死者のパン pan de muerto @メキシコ
メキシコのお盆ともいえる、死者の日は11月。その時期だけ売られるはずのpan de muerto(パン デ ムエルト 死者のパン)が売られていました。
基本はシンプルに砂糖がまぶしてあるだけでほのかに甘いパンです。
甘さをおさえたタイプは砂糖の代わりにゴマだったりアマランサスなどが使われ、逆に甘みを増すタイプではクリームが挟まれます。そして、さらに甘いタイプはクリームでデコレーションされます。
パンの形には意味があり、節がある様な十字は骨を、丸形パンは人生や生命をあらわしていて、十字の中心であり、最頭頂部の丸い部分は骸骨を表すとか?(写真のパンにはそれがなく、十字だけ)
十字はキリストの十字をあらわしていると言う説 もあり、諸説ある。とメキシコの人は言います。
地域によっても形が異なるみたいですから…。日本のお雑煮のようなものか?
ちなみに、登頂部分を作らないものや、大きいものは十字ではなく、六本線や八本線になってます。
今は8月。死者の日は11月...。通常は売られていません。早めに売り出すにしても去年はこの時期に見ませんでした。なにより9月の一大イベント”独立記念日”もまだですから。
Covid-19が関係しているのか…。と勘ぐってしまいます。
そのpan de muertoのデコレーションで、メキシコの有名チョコ túrinのうさぎチョコをのせたものを発見!しかも…埋め込みすぎて 頭だけ出ている…。
さらし首⁈
骸骨を表す丸型がのっている部分とはいえ、丸型とは大違い。
なんだかとってもシュール…。
ドーナツにのっているのとは大違いです。(写真)
うさぎチョコはよく飾りでつかわれますが、ほとんどの場合は、体ごとのせて飾ります。
骸骨に見立てて、胴体を埋め込み 頭だけにしたのはもとから狙ってしたこと⁈
また、胴体の半分まではカットされてました。周りに振りまかれている削りチョコは胴体半分を使ったのか!!と
生け贄感が すごい!!
ちょっと 笑ってしまいました。
上からの写真:しっかり pan de muerto の形。ちなみにテーブルクロスの生地は死者の日柄です。
死者の日はまだまだ先なので、他のパン屋さんでは販売されていません。
Speramaというスーパーだけが特設コーナーまで作っています。
しかもなぜかエナジードリンクまで死者の日仕様のものが!!
マンゴー味 モンスター 死者の日 缶!!
ちなみにハロウィンもあるので、10月31日ハロウィンからの11月1.2日死者の日と なかなか不思議なイベントや仮装になるメキシコです。
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