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過去に感謝、なんて無理にしなくていい。

写真は2023年の男子ラクロス
世界選手権サンディエゴ大会
開会式にて。


今回はパリ五輪前に
世間を騒がせた
とある事をきっかけに
思う事があったので
書いてみました。

結論としては

死ぬほどつらい思いをした時期に
心の支えとなってくれた人達は
終生の友人となる
可能性が高いよ。

だから、出来る限り
大切にしなさい。

という事です。

困った時に相談しても
他人を変えることが
出来ないんだから
自分が変わるしかない
との賜り、
自分は全く変わらなかった人

辛い事を知っていながら
見て見ぬふりをして
何の助けもくれなかった人

しんどい時期に
勇気をもって相談した後に
相談した内容を
バラしてほしくない人に
ばらしていた人

実際に言われて、
もしくは実際にされて、
正直言って本当に
この世から消えたくなりました。

"なんで今そんな事すんの?"
"なんも悪い事してへんやん?”
被害者意識の高い妄想かも
知れませんが、

2018‐2023年という
この長い長い時期は
本当に心身ともやばかったです。


過去に感謝する無理に必要はない


最初に書きたいのは

暗い、そして永遠と
思えるぐらい
長く辛かった
不遇の時代を経て

"あの時期があったから
今の自分がある"
みたいな事は一切
思っていないです。

今巷では"過去の辛かった事に
感謝しよう"みたいな
短絡的な考え方が
溢れかえっています。

でも、心身が壊れる寸前の、
もしくは壊してしまった
辛い事なんかは

本来ない方が
良いに決まっています。

ですが、人生において
辛い事は必ず起きます。
生きていく上で
これは避けて通れない道
だと思っています。

だったら最終的には
ポジティブに
受け取った方がいい、
その考え方はわかる。

ただ、だからと言って
十分な心の整理整頓を
経ずに一足跳びで
感謝するだけの
マインドセットは
短絡過ぎると思っています。

メンタルヘルスの事を
少し勉強すればわかりますが、
整理整頓をしない心は
後々必ずどこかでぼろが出る
時限爆弾のようなものです。

では、不遇の時期を
自分がどう過ごし、
どう脱出したのか?

そして、その後は
どう過ごしているのか?
を書いていこうと思います。

先ずは心を支えてくれた人との
再会を書いていきます。

心のオアシスとの再会

2024年7月、
私はバンコクにいました。
日本から初めて海外旅行をする
友人と数年ぶりに会うためです。

香港からバンコクの空港へ
朝10時に着き、税関審査を
問題なく通った後は
タクシーを外で待っていました。

東南アジアの夏は本当に
午前中でも蒸し暑い。
待っているだけで
汗が噴き出てくる。

でも、不思議と嫌な気持ちには
なりませんでした。
今日は最高の友人と
会える日なんですから。

ビールを早く飲みたい
気持ちを我慢して、
タクシーに乗り込み
バンコクの都心へ。

ホテルに荷物を預け、
床屋で髪を切り、
少し買い物をしてから
チェックインを済ますと
部屋でシャワー浴びて、
ビールを飲みに
ホテルのバーへ!!

お先に失礼します。笑

いやぁぁぁああ!
生きてるって素晴らしい!!
本当にあたし生きててよかった!!!
(By ブルック、One Piece 笑)

こんな最高の時が来るとは!
日本にいた時には本当に
考えられなかったです。

しかも、もう数時間すれば
会えばいつも癒してくれた友人と
会える!本当に最高です。

アニメや漫画という
共通の趣味を持ち
彼のハッキリとものを言う

ニヒルなユーモアに
自分はいつも笑い、
救われていました。

旅のハイライトは
ストリートフードの屋台で
飲み食いしていた時の会話が
最高でした。

一緒にいるだけで楽しい。
敬意は払うけど
気を使わなくても大丈夫な
彼は本当に最高の友人です。

不遇な時期を過ごしている人は
そんな心のオアシスを
どうか見つけて欲しいです。

不遇の時代をどう過ごすか?

自分が不遇の時代を過ごした
日本での5年間では

気晴らしのために
外を走っている時に
音楽を聴いていました。

体を動かしている時は
ポジティブでいられる。

そんな時に家に帰る途中、
必ずと言っていいほど
聞いていたのが

One Pieceでブルックが
スリラーバークで
麦わらの一味に
仲間入りする際のセリフです。

モリヤを倒した後、
失った影も戻り、

宴会中にルフィーとの
会話の中で50年以上も
ラブーンが彼の事を
待っていてくれている
ことも分かりました。

一味に入る前に
彼は今までの人生を振り返り
感極まってピアノの演奏を止め
男泣きと共に彼は叫びます。

"わたし生きててよかったぁぁぁ!!
本当に生きててよかったぁ!
今日という日がやってきたから!!"

