仕事と愛亀の、4つのM
飼い主は、品質管理の仕事を、ほんのちょっと齧っている。
内勤事務職って、個人の抱えている仕事量が、実は、とっても見えにくい。人の管理がそれほど厳しくない会社だと、残業代欲しさに、どうってことない仕事量を、定時を過ぎても引き延ばし、丸1日かけて、内容の薄い仕事をしようと思えば、出来てしまう。
ただ、どこからともなく、新しい風が吹いたように、口だけ「業務シェア」とか言い始める、紳士淑女のみなさんがいると、定時内で、目いっぱい、効率化を体現する側が、エクセルの機能でいうと、セルに合わせてサイズ調節したような、引き延ばし野郎の、内容うっすい仕事を手伝わされることになる。
そもそも、残業したい種族は、マネーをゲットしたいか、家に帰りたくない理由があるのだから、いくら手伝っても、それに負けじと、必死で、残業する。帰りたくても帰れないなら、正式に、他者へ、仕事を切り分けるか、効率化を図るしか、根本的な解決策はない。
その見極めが甘い状態で、口だけ業務シェアを進めても、時間当たりの濃度に、格差が生まれるだけ。そして、人助けの残業は、正義という、アットホームで、温かい、ボケたリンゴみたいな、風土を生む。
飼い主は、一刻も早く、家に帰って、愛亀と鬼ごっこがしたいのに、許せない。ボケリンゴ。
そんなこんな(どんな)で、目に見えにくい問題を、見えるようにしましょうね。みたいな仕事も、少しばかり、担っている。
今日、その活動で「4M」という考え方を勉強した。4つの「M」に沿って、現状を把握して、問題の改善に努めましょう。的な考え方らしい。浜崎あゆみかと思ったが、いくらなんでも、愛すべきマリアが、多すぎる。
マライアキャリー・マドンナ・マイケルジャクソン・ポールマッカートニーでもない。最後の人、「P」じゃないのか。
正解は、マン(人)・マシン(設備)・マテリアル(素材)・メソッド(方法)。いや待て、どうして、わざわざ、英語にするのだ。英語にした途端、全く伝わってこない。「スピーキングは、日本語より、英語の方が自然」みたいな、森星系 帰国子女は、どこを見渡してもいないぞ。
こうなったら、仕方ない。愛亀との関係を、愛すべき4つのMで、問題がないか、考えてみよう。
①マン(人)
愛亀は、飼い主の顔を覚えている。眼鏡をかけていると、若干他人行儀になるくらい、顔を覚えている。愛亀への愛情は、エベレストよりも高く、マリアナ海溝よりも深い。愛亀も、愛されている自覚があるようで、最近、自分が可愛いことを、自覚しているような顔をしている。何の問題もございません。
②マシン(設備)
今の水槽は、来年には手狭になってしまうかもしれない。そうなったら、いよいよ、水中ヒーターやろ過装置を入れて、今より、深い水深で過ごすことになるだろう。
水棲カメとはいえ、亀は、溺れることがある。初めは、十分な注意が必要だが、飼い主との距離が、遠くなりすぎないように、生活していきたい。愛用のシェルターを壊した件については、ちょっと、なに言ってるか、分かりません。
③マテリアル(素材)
最近、やっと、亀らしくなってきた。というのも、亀界のソウルフード、乾燥エビを、最近、やっと食べるようになった。プカプカ浮かぶ系のごはんは、相変わらず、上手く食べられない。(餌に遊ばれている感。)
クリスマスには、刺身か、むきエビをあげたいが、きっと、ご飯だと、認識しないだろうな。
④メソッド(方法)
愛亀に喜んでもらいたい一心の、飼い主の行動は、8割以上が、迷惑行為に仕分けされる。相手の気持ちになって考えたいところだが、いかんせん、デフォルトの顔が、笑い顔だから(※亀の)喜んでいるものだと、錯覚してしまう。
日光浴用のスペースを、SASUKEみたいにしようか。亀用ブランコを作ってみようか。それとも、滑り台のようが喜ぶのか。飼い主の(迷惑な)飽くなき挑戦は続く。プロジェクトK(亀だけに)
総じて、問題はなさそうだ。何か言いたげな、四足歩行の視線を感じるが、問題はなさそうだ。愛すべき4つのM(まんまるなおめめ・みじかいしっぽ・むちむちなあんよ・めっちゃ寝る)を携えて、今日も、愛亀は、世界一可愛い。