夫婦の「好き」が大事なワケ
パートナーに「好き」と言っていますか?
おそらく、どんな夫婦であろうと
お互い付き合い立ての頃だったら
「キレイだ」「好きだ」と本気で
言い合っていたことだと思います。
もちろん私も言っていました。
普段言えないから恥ずかしいけど
言葉にすることによって進展する
みたいな感じ、ありましたよね?
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ところが結婚すると言わなくなる。
連れ添う歳月が増すごとに愛情は
深まっていくと言われていますね。
それなのになぜか愛を表す言葉は
反比例するように無くなっていく。
私も結婚したてはそうでした。
なぜ、言葉をかけなくなったのか?
私はこんな風に思っていたんです。
「今までさんざん言ったのだから
もう、言わなくても分かるだろう。
それに結婚こそがなによりの証だ」
私は、本気でそう信じていました。
でも、全く通じていませんでした。
「私のこともう嫌いになったの?」
真剣なトーンで嫁に言われました。
冷水を背中に流し込まれたように
私はウゥッと身震いしてしまった。
その時身に染みて実感したんです。
言葉は口にしないと伝わらないと。
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私たちはちゃんと伝えてくれないと
まったく伝わらない生き物なんです。
“ちゃんと伝える”とはどういうことか?
相手に、しっかり伝わることです。
自分が、しっかり伝えるではダメなんです。
「伝わる」は、相手主体になっているのに対し
「伝える」は、自分主体にすぎません。
俺はちゃんと言った!あとは知らんぞ!
このように、悲しいくらい
一方通行の伝え方になっていないでしょうか。
ちゃんと伝えるのって意外と難しいもの。
そもそも価値観が異なる他人同士なので
話がすんなり受け入れられるはずはない。
話し合いには衝突がつきものです。
ぶつかって、お互いの意見を洗い出して
妥協案を探り合って、またぶつかって…。
時に険悪な雰囲気になるかもしれません。
それでも、衝突というのは必要な要素。
個人と個人が結びつくために大事なもの。
衝突を恐れて遠慮ばかりしていると
お互いの関係性がいびつになってしまいます。
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私は嫁に「好き」と伝えるようになりました。
言葉で、しっかりと、できるだけ毎日。
はじめのうちは「好き」が届いているのか
まったく自分で判断できませんでした。
表情を見ても、よく分からない。
尋ねてみても、確信を得れない。
でも、毎日続けているうちに嫁に変化が。
嫁も「好き」と伝えるようになったのです。
そのときにようやく、伝わったと感じました。
貴方はパートナーに「好き」と言っていますか?