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小さな私 | 「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」を読んで
小学生の頃に受けたカウンセリングのことを思い出した。
女性の先生はとても優しそうで明るく接してくれたけど、私は話さずやり過ごしていた。
人とうまく話せなかった。今でもそう。
本音を話すことってすごく勇気がいることだ。相手にもし気を使わせてしまったら、と思うとすごく怖い。
自分の中にいる小さな女の子
ジェーン・スーさんのエッセイ「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」を読みました。
子供の頃は、自分の良い感情も良くない感情も素直に表に出せる。
大人になるにつれて自己防衛のつもりで素直な感情を隠してしまう。
でも、いくら歳を重ねても自分の中にいる小さな女の子(子供の頃の自分の心)には隠せない。
隠すどころか、小さな女の子が一身にその感情を引き受けてしまう。そうやって自分に嘘をついて傷ついていく。
いくら歳を重ねても、自分に偽ることなく接していこうというメッセージに素敵だなぁと感じつつも
子供の頃から小さな自分に偽り続けてきた私は、
まずは小さな自分を探すことから始めないといけない。
どんなことが好きで、どんなことが嫌なのか。
私は一体何を感じて生きてる?どんな人に伝えたい?
そんな風に思わせてくれた一冊でした。
ところでこの本はタイトル通り、いつまで女子でいられるのか?についての考察も含めて女性の方ならクスッと笑えるような楽しい本でした。
個人的には三十路の10ヵ条が面白く、その中の一つ
「愛されるより、愛すべし」
が好き。
もちろん愛されることって幸せ。でも自分ではコントロールできない。
そうならないように努力は惜しまないけれど、絶対的に相手の気分によるもの。
でも愛することは正真正銘、私自身のもの。
自分が集中すべきは自分でコントロールできる「愛すること」。
斬新で鋭い観察眼をお持ちのジェーン・スーさんならではの三十路の10ヵ条が気になる方はぜひ読んでみてください。
Audibleでも聴けます↓↓
SNSに載る女子会が言うなれば、女子性の指差し確認であり戦
SNSに載らない女子会は楽屋の打ち上げ、あるいは戦の後の宴
「共通してるのはどちらも食べ物が美味しいお店で開催される」
ジェーン・スーさんならではの女子会観。素敵。