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失われた30年!?
失われた30年とか言うけれど、、、しかしそれは言ってみれば、そこそこ普通に暮らせた30年ではないだろうか。そこそこ苦労せず暮らしてアンポンタンになったというのが本当のところかなと
(もちろん実際に行われている今の政治やこれまでの経済を知ってのことです。そしてそのことにはことごとく異議を唱えています。)
言うてほとんどの人が携帯を持ってるくらいだしね。失えるくらい気付かないくらい普通に暮らせたわけだよね。いろんなことがどうでもよくて無関心で生きてこれたということだよ。状況がどんどん悪くなって、やっと周りを見回すようになって漸く騒ぎ出したって感じじゃないのかな。
子供時代に不遇だった俺は、青年期からはその境遇があってこそ生き延びてきたと思えている。
工夫するしか生きる術がなかった。人と同じことしても前提が低すぎて普通どころじゃなかった。怪しい募集の看板の前で、もうこれしかないかと半日突っ立って考えた日もあった。買えない食えないからパチンコ玉拾って神頼みみたいに打ったりもした。友達とお金出し合ったら何か買えるだろうとポケットから出したら3人足しても120円くらいだったり。今となっては笑い話だけれど。
そんなだから自分をとことん追い込んで生きることを全力で考えてた。1日の時間が命とのやりとりのようで全てが一瞬だった。そんな頃が本当に懐かしいし愛おしいし、今でもピンチの時の背骨にもなっている。どんなにリスキーな時でも絶対に諦めない姿勢は、あの頃があったからだと思う。
だから今は、良くも悪くも他責な世界に映ってしまう。実際に同窓会で、個々にスピーチをすることになって俺は、
「俺たちの時代が今から来る。その時に何をするかで人生は変わる。だから俺は今からますます挑戦する。」と言った。
そしたらクスクス笑われたよね。その結果がこの世界なんだよ。
そんな俺はどうなのか?
取り敢えず今も食うに困らないでいる。とだけ書いておく。
こんなことを言うのもなんだけど、他責思考ではなくこの結果を受け入れて、傷口を押さえる努力が必要で、これから先は苦労するしかない。結果を招いたのだからね。そしてまた黄金期が訪れたら、みんなで祝えばいいじゃないか。またアンポンタンになるかもしれないが(笑)