もうね。走りながら
泣きじゃくりましたよ。
当時35とか37歳にもなる
おっさんが、毎回。

(このシーンが見たい方は
One Piece シーズン3、381話です。)

いつかこのセリフを
言える時が来る。
だから今は耐えろ、
そして動き続けろ
と自分に言い聞かせていました。

と、同時に頭には
こんな事もよぎります。

"ずっとこのままやないんかな?"
そんな不安もありました。

この期間のストレスは
大変なもので体に現れていました。
症状としては以下のものです。

1)五大湖のような大きな脱毛円形症
(今でもストレスが溜まると
簡単に脱毛円形症になってしまいます。)
2)謎の耳鳴り
3)週に1回は金縛り
(2022年の12月は
一晩で3回金縛りにあいました。)
4)体に原因不明のできもの
5)体温が高くなるとアレルギー反応が起こる
6)皮膚にアトピーのようなものが出来る

などです。

極めつけは
5つのプロチームの
面接を受け、
そのすべてから不合格の
通知を受けた1週間後、

ふとした瞬間に膝から
崩れ落ち大声を上げて
泣きました。

本当にどうしていいかわからなかった。
全力を尽くしたはずなのに
全力で動いていたはずなのに

今まで自分の人生を変えるために
やってきたことが
全て否定された、
そんな時期でもありました。

正直自分の命を絶とう
と思った時も
何度もありました。

それ位途方に暮れていた。

そんな時に
心のオアシスとなったのが
上記の友人であり、

ラクロス男子日本代表での活動です。
この活動のおかげで自分は
精神がどうにか保てました。

明確な目標がある事のすばらしさ

スポーツの場合は
何年の何月何日
この場所でこの時間に
この相手と試合がある。

という明確な事が
分かっている。

そこがスポーツが持つ
素晴らしさ、
人生を豊かにしてくれる理由の
一つだと思っています。

無限に続くようなつらい時期の中、
この有限である情報は
つまり、世界大会が
いついつにあるという事実は
本当にありがたいです。

なのでいつ終わるともわからない
不遇の時期が続く時は
有限の目標を持つことが大事なんだ、

と思います。

この時期が来ればこれは終わる。
終わるから何かが始まる。
そう思えるきっかけになります。

出来るだけ縁を繋ぎなさい

最後にポイントとなるのが

縁を繋ぎとめておくのは
出来るだけ”でいいです。

辛い時期を過ごしてくれた
恩人ともいえる人たちに対して
もちろん感謝はするし、
礼節を尽くし、
尊敬の念は持つけれども、

横柄な態度や
自分の尊厳を
傷つけるような事を
されてまで縁を
繋ぎとめておく必要はない

という事です。
つまり、

良い事をした人が
してあげた人を
馬鹿にしたり、
見下す権利はない


という事です。

もし万が一お世話になった方々が
そういう事をされた際は
十分な熟慮と十分な時間を過ごして

静かにフェードアウトしましょう。
つまり、徐々に縁を
切っていくことです。

多分気づきもしないか
気づいても何も言ってきません。

何か思われても、

”あんだけしたったのに
薄情な奴やな。
もう二度とあいつとは会わへん。”

と思われるだけです。
正直、こちらはもう
会いたくもないですしね。

不義理・不忠と
思われるかもしれませんが
自身のメンタルヘルスを
守るためには大事なことです。

感謝と尊敬はしつつも
傷つけられることだけは
避けましょう。

私も駆け出しの時に
命を救って頂いた
大恩人の方がいますが

自分が立ち直った姿を
見せようと少しいい感じの
服を着て、お会いした時には
”そんな恰好つけんでええんや、
そんなんいらんわ。”とか

ソーシャルメディアで
共通の知人が投稿した動画での
コメント上のやり取りでも
”お前はそんなんやからあかんねや”
みたいなことを書かれました。

また直接お会いした時も
礼節を尽くし尊敬の念をもって
腰は低くしていたつもりでも
”もっと俺にフランクにでけんのか?”
とダメ出しをされます。

恩義もある、
尊敬もしている。
でも、何をやっても
どうやっても
どれだけ礼節を尽くしても
結局はダメ出しをされる

こんな状況になった場合は
残念ながら徐々に
離れていきましょう。

この方と会う時には
常に敬語にしていますし、
礼儀は欠かないようにしています。

だって何をやっても
ダメだしされるなら
礼儀を尽くしておいた方が
ましですから。

最後に

不特定多数の人が読む
noteには書けないようなことも
もちろんあります。

ですが、これだけは書けます。

歩みを止めなければ
不遇の時代は絶対に終わります。
歩くのも無理であれば
這ってでも前に進みましょう。

ちょっとずつででもいいです。

悪い時間の終わりは
楽しい時間の始まりです。
不遇の時代が終わった後は
素晴らしい景色が待ってますよ

そして、自分の一番好きな歌手、
布袋さんで締めたいと思います。


素晴らしい人生にしましょう。
やってやったんだ、という
人生にしましょう。

お先に失礼します。笑






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