私的プロレス技名鑑⑧ヨーロピアンクラッチ
今回はヨーロピアンクラッチのご紹介です。ヨーロピアンクラッチとは、相手の背後に立ち、股間から相手の両手首を掴んで引き、自分と相手の両脚をクラッチさせエビに固める技です。
相手の背後に回り込んで、腿の裏から相手の股の間に両腕を差し込み、正面で相手の両腕をそれぞれつかんで、両腕を自分の方へ勢いよく引っぱり、その勢いで相手の体を前方に回転させます。
最後に、両手のクラッチを離しながらジャンプし、エビに丸まった相手の両足の上に跨るように着地して、相手の両足を極めながらブリッジしてフォールを奪っていきます。
なお、ヨーロピアンクラッチは、仰向けに倒れている相手にもかけることができます。日本ではビル・ロビンソンさんが使用して以来普及した技です。
近年ではザック・セイバー・ジュニア選手が多用して一躍「復権」した技です。ヨーロピアン・レッグロール・クラッチ、欧州式足折り固め、欧州式回転足折り固め、欧州式回転エビ固め等ともいいます。
ザック選手が使う時はブリッジに行く際、腕組をしてみせますが、これはザック・セイバー・ジュニア選手のオリジナルムーブといってもいいでしょう。
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両親2人の介護を一人でやってます。プロレスブログ「せかぷろ」&YouTube「チャンネルせかぷろ」主宰。現在ステージ2の悪性リンパ腫と格闘中。良い記事だなと思ったらチップをおねがいします。