見出し画像

スポーツ選手でもないまめ子が鵞足炎になった話|episode-3-

つづきです。

※前の話はこちら

こんにちは。こーひーまめ子です。

今回は、鵞足炎の病院受診編に続いて、
episode-3- 予後の経過観察編についてお届けしたいと思います。

病院でエコー検査を受けると、膝下にある鵞足部という、太ももの筋肉が集まって骨に引っ付いている部分が炎症している、【 鵞足炎】と診断されたこーひーまめ子。

どうやら原因は、複合的。
一概には言えないみたいです。
ちなみに鵞足部は下記写真をご覧ください(まめ子のまめ知識)。

参考資料写真
【 鵞足はココ!】
※ただし痛みは「膝」周りと、「太もも」周り全体です。


予後の経過観察編

1. 客観的に考えてみた原因たち。

整形外科の通院を通して、
再度振り返ってみると原因は

■ 太ももの筋肉疲労
 ・仕事
 ・駅の階段を一段抜かしで上りがち
 ・休日は一日中街歩き

■ 普段からの身体の使い方
 ・ストレッチ不足
 ・ニーイントューアウト

■ 股関節の臼蓋形成不全によるバランスの歪み
 ・右脚だけ内旋しがち

が思い当たるところです。

当事者の肌感覚としては、ある日突然膝痛に見舞われて、膝を折ってしゃがむ事や正座が出来なくなり、それからわりとすぐに階段の上り下りに苦労するようになったため、本当に何事かと思いました。

整形外科は家から遠かったこともあり、結果的に3回通院しました。内容が納得できるものだったので、行って良かったと思っています。こちらで教わったリハビリを、今も継続して「のんびり、だらだら。」愚直に、そして誠実にしています。


2. 痛みレベルに比例して擦り減る集中力

脚の可動域の制限もそうですが、
とにかく痛みが一番ネックでした。

痛みのジャンルは、
ピリピリジンジン((炎症))
ズキズキチクチク((疼く))
たまにドスッ((針?!))
といった感じです。

仕事中も、常に痛みが
頭の80%を支配している状態です。

低いソファ席に深く腰掛けたお客さんも、まさか声をかけたカフェ店員が注文を取る際に、脚がやられてしゃがみ方が分からずに困っているとは思いもよらないでしょう。
他にも、「なんでこの店員、お会計のときに客がレジ前で待ってるのにチンタラ歩いてくるんだろう?」とか思われていたかもしれません。残念、そこのそいつは、早歩きすら出来ないだけです。

この頃の仕事中のまめ子の脳内
【 痛みに支配されているカオス情報図 】

全部読んでくれたら嬉しいです。


痛みが脳みそ常駐職員採用過多状態なので、
怪我をしてから3ヶ月くらい集中力が続かず、
悲しいことに買い物などの考え事をしていても、
頭の中で情報が散ってしまい、
物忘れも多くなっていた気がします。

オマケに、「いつ頃治るか」をネットを調べると鵞足炎は痛みが出てから2週間くらいで治ってくなどと書いてあり・・・、

「まめ子氏、治ってませぬが!?!?」

と、不安を覚えました。

ちなみに整形外科には、「治る時期はお答え出来ません(個人差や生活習慣による)」といったニュアンスの貼り紙が掲示してあったのが印象深かったです。

・・・仕事帰りにちょいと生活用品の買い物に寄りたくても、
うまく脚が動かせないので、それを「遠い」と感じるようになりました。

・・・休みの日に外出したくて(大好きなカフェ巡りをしたくて)も、
行ける場所や通れるルートが制限される不便さ。(エレベーターどこだろう・・・)

