マガジンのカバー画像

京のうつくし図鑑

18
京都には祖母から母、娘へと伝えられてきた物語がある。通りや地名や神社仏閣…神秘的な京都を収録したマガジン「京のうつくし図鑑」。もうひとつの京都をごらんください。
運営しているクリエイター

記事一覧

京のうつくし図鑑-14・おなご神社《いちひめさん》

女性の願いをかなえてくれる神社を訪ねて 一年を通じて多くの人々が足を運ぶ京都。この町はど…

kyotoK
3週間前
39

京のうつくし図鑑-13《舞茸の都市伝説》

冬になると京料理も特有の食材が登場する。わけても季節限定の茸は食感も香りもよく、時々の主…

kyotoK
2か月前
36

京のうつくし図鑑-12《歌舞伎・発祥の町》

京都の冬は、通称の「顔見世」で幕を開ける。12月は京文化においてことさら深い意味がある。年…

kyotoK
2か月前
25

京うつくし図鑑-11《日本映画の原点・立誠小学校》ー映画の聖地、京都

映画は人類にもたらした最も美しい革命である 映画を一度も見たことがない人は、世界に一人で…

kyotoK
2か月前
31

京のうつくし図鑑‐10《天橋立》を愛した人たち

かつてハネムーンに人気があったという天橋立。そもそも天橋立は神話に登場し、「神の住むとこ…

kyotoK
5か月前
39

京うつくし図鑑-6 増刊号 [京都タワー・たわわちゃん]

ニデック京都タワーのゆるきゃら、大人気のたわわちゃん。京都タワー開業40周年にできたキャラ…

kyotoK
7か月前
55

平安京の荘厳な世界。いまこそ、西寺の復活を…

祖父の不動産がある南区唐橋は、盛大な祭りが有名だった。ある年の春、幼いわたしは母と祖父に連れられて唐橋の西寺公園に行った。この祭りのことは、以前記事にしたことがあるが、成長してからこの祭りを司る家系の方とお目にかかり、あらためて詳しく教えていただいた。この祭りは1000年の歴史があり、平安時代にまで遡ることができるそうだ。あの松尾神社の神輿6基が桂川をわたる船渡御(ふなとぎょ)の荘厳な行事はことさらよく知られている。勇猛果敢な男たちが水しぶきをあげて神輿の渡りを取り仕切り、い

京都の嵐山へは、嵐電?阪急電車?それともJRのトロッコ列車がいい?

京都人は太秦、嵐山方面へは「嵐電(らんでん)」と親しみをこめで京福電車を呼ぶ。嵐電は映画…

kyotoK
6か月前
48
+9

京都の岡崎神社は、うさぎ神社の別名がある。かわいいうさぎを探しに岡崎神社に行って…

kyotoK
6か月前
55

京のうつくし図鑑‐9〖鳴滝、神秘的な名前に強く惹かれて…〗

晩夏の京都、お盆をすぎても一向に秋の気配のない今年の京都。相変わらず、内臓が熱で焦げそう…

kyotoK
5か月前
36

京のうつくし図鑑‐8〖子育て幽霊〗

お盆だからというわけではないが、全国に子育て幽霊の民話が伝えられ、古典落語の「飴買い幽霊…

kyotoK
6か月前
27

京うつくし図鑑‐7【日向大神宮:京のお伊勢さん】は京のパワースポット

京都の蹴上にある「日向大神宮(ひむかいだいじんぐう」は京のお伊勢さんと呼ばれ、境内には伊…

kyotoK
7か月前
43

京うつくし図鑑‐6 [京都タワー秘話]

みんな大好き、ニデック京都タワーの歴史と伝統 1953年頃、この地に京都タワーが建つ以前は、…

kyotoK
7か月前
48

京うつくし図鑑‐5〖白峯神社〗    スポーツの守護神・武芸達人の神・上昇気運の神

風光明媚な名所の多い京都にあって、堀川今出川にある白峯神宮はひときわ輝かしい特徴のある神社。オリンピックのある今年はスポーツへの関心が高い。スポーツの上達にご利益があり、得難い存在感をもつ神社といわれているが、同時に武芸達人の神や上昇気運の神を祀る神社というのは興味深い。そこでこのたびの「京うつくし図鑑‐5」は、蹴鞠でも知られる白峯神社をご紹介させていただきたい。 4月と7月に《まりの神様》に蹴鞠を奉納ーサッカー、ラグビーや野球にもご利益。 毎年4月と7月には、伝統的な蹴