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嫁と一緒にドライブ。 走り慣れた街の道から少し外れて 少しさびれた小高い住宅地へ出た。 おや、目下に見えるのは、工場? 作業員が休憩をするような小屋に なにかしらの大きな文字が書かれた パネルが5~6枚張り付けてある。 パネルには文字が書いてあるようだ。 なんて書いてあるのだろう? よし、行ったことがないけれど あそこへ降りてみよう。いいよね? ぼくは車を走らせる。知らない道へ。 嫁も興奮気味。久しぶりのミステリーツアー。 案外、迷わずに、着いた。謎
ブッシュドノエルを食べてみたい。 あれは「こち亀」の漫画だったかな。 クリスマスケーキとしてブッシュドノエルが 出てきた回があったような気がする。 その絵が美味しそうで美味しそうで。 この洒落たケーキ、いつか食べてみたいぞ! と思ってから早や〇〇年。 私は未だにブッシュドノエルを食べていない。 ・・・ 「ねえ夫くん、今年のクリスマスケーキ どうする?そろそろ予約しないと」 あ…あ? クリスマスぅ?えっ、もうクリスマス? 「そうだよ来月にはもうクリスマスだよ」 時
手のひらで転がすという言葉があります。 この言葉にどんなイメージを持つでしょうか。 私はけっこう良いイメージを持っています。 掌中の珠を慈しみ、撫で、愛でる。 そのような「大事にする」イメージです。 「もてあそぶ」ではありません。 何を言いたいのかというと 夫婦生活において手のひらで転がすという感覚は 大事なものなのではないか、ということです。 ・・・ もちろん、手のひらで転がすという言葉は 相手を操るという意味合いが強めです。 褒めて、おだてて、その気にさせて 自分
みなさんおはようございます。 今日はお待ちかねの「いい夫婦の日」! てなわけで「思い返せばいい夫婦だった!」的な エピソードをつらつら書いてみたい気分です。 よろしければお付き合いくださいませ。 ・・・ episode1『ズッ友』 「おれたち!ズッ友だよな!」 と言う掛け声と同時に 「く」の字に曲げた私の左腕と 「く」の字に曲げた嫁の右腕を ガッシィーン!と効果音が出るくらいの勢いで クロスさせるのが私たち夫婦のマイブーム。 この後夫婦のテンションが爆上がりします。
ぼくは車の運転がきらいだ。 なんでかって?よくぞ聞いてくれました。 極度の方向音痴ってやつなんだよ、ぼかぁ。 運転免許をとりたてのころにね はじめて車を従兄弟からもらったんだよね。 あれは、うれしかったなぁ。 これでもかっていうくらい、乗り回したっけ。 たのしいんだけど、となりに人を乗せるとね とたんにキンチョウしちゃうわけ。 なんでだろう? そのときのぼくの頭の中は 「ぜーったいに道をまちがえるな!」 って警報ががんがん鳴っているんだよ。 たぶん、パッションにあふれ
日曜日の朝は珈琲から始まる――― いかーん!ムラムラしてきた。 カフェイン成分が足りぬ! 嫁様、珈琲を淹れようぞ。 先日購入したエメラルドマウンテンを開封じゃ。 「おぉ、いいね。何か手伝うかい?」 じゃあモデルになってくれ。 「は?」 何か今日は写真を撮りたい気分なのだ。 「はあ」 だいじょうぶ!手しか映さないから、ね? 「へえ」 じゃあまずは、珈琲豆をウチの電動ミルに ザラザラ~っと入れてみようか!35gね。 いいねー!いいねー!角度バッチリ! 肌も輝い
「このっ、泥棒猫ぉお!!」 私がその昔見ていた昼ドラ。 若い女性に顔面にコップの水を浴びせて 食事にはコロッケと称したタワシを出し ドロドロ泥沼の愛憎劇が繰り広げられる… (女って怖いんだな…ごくり) と震え上がりながらも 指の隙間から画面を見ていた私です。 でもストーリーをよくよく見てみると 男がホイホイと浮気しちゃうんだよね… えっ、そんなの絶対バレるやつじゃん! て思って見てたら案の定すぐバレる。 この荒唐無稽な展開が一周まわって 妙に面白い。めっちゃツボ
「夫くん、これあげるよ」 嫁ちゃんがカルディで爆買いしてきたらしく ご丁寧に私におみやげまで持ってきてくれた。 さて、嫁ちゃんが私に何を買ってくれたのかと 目を凝らしてみると…ラムレーズン? 果肉入りラムレーズンフレーバーコーヒー?? なんだろうこれ、初めて見る。新商品? 「うん、ぜひ夫くんに飲んでほしくてね!」 ああ、うん。ありがとう。でもこれさぁ… なんでラムレーズン味のチョイスなの? 「夫くん、ラムレーズン好きでしょ?」 いや、好きじゃないよ? 「ええ
「わたし、あなたの作る〇〇が好きだよ」 ウチの嫁ちゃんは、料理が上手い。 「上手い」というのは手際が良いだけでなく 作る料理がどれも美味しいという意味もある。 三つのIHコンロとオーブントースターを操り あれよあれよと料理が並行で出来ていく様は 毎度のことながら恐れ入る。(しかも美味だ) そんなわけでウチの特級料理長は嫁ちゃん。 料理を「作る方」は完全にお任せ状態だ。 しかし、幸いなことに、ウチの嫁ちゃんは 食べ終わった食器の「片付け」が大嫌いだ。 どうしてそれが幸い