
Photo by
tomowo1001
月は船 星は白波 雲は海 いかに漕ぐらん 桂男はただ一人して
12月13日の「麒麟がくる」で、光秀が、完成間近の坂本城を妻の煕子に見せに行くシーンがありました。
天守に昇り、糟糠の妻をエスコートしながら
月は船 星は白波 雲は海 いかに漕ぐらん 桂男はただ一人して
という今様を謡います。途中からは二人一緒にハモっていました。
眼前には琵琶湖が広がっています。
なんてロマンティックなシチュエーションだろうと思いました。
ルイス・フロイスも、安土城に次ぐ壮麗な城だと驚嘆したそうです。
Twitterで詳しく解説されている方がおられたのでシェアしました。
↓↓↓
月は船 星は白波 雲は海 いかに漕ぐらん 桂男はただ一人して
— 細川の御隠居 (@yuusai1534) December 13, 2020
(月は船、星は白波、雲は海。一体どうやって漕いでいるのだろう、月に住んでいる桂男(中国では月に住んでいるとされる伝説上の住人、または日本の妖怪。 前者の意味から「美男」の慣用句でもある)はたった一人なのに)#麒麟がくる
これは梁塵秘抄という後白河上皇の選んだ今様(流行歌)の歌謡集に載っていた歌の一つ。この梁塵秘抄には、海の底の民ならお馴染みの、「遊びをせんとや生まれけむ 戯れせんとや生まれけむ 遊ぶ子どもの声きけば わが身さへこそゆるがるれ」の歌も納められている。#麒麟がくる
— 細川の御隠居 (@yuusai1534) December 13, 2020
遊びをせんとや生まれけむ