見出し画像

〈Yin YOGA〉水の季節の養生法

今日は陰ヨガのお話です。
まだまだ、昼間は暖かく過ごしやすくもありますが、夜はだいぶ寒くなっていたので水の季節の過ごし方をご紹介します。

陰ヨガは陰陽五行の古代中国の思想をベースとしてします。
自然界のすべての現象を五つの要素(木、火、土、金、水)に分類し、それぞれが相互に関係し合うと考えられています。

陰ヨガは、この陰陽五行の概念を取り入れて、季節や体の状態に合わせた練習を行います。

今回ご紹介する水の季節はこの五行の中で特に冬に関連しています。

水の季節とは?

水の季節は冬に対応し、陰陽五行では「水」の要素が支配します。水は生命の源であり、流動性と柔軟性を象徴します。これは陰のエネルギーが最も強くなる時期であり、静けさや内省が重要となります。

  • 季節

  • 方位

  • 臓器
    腎臓と膀胱。
    腎臓は生命力の源とされ、エネルギーの貯蔵庫と考えられます。


  • 黒または深い青。
    これらの色は静けさや深い内省を象徴します。

  • 感情
    恐れと勇気。
    水のエネルギーがバランスを崩すと、恐れや不安を感じることがありますが、逆にバランスが取れているときは勇気や意志の強さが感じられます。

季節の過ごし方について

冬は自然界も休息の時期です。体も心も休め、エネルギーを蓄えることが重要です。
その為、体調が芳しくない時は早寝遅起きで、十分に体休めることが大切です。

  • 十分な休息
    睡眠時間を確保し、体を温めることが大切です。

  • 静けさを楽しむ
    瞑想や読書、ゆったりとした時間を過ごすことで内省の時間を持ちましょう。

  • 保温
    体を冷やさないようにし、温かい飲み物や衣服で体温を保つことが大切です。

水の季節に合う食べ物

水の季節には体を温め、腎臓をサポートする食べ物が推奨されます。

温かいスープや煮込み料理

体を内側から温める効果があります。

黒い食材

黒豆、黒ごま、海藻などは腎臓を強化するとされています。

  • 黒豆(くろまめ)
    植物性の良質なタンパク質が豊富で、筋肉の維持や修復に役立ちます。消化を助け、腸内環境を整える働きがあります。エネルギー代謝を助け、疲労回復に役立ちます。鉄分、カルシウム、マグネシウムなどが豊富で、骨の健康や貧血予防に効果的です。アントシアニンやイソフラボンといった抗酸化物質が含まれ、細胞の老化を防ぐ効果があります。

  • 黒ごま
    抗酸化作用があり、細胞の老化を抑制します。骨や歯の健康に欠かせないミネラルが豊富です。貧血予防にも効果的です。また、抗酸化作用があり、肌の健康を保ちます。腸内環境を整え、便通を促進します。そして、コレステロールを下げ、心臓病のリスクを減らします。

  • 海藻
    海藻に含まれるヨウ素は甲状腺ホルモンの生成に必要で、代謝を助けます。またカルシウムが骨や歯の健康に役立ちます。また、マグネシウムも含まれており、筋肉や神経の機能を正常に保つために必要です。食物繊維も多く、腸内環境を整え、便通を促進します。さらに、ビタミンKが血液凝固を助け、骨の健康を維持します。
    そして、フコイダンやカロテノイドなどが含まれ、免疫力を高める効果があります。

これらの食材をバランスよく取り入れることで、健康をサポートすることができます。

根菜類

人参、大根、サツマイモなどの根菜は体を温める効果があります。

  • 人参(にんじん)
    人参はビタミンAが豊富で、特にβカロテンが多く含まれています。βカロテンは体内でビタミンAに変換され、視力の維持や皮膚の健康を保つのに役立ちます。その他にもビタミンK、ビタミンC、カリウム、食物繊維が含まれています。抗酸化作用もあり、免疫力の向上に寄与します。

  • 大根(だいこん)
    大根は低カロリーでビタミンCが豊富です。ビタミンCは免疫力を高め、抗酸化作用があります。また、食物繊維も多く含まれており、消化を助ける酵素(ジアスターゼ)が含まれているため、胃腸の調子を整える効果があります。さらに、カリウムや葉酸も含まれています。

  • さつまいも
    さつまいもはビタミンA(特にβカロテン)、ビタミンC、ビタミンB6が豊富です。また、食物繊維も多く含まれており、腸内環境を整えるのに役立ちます。抗酸化物質であるアントシアニンも含まれており、健康維持に役立ちます。さらに、カリウムやマグネシウムも豊富です。

これらの野菜はそれぞれ異なる栄養素を豊富に含んでいるため、バランスの良い食事に取り入れることで、健康維持に大いに役立ちます。

高エネルギーの食品

ナッツ、種子、乾燥果物などはエネルギー補給に最適です。

水の季節にあったアーサナ

陰ヨガのアーサナでは、特に腎臓と膀胱をサポートするポーズが有効です。

バタフライポーズ (Butterfly Pose)

股関節を開き、腎臓の経絡を刺激します。 

ドラゴンポーズ (Dragon Pose)

深く腎臓の経絡を伸ばし、エネルギーの流れを促進します。

キャタピラポーズ (Caterpillar Pose)

深く腎臓の経絡を伸ばし、エネルギーの流れを促進します。

スフィンクスポーズ (Sphinx Pose)

背中と腰部を強化し、腎臓のエネルギーをサポートします。


水の季節における陰ヨガの練習は、体を温め、内省を深め、エネルギーを蓄えるための重要な時間です。

季節に合った食べ物やアーサナを取り入れることで、バランスの取れた健康的な生活を送ることができます。

いいなと思ったら応援しよう!

cococaru(インドヨガ&Jyotish)🪷心と体のクリアリング
良い活動をしていけるように頑張ります٩( 'ω' )و

この記事が参加している募集