・・・じゃぁ、家の中で趣味の絵でも描いていようか?
と~~ころがドッコイ!
椅子に座った状態でも痛みが強く、描く意欲さえ消え失せる、やるせなさ。

・・・歯医者の定期検診では、「歯軋り習慣的に無意識でしてる?」と言われ、脚のストレスが明確化される始末。

今思えば、心身ともにそれほどのストレスレベルでした。

心の気持ち(やりたいこと)と、
身体の気持ち(できること)が、
同じ方向を向いていない日々に悶々&鬱々としていました。

精神的にも肉体的にも消耗が激しくて、毎日、夕方以降は「保たない」といった感覚がハッキリとありました。


3. もしや怪しい療法?でも背に腹はかえられぬ。

そこで、長続きする痛みに耐えかねて、痛みを取ることに特化した「痛くない治療法」をメインに行なっている整体院を調べて行ってみることにしたのです。

通っていた整形外科のポスターでもチラッと見えたのですが、

その名も
ゆらし療法」といいます。

…正直なところ、ネーミングだけだとかなり怪しい。…身体を揺らしたり、さすったりすることで痛みが取れる…?らしい。

行くかどうか迷いました。

でも、背に腹は変えられぬ。

整形外科では理学療法と湿布薬と痛み止めをエンドレス処方ループになるので、別角度からの見解やアプローチを試してみたかったのです。

それが自分に合えば、めっけもんだな、と。

膝ピンポイントの激痛期は乗り越えた気がするものの、1ヶ月経過してもなお、全く治っていないのである・・・。

この時期の症状は下記の絵のとおり。

んも~思わず描いちゃった。

負のループに陥るまめ子

今、思い出すだけでも痛いです。

痛みに耐えかねたまめ子、こうして「ゆらし療法」を試しに予約して一度行ってみました!
やたら高レビューなのが、逆に怪しいぜ・・・という思いは払拭出来ずとも、
もはや痛みから解放されたすぎて、四の五の言ってられませんでした。
予約完了時には、自分でも謎の決断力と行動力を発揮したな と思います。

場所は雑居ビルの一室で、怪しさボルテージ最高潮でしたが、
症状の入念なヒアリングから始まり、温かい手で時間をかけて、とても丁寧に施術してくださいました。

怪しいとか、散々疑っていて大変申し訳ございませんでした。

体感として整形外科と違うところは、こんなところです。↓


・患部のみならず、繋がっている全身ベースの視点でもみてくれる。
( 首・肩・腰なども施術してくれました。)

・筋肉に触れながら硬いところや張っているところを確かながら、
 温かい手で揺らしながら優しく時間をかけて揉みほぐしていくため、
 基本、あまり痛くない。
 ( 日常生活で痛かったので、施術の痛さが少なくてよかった。)

・可動域のビフォーアフターをその場で実体験させてくれる。

・姿勢、歩き方、しゃがむときの無意識の癖を実際に見て指導してくれる。

患部を主としつつ、全身を一つずつチェックし、お互いに把握しながら進めていく二人三脚のような施術スタイルでした。

人任せではなく、自分事としてきっちり治していきたい気持ちの強い人・生活習慣の改善意欲の高い人との相性が良さそうだなと思います。

それがとても心地よく、納得がいくなぁと感じたので、合計で2回行きました。
またどこか身体の調子がおかしかったら、相談先の候補にしたいくらい、身体についてのお話しが楽しい先生でした。

きっと完治した暁には、一緒になって喜んでくれる、
そんな施術方針と、お人柄の先生です。


4. ゆらし療法に行ってみて、さらに分かったこと。

ここでは

  1. 家でも仕事の休憩中でも出来る 太ももマッサージ

  2. 綺麗な立ち姿勢のポイント

  3. しゃがむときになるべくこうした方がいい

  4. オススメの歩く練習方法

  5. 腰の痛みにフリフリ体操

といった具体的なアドバイスをいただきました。
詳細は専門家ではないため、やや割愛します。

  1. は、椅子に座ってから、内旋してしまいがちな太ももの筋肉を、外側へグイッと両手で向けるマッサージ。今も継続しています。
    痛くなってきたな~とか、脚が疲れて張ってきてるな~というときに、暇さえあれば行っています。

  2. は、胸の中心を斜め上に向ける意識を持つこと。頑張りすぎると腰を反ってしまうので、意識だけ。そうすることで、呼吸が深くなり、顔は前を向き、肩は後ろに下がり、自然と綺麗な姿勢になるのだそう。今まで、いかに呼吸が浅く丸まっていたかが分かります。

