今週のアニメ業界関連ニュースまとめ 2024/6/25 #151
クリエイティブよりも、ビジネス関連強めのアニメニュース・記事をキュレーションしています。
夏アニメの放送・配信が直前に控えるこの時期は、いつも嵐の前の静けさを感じています。春アニメの情報も出し尽くし。夏アニメの情報も意識的にコントロールされているので、ニュースも現行アニメというよりも、俯瞰的なものが多い気がします。
“アニメ総集編”の劇場版『ぼっち・ざ・ろっく!』が全国映画動員ランキングで1位を獲得したワケ
マーケティングというよりも、内容面に沿った検証記事ですね。再編集されたことで、「脇道」に逸れることなく、映画として一本筋が通った作品になりました。『ぼっち・ざ・ろっく!』の小ネタは、それはそれで面白いですが、TV版は少し過剰であったのかもしれません。
ジェトロがアニメIPビジネスに関する調査報告書完成を記念し、「ANIME EXPO 2024」で業界関係者を招待したイベントを開催!
Anime Expo 2024でのイベントなので気軽に参加できませんが、調査報告書は「後日、ジェトロのHPで一般公開する予定」とのこと。海外とのハブを担うジェトロがどのような報告書を発表されるのか楽しみにしています。
アニメファンの演奏家による「池袋アニメフィル」、AI生成画像利用で謝罪 高橋洋子さんが出演辞退
最近、「AI生成画像」周りがかなりセンシティブになっていると思います。明らかな著作権侵害であればNGですが、今回は「商用利用OKな画像素材からデザイン」という前提があるので、もっと寛容的でも良いのではと感じています。
ブラジルで『AKIRA』はやらせた日系3世の挑戦
人に歴史あり。現在、日本のアニメ産業市場の半分は、海外が担っています。もちろんNetflixやAmazonなどの存在感は大きいですが、当記事の佐藤さんのように、昔から海外でコンテンツの事業をおこなっている方々の功績も大きいです。忘れないようにしたいです。
昔の冷遇からは信じられない? 日本アニメはどうやって社会的地位を高めてきたのか
アニメ市場規模拡大については、要所要所で大きなトピックがありました。子供向けのコンテンツだったアニメが、大人も楽しめる奥深さを描くようになったり、製作委員会方式の浸透で作品数が増加することで、視聴機会が多くなったりもしました。全ては積み重ねの結果だと思います。
アニメスタジオ3Hzが、A-1 Picturesに事業譲渡 『ガンゲイル・オンライン』など制作
制作スタジオの買収や譲渡のニュースが活発になってきます。スタジオの多さが、日本のアニメの多様性も担保しているところもあるのでしょう。けれど、一方であまりにも細分化されている状況もあります。スケールメリットを活かすためには、まとまることも大切かと。
「スーパーマリオ」新作アニメ映画の日本公開が2026年4月24日に決定
前作の『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』は、『アナと雪の女王』超えを果たし、全世界興行収入において歴代2位の作品となりました。(1位は『アナと雪の女王2』)これだけの特大ヒットになったので、続編制作は既定路線ですね。