見出し画像

今週のアニメ業界関連ニュースまとめ 2024/10/15 #167

クリエイティブよりも、ビジネス関連強めのアニメニュース・記事をキュレーションしています。
「日本のアニメ」産業市場の半分が、今や海外です。メインは北米・ヨーロッパ・中国・韓国などですが、最近はインドやアフリカなども報じられることがあります。アニメの市場的にはまだまだ小さいですが、人口動態などの面でも爆発力を秘めていると思います。


漫画やアニメ アフリカで急拡大?

アフリカで、アニメや漫画、ドラマといった「コンテンツビジネス」の成長が注目されています。

記事タイトルで、急拡大のあとに「?」がある通り、本当に急拡大するかどうか不明ですが、拡大の「兆し」はあるようです。ただし記事や写真を見る限りでは、必ずしも「日本」のアニメ・漫画に限らずという雰囲気です。今後、日本のコンテンツの成長がどのような形で現れるかは注視する必要があります。

儒烏風亭らでん「まいたけダンス」のヒットから考える、短編アニメ業界の“新たな可能性”

ホロライブ所属のVTuber・儒烏風亭(じゅうふうてい)らでんがアップした『まいたけダンス』などの「きのこダンス動画」がTikTokなどSNSサイトにおいて、大きなバズを起こし、ダンス動画などが日々拡散されている。

切り抜き動画は短編動画ではありますが、短編作品としてはなかなか認められないでしょう。とはいえ、両者ともコンテンツであることに変わりありません。「短編アニメ」といったら、「鷹の爪」のようなコンテンツではなくて、「まいたけダンス」の路線になる日が来るかもしれません。

【今期TVアニメランキング】「チ。」「マジルミエ」「ブルーロック」が高順位でスタート

10月第2週の2024年秋アニメ録画ランキングは、「チ。―地球の運動について―」が首位でスタートした。

『ブルーロック』のシーズン2よりも、『チ。』と『マジルミエ』が上位とは驚きです。この秋アニメを牽引する2作品になるかもしれません。引き続き勢いが続くか注目しています。

TOKYO EPIC、ショートアニメ専門の配信プラットフォーム「PocketANIME」設立を発表…あわせて専用制作スタジオの立ち上げも

東京タワーを拠点に、グローバルに展開するオリジナルコンテンツのプロデュース、制作を行うTOKYO EPICは、新たなショートアニメ専門の配信プラットフォーム「PocketANIME」の設立と、それに伴う専用制作スタジオの立ち上げると発表した。

EPICと名が付いているので、いよいよEPICゲームスがアニメに参入!?と思いきや、仕掛けているのは日本のベンチャー企業なのですね。アニメは、どこまで行っても「人」の問題から離れられないので、どのようなクリエイターたちが参画するのか楽しみです。

野沢雅子ら声優の声をAI音声化 青二プロダクション発表で音声ナビなどへ提供「演技の領域に関わるものにはサービスを提供しない」

声優事務所・青二プロダクションと株式会社CoeFontは7日、AI音声技術を活用したグローバル戦略を展開するためのパートナーシップを締結したことを発表した。

演技以外ということで、キャラクター声はナシですね。声優の声そのものでAI化です。こうした企画には、青二プロダクションは一番厳しいと思っていたので、意外な感じもします。声優業界も色々と変わってきているのでしょう。

旭プロダクションとぴえろが業務提携 高品質な作品を安定的に制作できる体制を強化へ 共同プロジェクトの推進やリソースの共有も

旭プロダクションとぴえろは、本日(10月11日)、高品質な作品を安定的に制作できる体制の強化を進めることについての業務提携契約を締結したことを発表した。

ぴえろ側からすると、撮影に強みを持つ旭プロダクションとの提携は、ポスプロ工程の安定化に繋がりますし、旭プロダクション側では、ぴえろの元請制作会社としてのノウハウ獲得のメリットもあります。両社による制作ラインの負担も大きなポイントでしょうね。

ショートアニメとキャラクターの企画・プロデュースを中心にした新会社Creadom8が始動 代表に「タイバニ」プロデュースでも知られる尾崎雅之氏が就任

Creadom8(クリエイダムエイト)は、本日(10月9日)、ショートアニメおよびキャラクターの企画・プロデュースを中心にした新会社として10月8日より事業を開始したことを発表した。

「ショートドラマ・ミュージックビデオ・企業CM等の短編尺のアニメーションを事業の中核」とのこと。加えて、キャラクタービジネスもおこなっていくようです。自社スタジオは持たず、プロデュースに特化した戦略を取っていますが、コンテンツファンドの組成なども目を引きます。

劇場アニメ『ルックバック』動員117万人 興行収入20億円突破!

6月28日(金)の公開以降、口コミが拡がり続け異例のロングラン上映を続けている『ルックバック』。公開から3カ月後も客足が衰えることなく好調の本作だが、この度公開15週目にして総動員数117万人、興行収入20億円を突破したことが発表された。

堂々たる興収です。特別上映ではなくて、普通に配給での上映にしてもよかったのかもしれません。全世界での上映も開始され、「米Rotten Tomatoesでは批評家スコア100%」とのこと。人気と評価が更に高まっています。

インド政府、アニメなどのコンテンツ制作促進に研究拠点設立へ

インド政府は9月18日、国内のアニメーションや、視覚効果、ゲーム、コミック、XR(この5分野を合わせてAVGC-XR、注)のコンテンツ制作環境促進に向けた研究拠点の国立センター・オブ・エクセレンス(NCoE)設立を計画していることを発表した。

最近、インド関連のアニメ/コンテンツニュースを目にする機会が多くなっているように思います。インドはまだまだ海賊版が多い国ですが、徐々にコンテンツ大国へ歩みだしているようです。

業界研究ページで探した「スクリーン数」が多い映画館

俳優の真田広之が主演・プロデュースする「SHOGUN 将軍」が、アメリカのエミー賞で史上最多の18部門を制覇した。

イオンシネマが821スクリーンでトップです。地方でも強いですし、ファミリーピクチャーを中心に展開されています。2位は、TOHOシネマズの722。3位は差が開いて、ローソン・ユナイテッドシネマの410スクリーンとなっています。




いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集