見出し画像

“やりたかったこと”“いつかはやりたいこと”で心を埋めてしまわないように

社会人になってから、インテリアデザインの専門学校に通ったことがある。


毎日遅くまで残業が当たり前で、わたしなりに、めいっぱい忙しく仕事をしていた、20代の頃の話だ。



当時は念願だった一人暮らしをはじめていて
自分だけの空間に好きなものを少しずつ揃えることが嬉しくて、

休日といえばインテリアショップを見てまわり、あの頃大好きだったミッドセンチュリーのインテリアを眺めるのが(なかなか手は出せなかったけど)、楽しくて幸せだった。



そして思うようになった。

わたしのやりたいことって、
これだったんじゃない??って。



仕事がつらくて仕方なくて、ほかの道を見つけたかった、というのもある。
(というか、今思えばかなりそれが大きい)


でも、やらなければ後悔する!
やるなら今しかない!


と思う気持ちが抑えられなくなったわたしは、
ほぼ勢いで、(ろくに調べもせずに)、
インテリアデザインの専門学校の
週末だけの社会人クラスに通う手続きをした。

週末だけ、といっても、
その学費はわたしにとっては大金で、

おかげでボーナスや貯金も底ついた。

今思えば、
よく踏み切ったなぁと思う^ ^


で、どうだったかというと。



まあーー 辛かった!!笑

通うのは週末だけとはいえ、
課題はなかなかにハードで、
週末だけでやれるわけない。



平日仕事から帰ってから
ほぼ泣きながら(当時付き合い出した夫も巻き込み笑)、なんとかやるべき課題はこなした、
というか提出はした、けれど、

とにかく辛かった。。


そこでわたしは知ったのだ。


これはわたしにはできないんだ、

ということを。


できない、といえるまで、やったのか?
といえば、そうとはいえない。

両立が大変だった、というのもある。

でもその、
やりたかったけどできなかったこと、の

できない、を、できるようにしたい!
とまでの情熱をもてない自分も知ったのだ。



結局、清水の舞台から飛び降りる覚悟での
投資の対価は、

資格がとれたわけでなければ
目に見える成果もない、


できないということを知ったこと、

だった。


それにしちゃあ
ちょっと高すぎる投資だったし笑
もっとよく考えたらよかったよね、
と思わなくもない。


でも、

あのときのわたしにはあれしか選べなかったのだから、そうすることがたぶんあのときの最善だったのだ、と、今も後悔はしてないし、



当時も不思議なくらい、
清々しかった。





やってみなければわたしは一生、

自分にはできるかもしれない、
できたかもしれない、

を抱えて生きることになったと思うから。


それを自分の中から外すことができて、
それが占めるはずだった自分の中のスペースをあけることができた。

それが清々しさの正体で、
わたしにとっての投資の価値だったのだ。


人は、
やりたい、と思った時点で、
自分にはできるはず、
と心のどこかで思っているものだと思う。



いろんな背景から
自分には無理だ、って決めたり
ブレーキかけてしまう場合もあるけれど、
やりたい、って思う時点で、
心の奥底では、できる自分を描いてる。


だって、
やれると思えてるものでないと描かない。


わたしの場合、
どんなに感動しても素敵だと思っても
歌手やオリンピック選手になりたい!が、
芽生えたことがないように。



そして、そのやりたい=やれると
思ったものは、


潜在的であっても、
心にとどまってしまうんだと思うんですよね。

期待や、望みとして。

自分の中のスペースを占めたままに。



だからそれをなんとかするためには
どこかでアクションを起こさなければ
いけないんだろうな、と思ってる。



仕事にしなくてもいい。
人に誇れる成果を出せなくてもいい。


小さくでも
その望みに応えてあげて、

やれた、でも
やれなかった、でも
自分が納得できるように。



だからわたしは、
やりたいもの、気になるものは、
どうせどうにかしなければいけないのだから
可能な限り、やりたいと思ってる、

そしてそれは早い方がいい。




ちなみにやりたい!(やれる!)
と思ってやってみて、想像以上の奥深さを知ったのがコーチング なんですけどね。


でも諦めたくないと思った。


だから、
そこで停滞しないように、
そこから進み続けるために、
コーチとして仕事をするようになった今も
学び続ける。

そのために
必要だと思うこと、
やったほうがいいと思うことは、
やっぱり、やるのだ。

どうせやるのだから。



そうして、ちょうど一年前、

たまたま出会い、
自分にはこれが必要なのかも、と思って
即申し込んだのが
ライティング・ライフ・プロジェクト

↑参加を決めた一年前のわたし、よくやった!^ ^

このプロジェクトに参加したことで、
わたしの中の固まりをいろいろ解かす
ことができたのだから。

やっぱり、
やりたいと思ったものは、
やった方がいいんだな。

そうやって少しずつ進んでいけるのだから。

**

ライティング・ライフ・プロジェクト、
次期の募集を開始しました!

〜新しい年を
今より軽やかに進んでいくために〜


どなたかにとってのきっかけになれたら
とても嬉しいです。
超応援したいと思っています!^ ^


***


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?