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「生きよう」としている

人生に対してやる気で満ち溢れていても、
どうでもいいと死んでしまいたくなっていても、

あなたがどんな気持ちでいたって、
与えられた時間を、精いっぱい「生きよう」とする、それが生命の本能なんだ。

そんな風に思う出来事がありました。

先日、足に怪我を負い足首を骨折しました。
幸い骨のずれがなく手術は免れたのですが、そうなると外科的な治療は一切ありません。

できることは固定して回復を待つことだけ。
私が意識的にできることは何もないのです。

でも… 治っていく。

クリームパンのように腫れていたのが、少しずつ、でも着実にしぼんでいく。青紫のあざの色が見え始め、それも黄色、緑と色を変え、重石を入れているかのように重たかった足が、日を重ねるごとに軽くなっていく。

片足が使えないことで、できないことだらけになってしまった日常や、動けないことで感じる心身のだるさ。一つ一つの動作に今までの何倍も時間がかかることで、私が自暴自棄になっていようが、前向きに何かに取り組んでいようが、「治っていく」のです。

私が細胞に治癒するように指示をしたわけでもないのに、
「勝手に治っていく」のです。

それを見て、私の身体は「生きようとしているんだな」と実感しました。
与えられた時間を「生きようとする」のは、生命の本能なのだと。
と同時に、感謝の気持ちが沸き上がってきました。「生かされている」のだな、と。

どんな気持ちでいても、あなたの身体は、本能は、あなたの持てる時間を精いっぱいに「生きようとしている」。「生かされている」のです。

だったら、どうせなら、その「生」を大事にしませんか?
あなたの命が精いっぱい生きようとしているのだから、どうせなら、明るい方を見ることを選んでみませんか?

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