カナダの小学校での言語表現トレーニング 【Morning chech in! モーニングチェックイン】
1 「学び直し」
ランゲージアーツ(言語技術)と出会って、新しい【「聞く」技術】に出会いました。これまで学んできたこととは全く違うものでした。【「話す」技術】や【「読む」技術】も、大人になっても自然に身につくわけではありません。ランゲージアーツ(言語技術)を学ぶことで、自分が受けてきた教育について改めて考え、日本と他国の教育の違いに気づいたという体験をしました。
学ぶほどに自分が知らないことに出会い、さらに学びたくなるという「大人の学び直し」は、とても良い経験でした。私は日本で生まれ育ったので、海外の教育が良いと思うことがありながら、どうやって取り入れれば良いのか分からず、辛かった時期がありました。しかし、ランゲージアーツ(言語技術)を学ぶことで、自分自身で人生や子育てを選択し、デザインする楽しさを知りました。
もともとは日本語が話せて、聞けていると思っていましたが、実は【言語技術を学んでいない】【技術を磨く練習をしたことがない】ことに気づきました。それでも、「意見がない」とか「しっかり聞けない、話せない」という違いについては腑に落ちるまで時間がかかりました。しかし、今では自分で自分の人生や子育てをデザインできるようになり、とても前向きな気持ちでポジティブに学べるようになりました。
【“知らないこと”を“知ること”】は、何歳からでも始められますし、学んでからは言葉の使い方や子どもへの接し方も変化して行くものです。自分を再発見して楽しむことは今すぐ始められます。
ベルギーで子育てをしていた 元トヨタの星野雄二さんより、「日本にはない教育」のランゲージアーツの存在を教えていただいたことがきっかけでした。
2「世界基準の母語教育」のランゲージアーツ(言語技術)の存在
ランゲージアーツを学ぶ中で、海外では小さな頃から自分の感情を表現するトレーニングがあることを知りました。相手に説明する際に、根拠を立てて話す方法など、教育の違いから子どもたちが言語を習得するプロセスも異なります。
自国の文化を理解することで、もやもやしていたことが明確になったり、自問自答をしたり、新しいことを知りたいという欲求が高まります。講座では、グローバルスタンダードの言語技術とはなにか? 日本とどう違うかを学びます
今回の記事では、大人でも学びが楽しめる魅力と、カナダの小学校での取り組みについてご紹介します。
3 どうして?って聞かれても「考えたことがない」から答えられない現象
普段、自分が何を考えているかについて考える時間を持っていますか?
それとも、あまり深く考えることなく過ごしていますか?
私たちは多くの決まりやルールに縛られ、時間がなくてあわてふためいていることが多くあります。
自分が周囲の人たちに迷惑をかけないようにするという、大切な教育がある一方で、あまり考えずに「こういうものだから」と容易く受け入れることがあります。
先生の話や、信頼している人たちの話を聞く場合は、クリティカルシンキング(鵜呑みにせず、前提を疑って話を聞く)が必要であることがあります。
たとえば、話されたことが【事実】なのか、その人の【意見】なのかを聞き分けることが大切です。
言語技術を学び、クリティカルシンキングを実践することで、自分の考え方や情報の見方を変え、本当に必要なものだけを選び取る能力を身につけることができます。
「それはどうして?」と聞かれても、何かについて考えたことがない場合は、答えることができないですね。この現象の理由については、一緒に考えてみませんか?
幼い頃から気持ちを言語化する訓練を受けていないことや、ちゃんと聞いてもらっていないことが、ランゲーアジーツを学ぶことで明らかになりました。
質問に答えるときに、自分の気持ちに向き合って言語化することに慣れていなかったり、素早い回答を求められたり、忙しくてゆっくり向き合う暇がなかったりすると、「わからない」「なんとなく」と簡単な言葉で済ませてしまうことが多くなります
。また、語彙を使って説明する練習をしていないため、単純な言葉で済ませがちです。自分自身の思考や感情を表現するためには、語彙力の重要性がよく分かります。
相手の話にしっかり耳を傾ける「聞く」スキルは、お互いのコミュニケーションを深める大切な要素です。一方、自分の意見や考えを言葉に出す「話す」スキルも同様に重要です。この二つのスキルを身につけるには、いろいろな訓練方法があります。そして、教育によっても差があることがわかりました。今日はその違いについてご紹介します。
4 カナダの小学校での 言語表現トレーニング
【Morning chech in! モーニングチェックイン】
「モーニングチェックイン」という名前の時間がある小学校があることを聞いて、衝撃を受けました。
子どもたちは、その日の気分をハッピー、怒っている、落ち着いている、悲しいの4つの中から選んで言葉で表現し、教師に伝えます。
私自身は、そんな時間を経験したことがありませんでした。しかし、授業や宿題がある以上、どんな気分でも学校に行かなくてはなりませんよね。
私たちは、自分の気持ちを自分で処理する能力を身につけていく必要があります。海外の母語教育には、言語技術を伝える方法が日本とは異なるものがあることを知り、その違いについて学ぶために、カナダの小学校のママさんにインタビューさせてもらいました。
驚くほどの違いがあったので、今後も順番に紹介していきたいと思います。
もう一度説明をするとカナダの小学校では、「morning check in」という時間があります。
バックパックを置いたら、先生とカーペットに座って、「どんな気分?」と聞かれます。自分の感情に向き合って、言葉にして伝える練習の時間です。
その後、「あなたはレゴの世界に行きたい?漫画の世界に行きたい?」というクイックレスポンスのゲームで、質問に答える習慣を身につけます
。この練習は、子どもたちの言葉や思考を肯定し、強くします。
このような「聞く」「話す」の技術を日々向上させることで、語彙や表現力も増えます。アメリカでは、このような時間はないそうですが、カナダでは子どもたちの自己肯定感を高めるために、大切な時間として実施されています。なんとも自分自身が認められている気持ちがして、語彙も表現力も増える気がしませんか?
5 幸せ、穏やか、悲しい、怒っているの感情と向き合う
自分の感情が湧き上がってきた時、その理由について静かに考え、丁寧に向き合うことが重要だと大人が子どもに伝えることはとても重要だと思います。
感情を細かく言葉化する訓練やモーニングチェックインも未経験ですが、時間が解決する前に口に出すことで解決することもあるかもしれません。
自己分析やアンガーマネジメントの存在は知っていますが、実際に言葉に出して対処することは未経験です。子どもの頃からの言語技術トレーニングがあれば、コミュニケーション能力はさらに向上するでしょう。
私は「ランゲージアーツ(言語技術)」を学ぶと、ママさんのの子どもへの接し方や家族や友人との関係、そして生活が大きく好転すると思っています。
言語技術は、そのほかにも、写真や絵を見る、自分と違う意見を聞く、意見を伝える、読む、書く、観察することの全ての解像度が上がる学びです。
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