習慣の面白ポイントその3:継続が凡人の競争戦略
こんにちは、習慣づくりサポートサービスのCoachatのやおっちです。習慣作りAdvent Calendar 22日目は習慣づくりの意義についてです。
前回に続き、「なぜ習慣づくりが重要なのか、重要だと思っているのか(why)」を、個人の競争戦略としての習慣という点からお話します。
(タイトルの凡人というのは天才ではない人というニュアンス、つまり自分も含むほぼ全ての人を指しています)
能力の高さ = 初期値 + 成長速度 x 投下時間
ゲームっぽい表現になりますが、個人のある能力の高さはおおまかに「初期値 + 成長速度 x 投下時間」と表現できます。ゲームなら初期値の高いキャラはえてして成長速度は低いので「低レベルの時は強いが後半では使えない」とか、逆に「最初は弱いが頑張って成長させると最強になる成長速度の高いキャラ」とかいますよね。
ある領域で高い能力を達成することを考えたとき、それぞれのパラメタは以下のように整理できます。
習慣は3つ目の「投下時間」を最大化するための仕組みだと考えています。
投下時間はさらに「1日あたり取り組む時間 x 取り組んだ日数」と分解できますが、前者の「1日あたり取り組む時間」は24時間という上限があるのでそこまで振れ幅は出せません。一方後者の「取り組んだ日数」、つまり「どれだけの期間続けるか」は大きな差をつけられます。1ヶ月で見切りをつけたり飽きたりして辞めた人と、10年続けた人ではかけた時間として100倍以上の差がつきます。
このかけた時間というコントローラブルかつ振れ幅も大きい変数をいじる手段として習慣が効果的だと考えています。意志の力を消費し頑張って長く続けるのは大変ですが、工夫を通してやりやすい環境を作り習慣にしてしまうとやらない方が気持ち悪いので、楽に長く取り組めるようになります。
「小さなことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただ一つの道」
これはイチローが2004年にメジャーリーグ年間安打記録を破った際の記者会見で出た言葉です。
スタートアップの世界でも「成功するスタートアップは一夜にして成功する。ただし、その一夜というのは大抵の場合 1,000 日目から 3,500 日目の間のどこかに起こる」という話があります。
とんでもないところに立っている人を見ると初期値や成長速度、幸運などのコントロール不能な要素に理由づけし安心したくなりますが、一発逆転のミラクルを探すことに時間をかけるよりは、今できる当たり前のことを当たり前ではない期間続ける方が凡人でもうまくいく確率の高い戦略だと感じています。
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(追記:2021/12/12)これまで習慣づくりのお手伝いをしてきてわかったことを踏まえ、現在Coachatではサービスのリニューアルに取り組んでおります。そのため新規のサポート受付を停止しています。申し訳ありません。
リニューアルの情報やサービス再開についてはメールでお伝えしていく予定です。興味のある方はメールアドレスを登録していただけると嬉しいです。
(追記ここまで)
以上、習慣づくり Advent Calendar 23日目は凡人の競争戦略としての習慣という話でした。こうした習慣にまつわる話に興味がある方はこのnoteやTwitterアカウントをぜひフォローしてください😊
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