自分のプレー、システムを知る(それを教えてくれたサラリーマン時代)
*いつも素敵なお写真ありがとうございます!今回も大事に使わさせていただきました。
こんにちは!吉永です。
前回の続きです。
システムやプレーを嫌がるコーチや選手はたくさんいます(その理由は様々ありますが、ここでは省略します)。そんな中、僕がプレーやシステムをすんなりと取り入れられたのはなぜだろう?
それは僕がサラリーマン時代に学んだことのおかげだと思います。
なので、今回はサラリーマン時代のお話を例にあげて説明します。
以下のことを理解して読み進めてもらえるとわかりやすいと思います。
↓↓↓
正しい工程を重ねれば、正しい結果が生まれる。工程の中に間違いが混ざると、間違った結果が生まれる。
逆から見ると、結果をみれば、それが正しければ正しい工程を重ねたことがわかるし、間違った結果であれば、その工程のどこかに間違いが混ざっていることがわかる。
どんな仕事してたの?
僕は大学を卒業してから30歳まで”エスフーズ株式会社”という食品会社で働いていました。
製造部に所属し、その仕事の1つに”こてっちゃん”という製品の製造ラインを管理していました。
”こてっちゃん”僕ら世代では知らない人はいないぐらいの大ヒット商品です😁
ちなみに”こてっちゃん”はこれ
↓↓↓
(僕が作っているときとはパッケージが変わっていますが😅)
こてっちゃんの製造ラインの中でも、袋に肉とタレを入れてシール(袋を閉じる)するのが僕に任されたラインです。
シールの意味がわからないと思うので、写真載せときます
↓↓↓
(この横線のところです😁)
これを全て機械で行います。
なので僕はその機械を管理する人でした。
ラインの作業工程
先ほど書いたように、僕が任されているラインは、袋に肉とタレを入れてシールするまでです。
その細かな作業工程は
機械に袋、肉のセットは僕が行いますが、それ以降は全て機械が行います。
袋を掴む→印字する(製造日の印字)→袋を開ける→肉を入れる→タレを入れる→シールする
出来上がった製品をアルバイトのおばちゃんが検品。
以上が作業工程です。
この工程を正しく行えば正しい製品(結果)が生まれます。
しかし、どこかの工程が間違えれば不良品(間違った結果)が生まれます。
不良品を改善する方法①(不良品の種類を理解する)
不良品にもいろんな種類があります。
印字ミス、重量ミス(肉、もしくはタレの投入ミス)、シールミスなどです。
まず最初にやることはどんな不良品が出ているのかを理解することです。なぜなら不良品の種類によって、改善すべき場所が変わってくるからです。
実際に不良品が出ました。
↓
不良品の内容を確認します。
↓
印字ミスの不良品だという確認が取れました。
バスケットで言えば。。。
(自分のプレー、システムを知る(上手くいかない原因を知る)で書いた、スムーズにパスが繋がらない。を例にあげます。忘れてかたは読み直してください😁)
ラストレグが上手くいかない(ラストレグを忘れた方は、このシリーズを読み返してみてくださいね😁)
↓
どのように上手くいっていないかを確認する。
↓
ハイピック&ロールのスクリーンアングルが悪く、タフショットを打っている。
不良品を改善する方法②(改善する場所を特定する)
不良品を確認し、その種類を理解したら、次は改善ポイントの特定です。特定するために、それに関わる工程の確認を行います。
印字ミスの不良品だと理解した。
↓
印字に関わる工程のチェック。
↓
印字機自体が動作不良を起こしていることを確認。
バスケットで言えば。。。
ハイピック&ロールのスクリーンアングルが悪く、タフショットを打っていることが確認できた。
↓
ハイピック&ロールまでに関わる動きをチェック。
↓
3がディナイされていて、5から3へのパスがスムーズに繋がっていないことが確認できた。
(それによって2が動き出すタイミングがズレてしまい、5のスタッガースクリーンの位置が悪いことから、ハイピック&ロールのアングルを作れていない)
不良品を改善する方法③(改善する)
改善ポイントが特定されたら、それを改善します。ここで重要なのは、その改善方法を知っているということ、その準備が整っているということです。
印字機の動作不良を確認。
↓
印字機の交換(予備の印字機を持っている=準備が整っている)
↓
印字機の動作確認
↓
正しい商品ができていることを確認
バスケットで言えば。。。
3がディナイされていて、5から3へのパスがスムーズに繋がっていないことを確認
↓
3がディナイされないように、トランジション意欲を上げて全員にスプリントすることを指示orスプリントできる選手と交代(トランジションの重要性をチーム内で共有できている=準備が整っている)
↓
3の動きを確認
↓
5から3へのパスがスムーズに繋がり、ラストレグが上手くいっていることを確認
このように、結果からその原因を見付け出し、それを改善することができます。
簡単に説明するためにかなり大雑把に書きましたが、実際はもっと複雑ですよ😵
印字ミスだって印字が欠けているのか、薄いのか濃いのか、それとも印字が斜めになっているのかなどによっても改善ポイントは違うし、そのミスが毎回出ているのか、規則的に何回かに一度出ているのか、それともランダムに出ているのかによっても違います。
それが印字だけではなく、重量、シール。。。などなどと複雑に絡み合ってくるからもぉ大変😭
でもそれが楽しかったし、今思えば仕事の中でたくさんコーチングのトレーニングをさせてもらいました😁
あとがき
プレー、システムを知ることについて、今回は少し違った角度から見てみました😁少しでも伝わっていたら嬉しいです。
機械と人間は違う!
そう言われそうですね😅
確かにその通りです!
