0.99の法則でいう「0.99」の日とは。
毎日1%成長することを1.01の法則、逆に1%衰退することを0.99の法則というらしい。
スタート時を1とすると、1年後はそれぞれ約38、約0.03になるということで、毎日の積み重ねが長い目で見るといかに大きく影響するかをよく表している。
成長と衰退
このとき、成長のための行為としては例えば運動とか学習とか、人との出会いだったりになることは容易に想像できる。
一方で衰退にあたる行為は何か。
パッと浮かぶのは「サボる」ことだけどちょっと待ってほしい。
サボることは確かに学習のような積み重ねはないが、体を休めたり気持ちを切り替えるという点ではマイナスではない。
なので、サボること、いわゆる「何もしないこと」日が0.99となるというのは違う気がしている。
衰退は負をプラスすること
とすると「0.99」にあたる行動は何か。
私は「負の行動をすること」だと思う。何もしない、ではなく負の行動をとること。
では負の行動とは何か。思いっきり私見になるが、
愚痴や他人の悪口を口にする
意図的に迷惑な言動をとる
暴飲暴食をする
自分を責める
といったところ。
これらはいくらやっても何の得にもならない負の行動なので、明らかに衰退していく。
「何もしない」より「負をしない」方が楽。
衰退につながる、いわゆる0.99の行動が「何もしないではなく負の活動をする」こととすると、気が楽にならないだろうか。
何もしない日や何もする気が起きない日はどうしたってある。それを0.99と捉えるとけっこうなストレスになりうる。
でも何もしないことは悪いことではない、と考えると休日を寝て過ごしてしまっても罪悪感はない。
「何もしない(サボる)」ことと「不平不満を口にする」こととどちらが楽だろうか。
私は圧倒的に前者。
1.01に0.99を掛けると0.9999
例えば今日プラスの行動をとって(1.01)、明日マイナスの行動をとる(1.1 x 0.99)と、数字上は1を下回る。つまり一進一退のプラマイゼロではなくてマイナスになってしまう。
負の行動の重さがよくわかる。
しかし上述の通り考えようによって負の行動は避けられる。
前向きに生活することが人生を豊かにすることは誰もがわかっているが、前向きな行動と後ろ向きの行動が具体的にどんなことを指すのか理解しておくと、気持ちの切り替えが楽だしモチベーションも保ちやすい。