生成AIの話題にイマイチついていけない感の正体 〜Stability AIさんとイベントをやってみて気づいたこと〜
みなさん、こんにちは。みんなのコード杉之原です。みんなのコードでは、業務執行責任を担っています。私は、これまでITベンチャー企業で組織の成長フェーズを経験してきました。
先日、女性対象オンラインイベント「生成AIの話題にイマイチついていけない人のための画像生成AI体験講座」を開催しました!ゲスト講師には、磯﨑直美さん(Stability AI Japan株式会社 Community Management Lead)をお招きしました。
「生成AIの話題にイマイチついていけない人のための生成AI講座」シリーズは、2回目の開催となります。もともとは、社内で生成AIの話題が飛び交う中で、静かに自信を失っていく女性メンバーたちの様子を見たことから企画が始まりました。
こんな私たちの思いに共感してくださった磯﨑さんとのご縁から、Stability AI さんと「生成AIの話題にイマイチついていけない人のための生成AI講座」第2弾の開催が実現しました。
”Stable Diffusion”を使ってみよう
イベントでは、Stability AIさんが提供するClipdropにアクセスし、画像生成AIの”Stable Diffusion”、写真を任意の画像形式に生成してくれる”Uncrop”を利用しました。
Clipdropは、Stable diffusionをはじめ、画像生成AIの技術を利用したさまざまな機能がありますので、ぜひアクセスしてみてください。(なんと、イベント同日に、Clipdropの日本語版がリリースされました!)
イベントでは、磯﨑さんに、画像生成AIとは何かから、言語モデルとの違い、画像の著作権や気をつけたいことまで解説していただきました。
「生成AIの話題にイマイチついていけない感」の正体
さて、イベントを開催するきっかけとなった、「生成AIの話題にイマイチついていけない感」の正体はいったい何か。
一緒にイベント運営をしてくれたメンバーの洞が、「最初から上手にやろうとする必要はない」「諦めない」「自分のせいにしない」という気づきを共有してくれました。
最初から上手くやろうとする必要はない
例えば、Stable Diffusionを使う場合、ソーシャルメディアで流れてくるようなかっこいい画像が、一発で出てくるものだと思っていました。自分が思ったものを一発でつくれず、生成AIを利用することのメリットを感じないまま、いつの間にか使わなくなっていました。
イベントでは、参加者の皆さんにも実際に生成AIを使っていただく時間を企画しました。ワークショップの企画を通して、最初から一発で思ったとおりのものが出てくるなんて、そんなことはない。再生成したり、何度もプロンプト(指示)を書き換えたりすることでやっと理想に近づいていけることに気づきました。
諦めない
私の場合、まず英語である時点で、サイトから離れたくなります。でも、プロンプトを入れる場所と「生成 = generate」だけ覚えてしまえば、何も問題なくサービスを利用できることに気づきました。
英語のプロンプトも、翻訳サービスで英訳してからコピペすればOKです。
自分のせいにしない
思ったように生成AIサービスを使えないと、使いこなせない自分が悪いのではないか、と思ってしまう自分に気づきました。
手応えをつかむまでは、誰かと使ってみることも有効だと思います。ワークショップの企画は、洞と杉之原が2人でStable Diffusionの画面を見ながら進めました。「ここを押してみたら良いんじゃない?」「こっちじゃないですか?」「こういう指示も良さそう!」と、試行錯誤しながら操作できたことで、過程を楽しむことが出来ました。
仕事に使わなくては!と思うと、行き詰まる気がします。まずは友人や親子同士で取り組んでみるのもおすすめです。
”イマイチついていけない”を共有できる場
イベントでは、最初に”イマイチついていけない”エピソードをチャットに書き込んでいただきました。
生成AIのテーマに限らず、会社では、どうしても、分からないと言い出せない雰囲気を感じてしまうことがありますが、「イマイチついていけていない感を感じているのは自分だけではない」のだと、仲間が増えた気がしました。
ご参加の皆さまからも、こんな声をいただきました。
磯﨑さんからも、コメントをいただきました!
ご参加いただいた皆さま、磯﨑さん、ありがとうございました!
ここまでお読みくださりありがとうございます。
みんなのコードは、「誰もがテクノロジーを創造的に楽しむ国にする」をビジョンに掲げ、2015年の団体設立以来、小中高でのプログラミング教育等を中心に、情報教育の発展に向け活動し、多くの方からのご支援をいただきながら取り組んでまいりました。
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