しかし、自分(機械)のプレー、システムを知り、その改善方法を知っていて、改善できるということは、相手が人間でも機械でもとても重要なことです。
ただし人間の場合、意思があり、欲求があり、健康状態もある。さらには相手もいて、原因を探るのはとても複雑です。
だからこそ!少しでも簡単にするために
同じシチュエーションが起こりやすいシステムを取り入れるんです。
フリーオフェンスだと毎回違うシチュエーションになり、原因を探るのは非常に困難です。僕なんかには上手くできません。
おこぼれ話
福岡戦からの5連戦。。。
タイトなスケジュールの中、選手たちは頑張ってくれました!
今までプレータイムがほとんどなかったユウヤ(石塚選手)。福岡戦での3Pはベンチもブースターさんも、ユウヤ自身も大喜びで、会場が1つになりました。
オフェンスのときは全力で先頭を走り、ディフェンスでは体を張って、今までの悔しい思いを全部出してやった!って感じですよね。
ブースターさんたちも心待ちにしてたはず😁
寡黙に遂行するユウヤのプレーが僕は好きです。(たまには我を出してもいいけどね😁たまーにね!たまーに!)
こーすけ(種市選手)。得意の3Pが決まったとき、待ってましたー!!って感じですよね😁香川戦で外してしまったフリースローも福岡戦ではきっちり決めてくれました。(これを読んでたら”ふつうっす!”って言われそうやけど😅)
シュートが得意なのはみんな知ってるけど、僕がこーすけの一番好きなところはディフェンスです。
自分のマークマンはもちろん、チームメートのヘルプや声かけまで、そんなみんなを助ける彼のディフェンスが大好きです。(たまに気が利きすぎてミスもあるけど😂)
こーすけと純平(福岡:本多選手)のマッチアップを見るのも好きです。こーすけとヨコ(名古屋:横江選手)が楽しそうに話してる姿も懐かしかったですね!
この5試合全てスタメン出場したヤマト(伊藤選手)。熊本戦3Q終了間際の逆転3P!しびれましたねー!!
それだけじゃない。要所要所でのレイアップやアシスト。この5試合が大きく崩れなかったのは、彼のそういったプレーのおかげです。
古巣の名古屋戦では、杉本選手とのマッチアップも見応えありました。
ヤマトは練習中からいつも闘志むき出しで戦っています。そんなヤマトが僕は好きなんです。そうやって戦って、少しずつ少しずつ評価されるようになり、試合で活躍してその評価を確実なものにしてきました。シーズン通して1つ1つ積み上げてきたものですね。
弟キャラで先輩に甘えてると思えば、たまにチームに対してビシッと発言する強心臓😵そんなところも好きですね😁
古巣名古屋戦の勝利に大きく貢献した啓太郎(木村選手)。こいつは前回の投稿でいっぱい書いたから今回はコメントなしで😁でも啓太郎の成長のおかげで、チームは大きく前進しています。努力が少しずつ実ってきてる姿を見ると嬉しいです。あの闘志溢れるプレースタイル僕は好きです(やりすぎには注意してね😅)
宗(藤高選手)。名古屋戦の宗の3Pは。。。本当にしびれました!!コツコツと努力を積み重ねて、上手くいく日もあればそうじゃない日もある。それでも毎日毎日努力を続けてる宗。この日の3Pはその努力の結果ですね。
ディフェンスでも相手の外国籍選手とマッチアップしたり、素早い日本人選手をついたり、ディフェンス面でもチームに貢献してくれています。身体能力だけではなく、ハードワークでチームを助けてくれる宗が僕は好きです。(足つるのは。。。足りないよ!って言われちゃうよ😁)
ここ数試合はプレータイムが少なかった選手の活躍が目立ちました。
これからもっとプレータイムを増やすために、与えられたチャンスを上手く掴み取って欲しいですね。
でも。。。
1つ注意して欲しいのは、プレータイムは与えられるべき人に与えられるものです。
努力してるから与えられるものではない。実力も必要です。
個人の実力だけで与えられるものではない。チームに貢献しなければなりません。
人気があるから与えられるものではない。個人スキル、チームスキルが必要です。
プレータイムが欲しい!そう言って与えられるものではない。勝ち取るものです。
選手は誰だって試合に出たいし、コーチはみんなを使いたい。ブースターさんたちもみんなの活躍を見たい。
それは当然です。
しかし、競技スポーツとしてバスケットをしている以上、勝ち負けに拘ります。そしてそれ以上に良いチームであることに拘ります。
それに見合った選手にのみプレータイムは与えられます。
極端に言えば、それに見合った選手が5人しかいなかったら5人で戦います。
それを理解して選手たちは日々努力しています。いろんな想いもある中で、チームのために、プレータイムを勝ち取るために必死で努力します。
だからこそ、コーチはその評価には慎重で、不公平が起こらないように最大の注意を払わなければなりません。
これもまたチームが1つになる、良いチームを作るために必要で最も重要だと言えるポイントですね!
次節は西宮戦です!
会場はグリーンアリーナ!僕にとっては懐かしい場所です😁
グリーンアリーナの1つ奥の駅には僕の母校、流通科学大学があります。
1つ手前の駅には大学時代の寮があります。(寮生活が嫌すぎて1年も経たずに寮を逃げ出しましたけどね😂)
グリーンアリーナの前の道は、大学への通学路でした。その道でのしょーもない思い出はいくつかありますね😅若気の至りってやつです😁
グリーンアリーナの周辺をなんだかんだと4年間過ごしました。
こんなことはどーでもいいですね!
今回もめちゃくちゃ長くなってしまいました。。。すみません!
今回も最後まで読んでいただきありがとうございます!
それではまた次回!!
質問などあれば、コメント、twitter、facebookでいつでもご連絡ください!
*このnoteに書いている内容は、僕のバスケットの考えなので、バンビシャス奈良のバスケットとは一切関係ありません。