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いまここに
人が悩むときって、
大抵、意識が過去か未来に向いているときなんですよ。
例えば、何かに悔やんだり、誰かのことが許せなくて、
その時の出来事が何度も思い浮かぶのは、
過去に意識が向いているからなのです。
特に、フラッシュバック(反芻思考)って
いうのは「集中していない」時に起こりやすいそうです。
いつも通り、掃除してるときとか、
シャワーを浴びているとき、
ふとした瞬間に、
過去のことが頭に浮かんでしまうことってありますね。
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それから、心配や不安を感じるのは、
まだ起きてもいない未来のことを考えるからなんですね。
自分の持ちたくない思考を止める方法として、
瞑想やマインドフルネスが効果的だと言われています。
「いま、ここに集中する」ことがポイント。
まず、自分の思考が過去や未来に向かっていることに
気づくことが大切です。
紙に書き出して可視化することで、
俯瞰して見ることができるようになる。
こうして負の感情を小さくすることができるのです。
ここで覚えておいてほしいのは、
負の感情が悪いことじゃないってことです。
負の感情って、実は備えを与えてくれるんです。
新たにスタートするためのエネルギーに
変わることもあるし、謙虚さや思いやり、
共感を身につける助けにもなるのですよ。
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日本人って、セロトニンを体内で維持できる
割合が少ないから、不安を感じやすい体質なのだそうです。
脳の偏桃体っていう部位が、不安や悲しみの感情を
作り出すんだけど、サイコパス傾向の人は
この偏桃体が小さいから、恐怖や不安を感じにくいらしい。
プレゼンが近いときに「絶対にうまくやらなきゃ」と
思いすぎてしまうと、その不安で
動けなくなってしまうことがありますよね。
そんな時は、紙に書いて俯瞰して見ることで、
その不安を和らげることができるようになるそうです。
問題なのは、負の感情に囚われすぎて動けなくなったり、
自分を責めてしまったりすることなんですね。
負の感情に気づいたら、
意識を「いま、ここに戻す」ことや、
俯瞰して見ることを試してみるといいですよ。
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