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Q1. 何かやりたいけど、何をやったらいいかわかりません。

西川勝(臨床哲学者)
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ココルームは問い、問われる Q&A 16
「働くこと」「生きること」「表現すること」の悩み

『釜ヶ崎で表現の場をつくる喫茶店、ココルーム』(フィルムアート社)
https://cocoroom.base.ec/items/7575462

 2003年から17年間、釜ヶ崎で出会いと表現の場を開いてきたココルームには、なぜか毎日のように悩み事や困り事が持ち込まれます。「働くこと」「生きること」「表現すること」からくる多くの悩みや問いです。仕事に悩む若者、家出人、アルコール依存や精神疾患を抱える人、難民など、さまざまな困難を抱えた人が来るため、持ち込まれる問いも幅広い。お金がない、仕事はないか、住む部屋はないか、家出人を探して、といった具体的なことから、働き方について、社会は変えられるのかといった疑問、孤独や生きづらさを持ちながら現実を生きのびるための方法論、自分も活動を始めたいが、どうすればいいかという相談まで、人生をまるっと問われる。
その問いを、ココルームに関わる人たちに投げてみた。そのやりとりを本にしました。
 この問いと答えは、きっと、もしかしたら、危機的な状況を生きのびる知恵と技とも言えるかもしれません。いま、あらためて多くの人に届けたい。その思いを伝えると、執筆者のみなさんが朗読に協力してくれました。勇気をもって迎える朝に、家で過ごす長い時間に、そしてあしたがくる前に、彼ら・彼女たちのこえとことばに耳を傾けてみてください。
 西川勝、坂上香、岸井大輔、猪瀬浩平、倉田めば、松本裕文、アサダワタル、 山田創平、劔樹人、岩橋由莉、鈴木一郎太、甲斐賢治、横山千秋、上田假奈代のこえとことばをお届けします。
 最初の問いに答えるのは、釜ヶ崎芸術大学「合作俳句」の講師をつとめる西川勝さん。

Q1 何かやりたいけど、何をやったらいいかわかりません。

A1 西川勝 (臨床哲学者)

西川勝(にしかわ まさる)
1957年生まれ。高校卒業後さまざまな職を転々とし、看護師に。2005年から2016年3月末まで大阪大学コミュニケーション・デザイン・センターの特任教員。現在は釜ヶ崎芸術大学で合作俳句の講座を受け持つ。釜のおっちゃんたちからの信頼があつい。公益社団法人認知症の人と家族の会 大阪府支部代表および「ゆっくりの部屋」(大阪市認知症の人の社会活動推進センター)」責任者。ココルーム理事。

西川勝さんの文章とその他の問いの続きは、『釜ヶ崎で表現の場をつくる喫茶店、ココルーム』(フィルムアート社)でお楽しみいただけます。また、書籍の購入がココルームへの支援になります。ぜひ手にとって読んでみてください。
https://cocoroom.base.ec/items/7575462

ココルームは、今ピンチに直面しています。カフェ業と宿泊業の売上が活動の基盤を支えていましたが、新型コロナウイルスの影響で95%の減収です。今日と未来のために新しいであい方をさがしたい、仕事や住まいを失うなど、困った方と力をあわせたい、生きのびる知恵と技をこの街から発信したい。こうした思いから、現在ココルームはクラウドファンディングを実施中です。であいと表現の場を開きつづけていくために、みなさんのご協力をどうぞよろしくお願いします。
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ココルームではみなさんからのご支援をさまざまなかたちで募っています。ふところに余裕のある方は、ご寄付いただけるとうれしいです。
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ココルームの日々
現在、ココルームはピンチに直面しています。ゲストハウスとカフェのふりをして、であいと表現の場を開いてきましたが、活動の経営基盤の宿泊業はほぼキャンセル。カフェのお客さんもぐんと減って95%の減収です。こえとことばとこころの部屋を開きつづけたい。お気持ち、サポートをお願いしています