人が道に迷うとき ー 迷ってばかりだったあの頃の自分の課題について
『迷うってことは、
現在地がわかっていないからなのかもしれない。
現在地さえわかれば、
あとは行き先を決めればいいのだから』
夏休み最終日の朝
珍しく早く起きていた娘に起こされて、
ぼんやりとした頭でリビングに向かいながら
そんなことを考えていた。
どうしてそんなことを考えていたのかは
思い出せない。
起きる前にみていた夢が関係しているのかもしれない
(というか、たぶんそうw)
普段ならこのまま忘れてしまっただろう、
寝起きの、ぼんやりとした心のつぶやきだったのだけど、
今朝のそれは寝起きなりになんだか妙に納得感があってw(←なにそれ笑)
朝ご飯をつくりながら、
しばらく自分の心のつぶやきwについて考えていた。
そういえば、
子育てにも、自分のキャリアにも迷ってばかりだったあの頃は、
自分の現在地が全然みえていなかったもんね、と。
当時はそうとは全く気づけていなかったけれど、
たしかに、いろいろ迷っていたのは
現在地がわかっていなかったからなのかもしれない。
だって現在地がわからないということは、
どこに向かって、どうやって歩きだせばいいのか、わからないのだから。
そういえばリアルに道に迷うときもそうだもんなぁ。
というのも わたし、
仕事ではじめての場所に向かうことが結構あるのでスマホのマップが欠かせないんですけどね、
もともと方向音痴だから、マップを見ながらも、
え、自分が向いている方向どっち?そもそもわたしのいる場所どこ?ってスマホをくるくるしちゃうことがよくあってww
目的地までの道のりは示されているのに、
自分が今どこにいて、どっちの方向を向いているのか、という現在地がわからないのが一番焦るんですよねー、
わからないと歩き出せないから。
だから、わかったときはいつもすごくほっとします。
現在地がわかれば、あとは進むべき道を急げばいいだけ、なのだから。
(そんな感じで迷いがちなので約束の時間にぎりぎりになってしまうことも多くて、、わかったとたん走り出すこともしばしばなんですけどね 笑)
人生においてのテーマはいろいろあるけれど、
子育てもパートナーシップもキャリアもぜんぶ、
「迷ってどうしよう」と困憊しないためには、リアルの道の話と同じで、今の自分について知ること(自己認識)が鍵なんだろうな、と思ったりしています。
自分が今いる場所=現在地がわかっていない状態というのは
思ったより不安で不安定だから、
これまでわかっていない、みてこれていなかった自分に気づき、
現在地を知ることだけで、すごく安心するもので、
それだけで『迷っている』という状態から脱せたようにすら思える。
そう思うと、
迷ってばかりだったあのころはわたしは、
どこにどう向かうかって、行き先に向けてばかり悩んでいたつもりでいたけれど、実は目を向けるべきはいまそこにいる自分であって、自分のいる場所がみえてないことが不安でつらかったんだなぁ。
自分の立っている場所がわからなくて、まっくらで、
だから自分の足で立てているようにも思えなかった状態から、
自分の現在地(今の自分のほんとう)を知れて、
自分のいる場所に立てた、と思えた
当たり前のようで当たり前でなかったそのことに、
あのときとても安心したのだから。
*
じゃあ、
自分のこと知っているつもりでみえていなかったあの頃のわたしは、
そのことにも気づかず、どうやって生きていたのか、ということについても考えたんですけどね。
あのころは自分の足では立てていなかったのだけど、
がちがちの鎧をまとうことで無理矢理、でも一生懸命に、その場にいようとしていたように思う。
でも、その内側にいる自分は
足もついていなければ
その場もまっくらでみえていないから不安定、
どの状態はとにかく不安だから安心をしたくて、、
安心したい、とか、認められたい、という気持ちから
向かうことに決めた目的地こそ
自分のやりたいこと、行きたい場所だと信じ、
そこ向かおうとするんだけど、進めない。
なにしろ、まとってる鎧は重いからね、
そりゃあ なかなか思うようには進めないわ、
ということが起きていたのかもしれないね、と思う。
厄介なのは、そんな状態だということには
自分では気づきにくいということで、
あのころはなんで進めないんだろう、って本気で悩み、
進めない弱い自分が残念で、嫌いで、自分を責めてばかりだったなぁ。
だからもし、あのころのわたしみたいに
行きたいところがみえているのに、どうしてか進めない、
ということが起きている人がいるならば、
今いる場所に自分の足で立てているのかどうか、や
自分の認識している現在地は「ほんとうにそうなのか」について
疑ってみてもいいのかもしれないね、と思う。
今いる場所がみえて、
そこにたっている自分のことが今より深くわかったとしたら、
行きたい場所や目的地も、今とは変わるかもしれないけどね^^
わたしも、これからもまだまだ疑って、
気づきながら、一歩一歩進んでいこうと思っています。
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出会えてよかった、と心から思っている
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