大学生だって寂しいもんね。

私が通っている大学は７割の生徒が一都三県からきていると聞いたことがあります。寮に入っているので、地方出身の友達もかなりいるのだけれど、サークルや授業に行くとそこには関東圏の子ばかりで。地方民からすると少し寂しいですね。

だから、周りと話してても、あ、感覚違うんだなと思うことは多々あります。一軒家に住むことって東京だとなかなか稀なこととか。最近特に感じるのは家族との距離感です。

「秋学期始まって2回帰省したんだよね」と言うと必ずと言っていいほど「え、しすぎでしょ」と笑われます、ちょっとムッとしちゃいます。確かに実家住みだったら、いつでも家族は家にいるし、お母さんのご飯は食べられるし、ペットとは遊べるし、、。だけどこっちはそうじゃないんだよ〜、ってなっちゃいます。

まぁ、そんなんだったら東京に来なきゃ良かったじゃって話なんですけど、やりたい勉強を追求するにはどうしてもこの方法しかなくて。こんなに帰省していると、どうしても「自立していない」とか「寂しがり屋」とか思われがちなんですけど、私としては別にそうでいて当たり前のような気がしていて。家族を大切に思っていて、会いたいと思って、元気な顔を見せに帰ることの何が悪いのだろう。それも立派な親孝行だと私は思うのだけれど、、。

実際18年間住んできた場所から切り替えてここ東京に半年で慣れよう！っていうのもなかなかに非現実的ですし。そりゃ住んでたところの海も山も見たくなるでしょうよ。

東京にいる時は、精一杯自分の足で立っています。懸命に日々、自分の力で生きようとしています。私を笑った彼女たちに伝えたいです。

「あなたとはここにしか住んだことがないから、まだ知らないかもしれない。だけど、日本はもっと広くって、東京だけでは得られないものもあるんだよ」

きっと瀬戸内の海に出会ってしまったら、彼女たちだって簡単には離れられなくなってしまうんじゃない？