帰ってきたらヘトヘトで片付けれなかった。なんて事もあっていいと思う。だって、人生予定通りにいくことの方が少ないんだから。帰ってきて、しんどかったらルンバかけるだけでもOKだし、お風呂入った時に排水口の周りをサッと洗うだけでもOK。歯磨きの時に、洗面台をタオルで拭きあげるだけでも立派な掃除にカウントされます。
続けることが大事なんだから。

掃除したことを記録する

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photo by pixabay

掃除した事をなるべく記録しておく。これは、今日できたことをきちんと記録しておく事で、自分のモチベーション維持につながる。そして、後から見返した時に「こんなにやってきたんだな」という自分の自信にもつながるから。

こういうのって、翌日や翌々日までは覚えてたりするけど、数日経つとすっかり忘れてしまう。その結果、これまで目的を持って行ってきたことが、再び「こなす」という作業に逆戻りしてしまう。

これは、記録してモチベーションを保つ事が目的なので、必ずしも正確でなければいけないという事はない。「そう言えば、昨日書き忘れてた」とか、「この部屋のクローゼットのこの部分を掃除した」とか、そんな事まで気にする必要はない。書き忘れてたなら、思い出した時に書いてもいいし、掃除した場所も「収納の中」など、ざっくりでいい。
もちろん、やってもないのにやったなんて嘘を書くのはダメです。(笑)

また、記録する記録先も、ノートはもちろん、スマホのメモアプリなど何に記録してもOK。どうせ自分のための記録なんだから。
SNSで鍵アカウント作って、そこに記録してもOKです。
僕は、スマホ、iPad、PC(win)を使っているので、どのツールからでも同じように入力したり、編集したり読み返したりできるよう、非公開のブログを開設して、そこに記録しています。



家族や周囲にアピールをしない

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これ、男の人はやりがちじゃない?ちなみに、以前の僕はそうでした。
特にアピールという意識はないんだけど、ついつい「完了報告」をしてしまう。
「トイレ掃除しといたから」とか、「洗い物しといたよ」とか。
これって、サラリーマンだった頃からの癖ですかね。
きちんと上司やチームのみんなに報告をして、現状を共有しとくことの名残り?
とか言いながら、自分がこっそりネットで買ったモノとかは報告しない。

家族にアピールしても、妻の方がもっとやってる。だから、そんなテーブルの上片付けたくらいをアピールしても、何の対抗にもなりません。
周囲にアピールもNG。職場や仲のいい友人に「今、家の中のいろんなところ掃除してんだよね」ってアピールしようもんなら、「え?そんなに散らかってんの?」って、逆に誤解を招く事になる。場合によっては妻の評価を下げてしまう事にもなりかねない。

あくまで、自分のためにやる事であって、周りに評価してもらうことではない。



掃除の絶大なる効果

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超超スモールハードル掃除を続けてみて、得たものはかなり大きかった。

・コストがかからない。(初期投資ゼロ)
・目標達成した達成感。(←自信がつく)
・掃除した事による、心理的な効果。(きれいになって嬉しくなる)
・イライラする事が減る。(精神が安定してくる)
・自分のペースでやれる。(マイペースさは、続けるのにはとても大切)
・無心になれる。(掃除している間、無心になって解放される)
・キレイを保とうとする。(部屋が散らかりにくくなってくる)

ざっと思いつくだけでも、こんなに効果アリ。きっと、文章にできないだけで、もっと色んなところに効果があってると思う。
また、家族にアピールするなって書いたけど、アピールしなくても、きっと家族は見てくれてる。1週間、2週間と続けるうちに、家族もあなたの何かが変わりはじめてる事に気付いてくれてると思う。

評価されるために続けてる訳ではないけれど、評価されるとやっぱり嬉しい。「何か最近変わったね」とか、「ここ片付けてくれてありがとう」って言ってもらったなら、「おう」とか「別に」なんて素っ気なく返すんじゃなく、そこは素直に「ありがとう」と受け取ります。

畑を始める前の土壌づくり、家を建てる前の土台作りのように、変わる前の準備を始めるには、まずは掃除が大事なんだなって感じました。
僕は、これからも掃除生活は続けていきますよ。マイペースに。

それでは今日はこの辺で。

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