黒歴史とストレス
「うーむ、まったく眠れない・・・」
中学二年生の土曜日の夜。
私は一睡もできなかったことがあります。
なぜ一睡もできなかったかというと
気になる同級生(女)をデートに誘おうと
あれこれプランを考えていたからです。
しかし私は、女生徒と恋仲ではありません。
友達状態の女をどうデートに誘うのか?
むしろ誘ってもいいものなんだろうか?
外野どもに冷やかされるんじゃないか?
直接話しかけたら面倒なことになるか?
だったらここは電話でいくべきなのか?
いやしかし家族が出たらどうするのだ?
(スマホが普及していないので家電話)
こんなことをグルグルと何度も何度も
シミュレーションしていたら脳が覚醒して
眠るどころじゃなくなったんです。
すごい。自分のことながら思春期はすごい。
なにが一番すごいって
デートを断られるなんて思ってないのがすごい。
とんでもないポジティブ野郎だったのか、私。
そんなこんなで夜が明けて日曜日。
「やっぱ電話だな!よおおしかけてやるぜ!」
とフラフラの頭で女生徒の家へ電話しました。
「もしもし?〇〇だが」
無情にも電話に出たのは女生徒の父親。
いきなり想定外の事態に混乱したけど
徹夜でバグった頭に後退はない。進め。
「あのう、△△さんはおられますか?」
「・・・△△は出かけているが、君は誰?」
「出かけてるんですかぁ。じゃあ大丈夫です」
父親の返答を待つことなく電話を切る私。
なにが大丈夫だと言うのか。もう無理だ。
げに恐ろしきは思春期の思い込み。行動力。
私の記憶を整理していたらこんな黒歴史が
出てきましたってお話でした。
くっ、ころせえええ。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
黒歴史はおいといて、ストレスの話。
ストレスってひとくちに言うけど
『良いストレス』と
『悪いストレス』があるのはご存じでしょうか。
良いストレスってのは、アレです。
スポーツなんかの緊張感。試験での集中力。
これがあるからいい結果が出るんだぞってやつ。
悪いストレスってのは、アレです。
自分にはできない、無理。過呼吸が起きる。
それが過ぎると心と体に不調をきたすってやつ。
多くの人が「ストレス」って言ってるのが
『悪いストレス』のことなんですよね。
「悪いストレス」ってのは学生時代から
経験している人が多いんです。人間関係でね。
社会人になるともっと増える傾向にあります。
人間関係に加えて仕事とか責任とか出ますし。
で、ここで私が言いたいのは
悪いストレス溜まりまくってないですか?
ということです。
なぜなら、悪いストレスが溜まりまくると
私たちの心と体は絶対耐えられないんです。
個人差はあるんですけど誰でも限界はある。
そして、限界までいってしまうと、壊れる。
壊れてしまったら、一人では復帰困難です。
いわゆる“うつ”というステージに移行です。
そうなってしまったら結構たいへんなので
そうなる前にストレスを抜こうって話です。
まずは現状把握です。
いま、あなたが
どれだけ悪いストレスを抱えているのか?
自分のために知っておいて損はありません。
では、どうやってそれを調べるのかというと
方法はかんたんです。
朝、起きたときに心も体も絶好調か?
これだけで悪いストレスの有無が分かります。
①はまったく問題ないとしても
②はなんらかのケアが望ましいですし
③、④に至っては早急になんとかすべきです。
一人で悩まず専門家に相談をおススメします。
ちなみに冒頭の中学生時代の私は
メンタルがかなり強くて悪いストレスが
ほとんどない無敵状態だったんですけど
やっぱり、学年が上がるにつれて
悪いストレスが溜まり荒れていきました。
荒れることでストレスを発散したんです。
お世辞にも良いストレス発散ではないので
全然おススメできない方法なんですけども
それでも発散できないよりは全然マシです。
あなたはストレスを上手に発散できていますか?