岩隈久志

プロ野球スーパースター烈伝⑧岩隈久志

今回は現・読売ジャイアンツに所属している岩隈久志投手です。岩隈投手とは1999年にドラフト一位で近鉄に入団、2004年、自身初の開幕投手に抜擢され、球団新記録となる開幕12連勝を達成している投手です。

最終的にこのシーズンは15勝2敗となり、最多勝と最優秀投手のタイトルを獲得。しかし球団合併のため、結果的に岩隈投手は近鉄バファローズ最後の開幕投手となったのです。

2004年6月に明らかとなった大阪近鉄バファローズとオリックス・ブルーウェーブの球団合併と、シーズン終了後楽天の新規参入に伴う分配ドラフトで、合併球団のオリックス・バファローズに分配されたが、岩隈は合併に際しての労使「申し合わせ」を引き合いに入団を拒否します。

オリックス側は説得を試みましたが失敗し、合併新球団と岩隈投手双方の今後を考えたオリックス側の譲歩により、楽天に金銭トレードで譲渡されました。2011年には楽天からメジャーリーグ挑戦も表明。MLB時代に日本人2人目のノーヒットノーラン(2015年)を達成しました。

そして2018年巨人への入団会見を行った際、会見では近鉄時代のことにも触れました。この時、球界再編問題で消滅した近鉄に所属し、現役を続けている選手がヤクルト近藤、坂口、巨人・岩隈の3選手になっていました。

そこで、期待される元近鉄同士の対戦について「すごく楽しみです。今、近鉄最後の3人ということで、長く、ずっと応援してくれてるファンの方もいます。長くプレーして、希望や勇気を届けるピッチングをしていきたいを思います」と話しています。

しかし、結果として2019年のシリーズでは右肩のリハビリで1軍登板はゼロ。2軍でも登板2試合に終わってしまいました。年俸は米大リーグ、マリナーズ時代の2017年の1400万ドル(当時14億2800万円)に比べて約70分の1になったものの、来期の再起を誓って奮闘しています。

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両親2人の介護を一人でやってます。プロレスブログ「せかぷろ」&YouTube「チャンネルせかぷろ」主宰。現在ステージ2の悪性リンパ腫と格闘中。