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どうして「やさしく」なれないの?
子供をきつく叱った、
夫の愚痴を聞いてあげられなかった...
なんて私は冷たいんだろう、....と、後悔することがありますよね。
そんな自分を責めたり、反省するのも、悪くないけど、
ちょっと立ち止まって自分に何がおきているのか振り返ってみませんか。
こころに余裕がない時は、やさしくなれない
まず、自分が疲れていたり、忙しい時は、他人にやさしくなれません。
自分の大切な人に対しては、心優しく接したい。
仲良くありたい。力になってあげたい...
それは、当たり前すぎるほど、誰もが望んでいることです。
「やさしさ」は「愛情」といいかえてもいいでしょう。
自分のこころに余裕がなければ、愛情を示すのはなかなか大変。
だって、自分を生かすことで精一杯なのだから。
だから、いいんです。やさしくなれなくて。
「やさしくなれない」と自分を責める代わりに
「疲れてたんだね」といたわってあげてください。
ホッとゆるめる時間、つくりましょう。
ちっぽけな自分が心の中にいる時も、やさしくなれない
自分の大切な人が苦しんだり悲しんでいるのに
心の中で相手に対して「ざまあみろ」とか「情けないなあ」といった
ちょっと上から目線な思いや、批判的な思いが湧き上がってきて
そんな「やさしくない」自分にちょっと嫌気がさすこともありますね。
そんなときは、
こころの深く、気づいていないところにいる
ちっぽけな自分が声をあげているのかもしれません。
以前に、こんなご相談がありました
(多少、設定を変えてあります)。
もう、夫の仕事の愚痴をききたくない。
頭では、聞いてあげて、励ましてあげたいと思っても、
やっぱり聞きたくない。愚痴ばかりの夫が情けない、というのです。
お話ししているうちに、
愚痴だらけ、というのは、
ご主人の仕事がうまくいっていないように思えていたこと。
仕事を上手くこなせていないご主人のことを、
頼りなく思って、
本当は不安に感じていたことが明らかになっていきました。
この隠れていた不安を実感したくなかったから、
ご主人の愚痴を聞きたくなかったのですね。
不安を感じている自分...
こんなふうに、心の中に、ちっぽけな自分がいるときも
やっぱり、相手にやさしくなれません。
この不安に気づかれて、
この方はご主人の愚痴を聞くのがそれほど苦ではなくなったそうです。
自分の声をきく...自分へのやさしさが大切だったんですね。
「いまは、やさしくなれない」、それを伝えてあげよう
やさしくなれないのは
あなたのなかに「やさしさ」がないわけではありません。
今、ちょっと、表現できていないだけです。
もし、自分が「やさしくなれてない」と思ったら、
それを相手に正直に伝えれば、それで十分。
たとえば
「今は、忙しくて話できないよ。もう10分ぐらい待ってくれる?」
「今日は疲れているから、休みたいんだ。5分だけだったら、話きくよ」
そうすれば、まず自分にやさしくしてあげられますね。
後になって「やさしくなれてなかったな」と気づくこともあるでしょう。
そんな時も、それを相手に正直に伝えれば十分です。
たとえば...
「さっきは、悪かったね。今だったら大丈夫だよ」
「〜して/できなくて、ごめんね。代わりに手伝えることある?」
サラッとあやまっちゃうと、ひきずらないですよ。
というわけで、今日の一言
自分にやさしくなれば、自然と人にやさしくなれる。
人にやさしくなることは、とてもすばらしいことです。
けれど、どうぞ、自分を置き去りにしないでくださいね。
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![じゅんこ (心理セラピスト)](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/8182293/profile_eadf4c2fd7ec0ae1ef592acfff7bcc2c.jpg?width=600&crop=1:1,smart)