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#1ブラジル・キャラメラード

衝撃の出会い!!
こんなに香りが甘いコーヒーが存在していたのか!

そう、それはカルディーのコーヒーを購入するのに五キロの距離を往復することに疲れたころだった。
しかも割と暑くなった梅雨のころだったかもしれない。
暑い中、コーヒーを買うためだけに出かけるのもしんどいのである。

「そうだ、通販で探そう。できればマイルドな奴」

飲み比べもできたらやりたいと思ったので、お手軽にマイルドコーヒーの飲み比べができる通販セットを探してみた。
そんな都合よくお手頃なネット通販が存在しているのだろうか。

存在していた。

このマイルドお試しセットのおかげで私は甘い系のコーヒーに目覚めてしまった。
人生の大きな転換点である。
注文してから、あっという間に届いたこちらのコーヒー。50gずつパッケージングされてた。
届いた時点では焙煎したてのコーヒー豆。
ネット情報を頼りに焙煎日からに2、3日経ってからの方がおいしいと聞き、実行した。
各パックを開いて……。

香りがどれもいい!!

とにかく香りがいい。
香ばしさでキッチンがいっぱいになってしまった。
しかしとにかく、香りがすごい。
全部別々のジップロック(S)に可能な限り空気を抜いて収納。
さらに二袋に分けてコーヒーキャニスターに入れた。

実はこれも友人に、もらってたんだ。

で、全部消費するのに二週間以上かかるので、片方を冷蔵庫に入れた。
もう片方は常温・二週間で飲み切ろうと思って。
先に飲もうと思った側にキャラメラードはあったのである。
それで数日置いてすぐに、キャラメラードから手を付けたのだった。

ブラジル・キャラメラード

挽いた瞬間からとにかく香りが甘い!

この時は手挽きのドームミルなので、あまりダイレクトに香りは広がらないはずなのに。
いい香りだった。
だが、この香り旋風はこれだけにとどまらない。

お湯で粉を蒸らす時にとても膨らむ!
頭を殴られたかのように甘い香りがガツンと響く!

お湯をちょっと注いだだけでこの香り。
とてもたまらない。
じっくりお湯を注いでコーヒーを作り上げた。

飲み口すっきり。コクが甘かった。とても。
つまりおいしいのだ。

マイルドというだけあって、苦み・酸味は感じない。
コーヒーといえば苦いものという概念を壊してくれるコーヒーだった。
この時は中挽き~中粗挽きぐらいの細かさで挽いて飲んだ。
もうちょっと細かく引いてもおいしいかもしれない。
私はそう確信していた。

ちなみに余談だが、コーヒーを淹れた後のガラも甘い香りを発し続けた。
朝に飲んで、夜帰って玄関を開けると、コーヒーの香りが漂ってくるぐらいには。
飲んだ後も楽しめるなんて素敵だね。

しかし時には、コーヒー豆を挽くのがしんどい朝だってある。

そんな私に、ドリップバッグ!

いつでも手軽においしいコーヒーが飲める。
私にとっては最高のドリップバッグである。

幸せな朝に、甘い香りのコーヒーを。
最高じゃないか。

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