自分への「ラベリング」はホントじゃない。
仕事でうまくいかないと
自分のことが好きになれないなあ、いけてないなぁと
思うこと、ありますよね。
今日は、そんなあなたに小さなヒントです。
ご自分に当てはまる具体的な思いを1つご用意いただきながら
まずは、A子さんのお話を読んでみてください。
できない自分が嫌い。。
ここでは話をわかりやすくするために
A子さんが
「私はみんなに迷惑をかけている」と悩んでいる、
としましょう。(特定のケースではありません)
最初の質問。
わたし:最近だと、どんな時にそう思いましたか?
A子さん:昨日、仕事をしていた時に上司が来て、私が作業を終えてない分の半分をBさんに振り分けちゃったんです。私があんまりにも時間かかるものだから、いつも迷惑かけてて....
というわけで、ここで1つA子さんに確認の質問です。
わたし:上司の方、実際にA子さんのこと「時間がかかって迷惑だ」とかおっしゃってました?
A子さん:実際にはそんなことは言いません。
わたし:じゃあ上司の方、実際どんなことなさったんですか?
A子さん:「終わってないようだから、Bさんにも手伝ってもらおうか」って、口調はやさしかったです。でも心の中でそう思っているに決まってます。
「心の中でそう思っているに決まっている」....
結構こういうことありますね。
私たちは気づかないうちに自分をジャッジしている
「心の中でそう思っているに決まっている」
でも、上司の心の中は、ご本人にきいてみないとわからないですね。
A子さんのなかでは、
上司が「終わってないようだから、Bさんにも手伝ってもらおうか」と仕事を振り分けなおしたことが
「迷惑をかけた」ことになってしまっています。
上司はひとことも「時間がかかって迷惑」と言っていません。
このように、明らかにご本人が相手の気持ちを推測しているような時
私はご本人が自分自身に対してどう思っているのかを確認します。
わたし:「心の中で"時間がかかって迷惑"と思っているに決まっているーというのはあなた自身が思われていることですよね。
ご自分で、自分の仕事の仕方を「時間がかかっている」と思われてますか?
たいてい、答えは yes です。
「そうは思いたくはないけれど」
「そんな自分は本当に情けないけど」といった枕詞がつくこともありますが。
実際におきたことは、
A子さんが xx時間、自分の仕事をして、○○ぐらい終わった。
上司が「終わってないようだから、Bさんにも手伝ってもらおうか」といって、残りの分をBさんに割り振った。
といったことでしょう。
A子さんは自分の仕事のスピードに対して
「快調に進んでいる」とは思っていません。
「時間がかかっている」とちょっと否定的なジャッジしています。
この「ジャッジ」を「ラベル貼り」と言い換えてみましょうか。
「ラベル」は「ラベル」。あなたは、あなた。
私たちは「こうだといいな」と思っていたことが、
その通り(以上)に運ばないと、凹みます。
A子さんが
「終わってないようだから、Bさんにも手伝ってもらおうか」と
言われたことに凹むのは、
自分の仕事の仕方に対して
「時間がかかって、うまくやれていない」とラベルを貼っているからです。
こんなふうに
自分のやってることに「うまくやれてない」と
ラベルを貼るだけでも凹みますが、
結構凹んでいるときは
無意識のうちに「できなかった自分」そのものにに
「ダメ」とラベルを貼っています。
わかりやすい言い方をすれば
「ダメなことしちゃった私はダメ」という「ダメ」ラベルの二重貼りです。
A子さんの例でおわかりいただけたかと思いますが
私たちは無意識に、些細なことにラベル貼りをしています。
ラベル貼りは自分自身だけでなく、他人に対してもやっています。
相手や状況に対して「これはおかしい」「ああしてほしい」「あいつはだめだ...」などなどたくさんコメントしてますよね。
あなたは、あなたの都合で「ラベル貼り」をしているように
他人は、他人の都合で「ラベル貼り」をしています。
世の中は、ラベルの貼りあいっこ。
しんどいときは、自分自身へいけてない「ラベル貼り」が
たくさん増えている状態です。
でも、それは「ラベル」であって、「あなた」ではありません。
あなたが、あなた自身に対して貼ったラベルであったとしても、
それは「ラベル」であって「あなた」そのものではありません。
あなたが、自分自身に「私はダメだ」というラベルを貼ったとしても
それは「私がダメだ」というラベルが貼られただけのことで
あなたが「ダメ」ということではないのです。
なにも「ホント」ではない。
ラベルはラベル、あなたはあなた、です。
さあ、あなたの番です。
さあ、ここまできたら、あなたの番です。
自分自身に対して、「私は〜でダメ」という言葉を作るとしたら
「〜」にはどんな言葉が入りますか?
「〜」の言葉が見つかったら、それを「付箋紙」に書いてみてください。
その付箋紙を、自分に貼って、鏡をみてみてください。
そのあと剥がして、また鏡をみてみてください。
どんな気がしますか?
そんなことじゃ楽にならないよ...という声もきこえそうです。
そんな方には、また別のお話をお届けしようと思います。
それでは、みなさま、ごきげんよう。
自分にやさしく お過ごしください。
noteは長めのひとりごと。 「役に立たなかったけど、読んでよかった」そんなものを書いていきたいなあ。 💫noteユーザーではないかたも「スキ(❤️)」ポチッとできますよ。