  3. は、無意識に落とし物を拾う体勢の再現時に、ニーイントューアウトになっていたそう。自分では分かりませんでした。「女性は脚を閉じなきゃという意識が強いのかも」と仰っていました。よっしゃヤンキー座りのガニ股でいきやす!※極端だけど、ある意味正解らしい。ヤンキー座り、侮れん。

  4. 地面に骨盤幅の2本のラインがある想定で、一歩一歩片足ずつ重心移動を意識して感じながら、ゆっくりじっくり姿勢良く歩く方法(割愛します)。

  5. うつ伏せに寝っ転がって、お尻をフリフリすることで腰の痛みを軽減する運動(割愛します)。

ゆらし療法に行って良かったな~と今でも本当に思うところは、
自分の生活習慣や身体の動かし方の癖までみてくれたところです。

先生:「普段通りに立ってみて?・・・膝が若干曲がっているね。」
まめ子:「ええ??自分では真っ直ぐ立ってるつもりなんですけど・・」
先生:「痛みが億劫でかばって、ずっと曲げ続けちゃってるみたいだね。膝を伸ばすと・・・本来ならこうっ!」
まめ子:「おおう!??!」

くらいに衝撃の事実でした。
常日頃、膝を無意識に曲げていたのです。言うならばスクワット状態。
そりゃぁ太もも攣るわ・・・。
人によっては、逆に膝を奥に入れ過ぎてしまうらしく、このあたりは専門の方に診てもらった方が無難かと思います。

正しい姿勢は、かかとの上に膝関節膝関節の上に股関節股関節の上に背骨・・・と、骨が積み上がっている状態です。
正しい姿勢でいることで、その間に筋肉は休んでいるのだそう。
ぉぉん・・、まめ子筋、全然休めてないじゃぁん・・。

現代では、スマホ歩きの姿勢がこの「無意識の悪しき姿勢」にほぼ当てはまるようです。

試しに、駅で行き交う人々の歩き方を観察してみたところ、正しい姿勢で歩いている人は、一日に1人か2人見つけるのがやっとでした。

正しい姿勢で歩く方は、歩行速度が速いし、
何より二足歩行で進化してきた"人類として美しい"です。

そんな訳無いだろ!!と言いたくなるくらい、
いつの間にかガタガタな姿勢になっていました。

胸を張ると、
呼吸は深く、姿勢は正しく、
そして筋肉を休ませることが出来るぞ!

どうしたら、より良く、この身体の問題を改善できるか?
ただ元のように歩けるようになるのではなく、その先の、治った後再発しないための綺麗で上手な身体の動かし方。

整形外科でレントゲンやエコー検査、どんなに薬をもらっても、
「生活習慣のどこを修正すれば、治る可能性があるのか?」というところまで、整形外科(※理学療法に頻繁に通える場合は別です)と、自分だけで突き詰めるのは、難しかったように思います。

そんな自分の生活習慣の癖を、指摘してもらい、把握できたこと。

「施術後に少し脚が動かしやすくなった、もしかしたら時間がかかるだけで、ちゃんと治るのかも?」といった、
治るまでのビジョンが鮮明になったこと。

この2点は、今後の回復に向けて、特に希望になりました。

以上が、受傷から1ヶ月~2ヶ月後のお話になります。
怪我をしたのがゴールデンウィーク手前でしたので、4月末。

整形外科は5月に3回、
ゆらし療法は5月に1回、6月に1回行きました。

仕事の休みが、「家に籠もって安静にしとくか」「治療に行くか」の二択になるのは、なかなかに厳しかったです。



今現在もなお、整形外科の理学療法と、ゆらし療法のアドバイスは継続しています。

さらに、母のススメで鍼灸にも行ってみて──!?!
つづきは、少しずつ書こうと思います。


寒暖差が身体にこたえる季節、
みなさまも、くれぐれもご自愛くださいね。

「 夕暮れに現れた三日月と雲 」をお届けします

いいなと思ったら応援しよう!