あなたの1番大切な物はなんですか?
こう問われたら、多分無意識にその大切な何かが頭に浮かんだことでしょう。
何でしたか?
私がそう問われたなら即座に思い浮かぶのは子供です。
そして母親ならそうでなければ行けないと当たり前のように思って生きてきました。
妊娠した時から子供が可愛くて、これほどまでに愛しい存在は始めてで大切に育ててきました。
でもね……子供が不登校になってからやっと気づいたのです。
子供が愛しく可愛い存在にはかわりがないのですが、実は子供と同じ位いやそれ以上私が大切にしてきた事があったのです。
なんだと、思いますか?
それはね、
【周りの目】【他人からの評価】でした。
子供を礼儀正しく育ててるか、子供は勉強やスポーツが出来るか、人に優しくできるか、周りの人から慕われているか……などなど。
他の人から素晴らしい子供だね、ちゃんとしてるね、可愛いね、かっこいいね、頭いいね、〇〇が出来て凄いね。
こんな子供を育てた私(母)は素晴らしいね!……と、周りから思われたかったのです。
20代前半比較的若い頃に長男を出産し、20代後半で次男を出産しました。
『若いママだね』
『若いのにちゃんと子育てしてるね』
『見かけによらないね』(ちょっと派手だったので……)
などと周りからよく言われていました。
こんなこともありちゃんと子育てしなきゃ、頑張らなきゃと人一倍【周りの目】を気にしていたのです。
だからね、子供には人一倍手をかけ、おカネをかけ、口をだし子育てしてきました。
私のほとんどの時間を子供に使って来たのです。
しかし、次男が中1で不登校になってしまいました。
子供が不登校になったとき私は周りの目が気になりました。
私の育て方が悪かったからこうなった。だから不登校は誰にも知られたくない、一刻も早く回復させなきゃ。
そう思っていました。
しかし一向に回復しない……
そのうちその考えは間違いなのではないかと思うようになっていきました。
周りからの評価ばかり気にし、目の前にいる子供の気持ちは置いてけぼりにしている私。
子供を大切にしてるなんて上辺だけ、本当に大切なのは周りからの目。評価…
これに気づいた時、私は自分が情けなくなりました。
子供よりも大切なものなんてないと思っていたのに。
私はなんて酷い親なんだと思いました。
ごめんなさい
息子に謝りました。
今でもたまにその事を思いだし、子供に謝ることがあります。
息子は笑いながら、頷いてます。
今はもう、素晴らしい母親なんて言われなくてもいい、子供は学校行かなくても、勉強できなくても、スポーツできなくてもいい。
子供は何もしなくても、ただ存在するだけでいい。
子供の笑顔が見れれば私は幸せなんです。
そう思えるようになりました。
#不登校 #登校拒否 #不登校の親
#学校行きたくない
#子供の笑顔があれば
#周りの目 #他人からの評価 は
#もういらない